既存の抗菌薬がほぼ効かない海外発の強力な薬剤耐性を持つ大腸菌などの腸内細菌が、国内で増えつつある。国立感染症研究所(感染研)によると、検査を始めた2017年は13例だったが18年は42例。確認された地域は、1年間で6都県から16都道府県に広がっていた。
分析した耐性菌は、抗菌薬の「最後の砦(とりで)」とされるカルバペネムが効かない腸内細菌科の菌のうち、薬の成分を壊す酵素をつくる海外型の耐性遺伝子を持つタイプ。国内で使える抗菌薬がほとんど効かないことが多い。
今回見つかった計55例のうち、渡航歴がないか不明なのは4分の3の41例。健康な保菌者からもらっている可能性もある。「感染経路は不明だが違うステージに入ってきたようだ」と感染研の菅井基行・薬剤耐性研究センター長は話す。
薬剤耐性があってもなくても、腸内細菌科の大腸菌や肺炎桿菌(かんきん)は人のおなかにいて普段は無害だ。抵抗力の落ちた人では、肺や血液に入ると重い感染症を起こす。その治療で、重要な切り札となるカルバペネムが効かないことが世界的な問題になっている。
欧州疾病対策センター(ECDC)が18年に出したリスク評価によると、カルバペネム耐性の腸内細菌科細菌(CRE)で起きた重い感染症の死亡率は30~75%。血液に細菌が入る菌血症では50%を超える。米疾病対策センター(CDC)は「ナイトメア・バクテリア(悪夢の細菌)」と呼び、最も脅威の高い耐性菌に位置づけている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191215-00000003-asahi-soci
薬剤耐性菌で年8000人死亡 国内初推計 抗生物質使い過ぎに警鐘
抗生物質(抗菌薬)の効かない「薬剤耐性菌」によって平成29年に国内で8000人以上が死亡したとの推計を、国立国際医療研究センター病院(東京)などの研究チームが5日まとめた。耐性菌の死者数を全国規模で調べた研究は初めて。代表的な2種の耐性菌を調査した。
耐性菌は抗菌薬を正しく使っても発生するが、使い過ぎによって生まれやすくなり、拡大が加速される。近年、耐性菌による死者の世界的増加が指摘されていた。日本でも深刻な影響を及ぼしていることが明らかになり、抗菌薬の適正使用など対策の徹底が求められそうだ。
チームが調べたのは、日本で検出の多いメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とフルオロキノロン耐性大腸菌。全国の協力医療機関から集められたデータを基に、菌が血液に入り込んで起きる病気で、耐性菌による死亡の主要な原因と考えられている菌血症の患者数を算出し、死者数を推計した。この結果23~29年の死者数は年約7400~8100人に上った。
風邪とかで処方される抗生物質も飲みきらないと耐性菌が発生するらしいね(´・ω・`)
そう、もう何も効かない。気合で治すほうが良いのかもね。
カルバペネム耐性の腸内細菌科細菌(CRE)で起きた重い感染症の死亡率は30~75%。血液に細菌が入る菌血症では50%を超える。
怖いね。大腸菌で死亡とか・・・なんだかね・・・
今朝の血糖値です。110(mg/dl)です。まあ良いとしよう。生命線だな、インスリン。
病院検査でも「腎症貧血」も様子見に(´・ω・`)検査は、また来年だし。なんかねーーーーー。
また更新します。皆様もご自愛ください。
お祓いでも行ってこようか???(´・ω・`) 肝臓・膵臓・腎臓が良くなりますように!って。