りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
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渡辺淳一『冬の花火』読後感想

2020年02月04日 |  小説 読書
令和2年2月4日(火) 


昨日からの大雪で
わが地域、30センチは積もったでしょうか。
1時間も雪かきです。


朝シャワーして汗を流すほど 疲れた~




○○郵便局の「仔ヒツジ文庫」から借りてきた
渡辺淳一作『冬の花火』 読み終えました。




昭和29年春 
戦後の歌壇にすい星のごとく現れた『乳房喪失』の歌人
帯広市生れの 中城ふみ子

恋に落ち 乳がんを病む肉体におののきながらも
性の深みに堕ちて行き 
31歳の若さで亡くなった
中城ふみ子の生きざまを書いた作品


短歌 『乳房喪失』
中城ふみ子が、自分から言い出した題は『花の原型』

年々に滅びて且つは鮮しき花の原型はわがうちにあり

花とは乳房そのものと名付けたそうですが、
東京の出版社から出る段になって
『乳房喪失』と題をつけて発表されたのですね。

もゆる限りは人に与えし乳房なれ癌の組成を何時よりと知らず

救ひなき裸木と雪のここにして乳房喪失のわが声とまる



女 中城ふみ子を覗きました。

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