「奇跡講座 マニュアル 序文」
教えることと学ぶことの役割は、この世界の思考では、実際に逆になっている。
この逆転は特徴的なものである。あたかも、教える者と学ぶ者が分離しており、
教える者が、自分自身にではなく学ぶ者に、何かを与えているかに見える。
さらには、教えると言う行為は、人が自分の時間のうち比較的わずかな間だけ携わる特別な活動であると見なされている。
一方、このコースは、教えるとはすなわち学ぶことであるから、教える者と学ぶ者は同じであると強調する。
また、教えるということは不断のプロセスであり、一日中あらゆる瞬間に行われており、
睡眠中の想念の中でも続いているということも、同じく強調されている。
教えるとは、手本を示すことである。
存在するのは二つの思考体系だけであり、あなたはいつでも、自分がそのどちらか一方を真実だと信じているということを、
手本として示している。あなたが示す手本から他の者が学び、同じくあなたも学ぶことになる。
問題は、あなたが教えるかどうかではない。
それについては選択の余地がない。
このコースの目的は、あなたが何を学びたいかに基づいて何を教えたいかを選択できるように、そのための手段を提供することにあるとも言える。
あなたは他の誰かに与えるということはできず、自分自身に与えることができるだけである。
そしてこのことを、あなたは教えることを通して学ぶのである。
(後略)
そのような感覚は私にも記憶があります。
しかし、その感覚を超えたところで
すべてを知っている自分も確かにいて、その自分が奇跡講座の声に降参してひれ伏すようになっていきました。それについては感謝しかありません。