気ままな歳時記(その2)

気ままな歳時記の続編です
Sonyα6500とRX100M7で撮った写真で,日々の事や昼飯を気ままに綴っています

映画『天空の蜂』

2015-10-15 21:02:50 | ときどき映画
 今回観た『天空の蜂』は,東野圭吾さんが原子力発電所を題材に1995年に発表した同名の小説を,堤幸彦監督が映画化したものです。

 時は,阪神淡路大震災後の1995年8月に,自衛隊用の大型ヘリ「ビッグB」が何者かにより遠隔操作され,福井県にある原子力発電所「新陽」の真上にホバリングさせ停止します,

 その犯人は「天空の蜂」と名乗り,国内すべての原発を廃棄するよう要求し,従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言します。

 堅く見ると,原発問題を投げかけたり,社会と人間の在り方を問う作品のように感じますが,私は犯人も含めて愛が全て作品の中に1本通っている感じで,人間としての愛,親子としての愛,夫婦としての愛を問うているのではと思いました。

 最後には,東日本大震災直後のシーンは原作にはないのですが,向井理さんの真剣で凜々しい顔つきとともに,最後まで愛を感じる良い映画になっていたと思います。

 『天空の蜂』(その1)


 『天空の蜂』(その2)
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4 コメント

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最近の映画 (外野の住人)
2015-10-16 07:00:09
昔ならありもしない話のようですが、現代はもしかしたら、というような内容みたいですね
作者や監督の意図が観覧者どのように伝わるのでしょう
nowhappyさんのように愛を感じてくれればいいのですが……
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Unknown (神崎和幸)
2015-10-16 17:20:28
こんにちは。

自分も「天空の蜂」観ましたよ。
いい映画ですよね。
出演者の演技力や映像の迫力に引き込まれました。
そのうえ原発の問題点をしっかり指摘していると思いましたよ!
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re:最近の映画 (外野の住人) (nowhappy)
2015-10-17 08:18:49
 外野の住人さん,コメントありがとうございます。
 ちょっと前までは,まさに原発が全て停止していましたので,原発の問題の提示的にも,東野さんが20年前に書いたということは,凄いと思いました。
 だからこそ人間愛が必要だったのでしょう。
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re:Unknown (神崎和幸) (nowhappy)
2015-10-17 08:21:09
 神崎和幸さん,コメントありがとうございます。
 テレビでは観ることの出来ない,迫力と俳優人の真剣さを画面いっぱいに感じる映画でした。
 やはり原作も良いのでしょうが,このような良い映画を又作っていって欲しいものです。
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