今回観た『天空の蜂』は,東野圭吾さんが原子力発電所を題材に1995年に発表した同名の小説を,堤幸彦監督が映画化したものです。
時は,阪神淡路大震災後の1995年8月に,自衛隊用の大型ヘリ「ビッグB」が何者かにより遠隔操作され,福井県にある原子力発電所「新陽」の真上にホバリングさせ停止します,
その犯人は「天空の蜂」と名乗り,国内すべての原発を廃棄するよう要求し,従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言します。
堅く見ると,原発問題を投げかけたり,社会と人間の在り方を問う作品のように感じますが,私は犯人も含めて愛が全て作品の中に1本通っている感じで,人間としての愛,親子としての愛,夫婦としての愛を問うているのではと思いました。
最後には,東日本大震災直後のシーンは原作にはないのですが,向井理さんの真剣で凜々しい顔つきとともに,最後まで愛を感じる良い映画になっていたと思います。
『天空の蜂』(その1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/28d03ce8c463495ff8b34db761b4a06b.jpg)
『天空の蜂』(その2)
時は,阪神淡路大震災後の1995年8月に,自衛隊用の大型ヘリ「ビッグB」が何者かにより遠隔操作され,福井県にある原子力発電所「新陽」の真上にホバリングさせ停止します,
その犯人は「天空の蜂」と名乗り,国内すべての原発を廃棄するよう要求し,従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言します。
堅く見ると,原発問題を投げかけたり,社会と人間の在り方を問う作品のように感じますが,私は犯人も含めて愛が全て作品の中に1本通っている感じで,人間としての愛,親子としての愛,夫婦としての愛を問うているのではと思いました。
最後には,東日本大震災直後のシーンは原作にはないのですが,向井理さんの真剣で凜々しい顔つきとともに,最後まで愛を感じる良い映画になっていたと思います。
『天空の蜂』(その1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/28d03ce8c463495ff8b34db761b4a06b.jpg)
『天空の蜂』(その2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/c8/fec5227e8b0e1c3133485ecda10795de.jpg)
作者や監督の意図が観覧者どのように伝わるのでしょう
nowhappyさんのように
自分も「天空の蜂」観ましたよ。
いい映画ですよね。
出演者の演技力や映像の迫力に引き込まれました。
そのうえ原発の問題点をしっかり指摘していると思いましたよ!
ちょっと前までは,まさに原発が全て停止していましたので,原発の問題の提示的にも,東野さんが20年前に書いたということは,凄いと思いました。
だからこそ人間愛が必要だったのでしょう。
テレビでは観ることの出来ない,迫力と俳優人の真剣さを画面いっぱいに感じる映画でした。
やはり原作も良いのでしょうが,このような良い映画を又作っていって欲しいものです。