あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

野良猫の子・・・

2016年08月08日 | 日記

 

近所に猫好き(?)な女性がいて、野良猫に餌をあげている。

先日、その家の前を通ったら10数匹の猫が庭にたむろしていた。

避妊などの対策をせず野放しなので野良猫の数が年々増える一方。

私が一番つらいのは痩せこけ衰弱した子猫を見かける時。

生まれて間もない子猫がひょろひょろとうちの敷地内を歩くのを

見かけると胸が痛む。

うちには猫嫌いの犬がいるので猫は飼えない。

犬派、猫派と聞かれたら私は犬派。

猫を飼った経験がないので子猫を育てる自信もない。

しかし、幼気な子猫の衰弱している姿を目の当たりにすると

心中、穏やかではいられない。

2ヶ月くらい前から白いかわいい2匹の子猫がうちの庭に

良く来るようになった。母猫が常に一緒にいて見守っていた。

しかしこの暑さ、餌もろくに手に入らないのだろう。

母猫も子猫もみるみるやせていった。

それを見るのが辛かった。

中途半端にえさをやれば、私も近所のその女性と同じになる。

野良猫を増やす一助となるだろう。

昨日、うちの庭の枝垂れモミジの下にいつものように

子猫が来ていた。母猫はいなかった。

写真を撮ろうと近づくといつもなら逃げていくのに

子猫が動かなかった。

小石を近くに転がしてみたが動かなかった。

ショックだった。これ以上、近づき、現実を見る勇気はなかった。

夫にそのことを伝え行ってもらった。

やはり子猫が1匹死んでいて、夫はうちの墓の横に穴を掘って

埋めたと言う。

悲しくて家の周りをふらふら歩いていたら

母猫が1匹で(子猫を連れずに)うちの畑に横たわっていた。

喪失感と非力さを感じているように私には思えた。

もう1匹の子猫がその後いつもの場所(枝垂れモミジの下)に

やってきた。やせ細ったいたいけな子猫・・・。

この子猫の死んだ姿を見たくない!

思わずシーチキンの缶詰をあけて庭に置いた。

子猫がむさぼるようにそれを食べた。

私が初めて野良猫に与えた餌・・・。

 

この現状をどうすればよいのか・・・。