あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

伯父(父の兄)

2019年05月14日 | 日記

 

昨日の朝、何気なく見ていた新聞に伯父(父の兄)の名前を見つけた。

県ねんりん民謡大会の80歳以上の部で1位になっていた。

伯父は50代で民謡を始め、数々の大会で優勝し

民謡教室を主催していた。

なので伯父が民謡が上手い事は私も十分認識していた。

しかし、今回、驚いた。

伯父は今91歳。

寄る年波には勝てず、声量も低下して、指導はできても

こういう大会に自らが出場することは無いだろうと

私は勝手に思い込んでいた。

負けん気の強い伯父、大会に出て思うような結果が得られなければ

プライドが傷つくことになる。

もうそれはないだろうと思っていた。

その伯父がなんと大会に出て優勝!

80歳以上の参加者が伯父ひとりという訳ではない。

新聞には6位までの名前が出ていて、次いで優秀賞2名、努力賞2名の

名前もあった。

授賞を逃した他の参加者もいたのではないかと思われる。

80代の部という年齢枠の中では、80歳になったばかりの

より年齢的に若い人の方がまだ体力があり声も出て有利では

なかろうかと推察される。

なのに、そういう計算もなかったのか(?)

91歳で負けん気を出して出場し、その結果、優勝!

このチャレンジ精神をすごいと思った。

用心深く生きている人はこういうことはしないだろうと思う。

向こう見ずにチャレンジしたからこそ得られた喜びがあると思う。

伯父の快挙に拍手を送りたい。

 

※祖母が存命中、伯父と祖母は、常にお互いを批判し合っていた。

いわゆる犬猿の仲状態。

伯父は老いても矍鑠としている自分の母親を

「ボケると可愛げがあるんだけどボケもしないで・・・」とよく言っていた。

傍から見たら似た者同士。

似ているがゆえに反発しあっていた。

その伯父が91歳というあのころの祖母の年齢に追い付き

未だボケず、まだ若いものには負けられない

とチャレンジしている。

伯父の祖母に対する過去の発言など思い起こすとちょっと笑える。

 

 

その負けん気が元気で長生きの秘訣かもしれないなと思う。

高齢者よ、負けん気を出せ!

(↑「少年よ 大志を抱け」クラーク博士のモジリ)