★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

スケルトンフナ

2010-07-15 | 自然観察(魚)
浮島ヶ原自然公園での展示のために用水路で魚捕りをしています。
そこで時々捕れるのが、透明な体をもつフナ。
えらぶたや腹が透けて中身が見えています。



時々こんなフナが発生するようですね。
ちなみに、普通のフナはこんな感じ。



全然違います。

まぁフナ自体が分類が再検討されて、どうも従来の分け方では分けられないということがわかってきた魚なので、こんなこともあるんでしょうね。
思い返してみれば、愛読マンガである「釣りキチ三平」にも、「宇宙ブナ」として登場したこともありました。
それだけ、いろいろなところで見られるようです。

水路はカダヤシだらけ

2010-05-08 | 自然観察(魚)
浮島ヶ原自然公園の展示のために水路で網をふることが多かったんですが、どこ行ってもカダヤシは多いですね。
メダカの住む水路は限られているなぁ、と実感してしまいました。

改めて生命力の強さを感じました。
特定外来生物になってしまうだけのことはありますね。

浮島のメダカ

2010-04-29 | 自然観察(魚)
浮島ヶ原自然公園でガイドの時には、メダカの生体展示もしています。
園内のカダヤシと比較して見てもらうためです。

並べてみると、違いがなんとなく皆さんにもわかるようです。
まぁ、慣れてきても水面の上から見て見分けるのは時々難儀しますが。

冬越しの個体たちなので、ちょっとヒレがぼろぼろな個体も多いです。
でも、メスはぷっくりと太ってきているので、今年もたくさん卵を産むでしょう。
子メダカで用水路がいっぱいになるのも、もうすぐですね。

さった峠の見つけもの その7 アンコウ

2010-04-02 | 自然観察(魚)
由比宿に降りてきて、宿場町を歩きながら路上販売のミカンを買って歩きました。

そんな中、魚屋さんで試食のサクラエビをいただいていました。そこで子どもの姿を見た魚屋のおやじさんが、おもむろにクーラーボックスを開けて見せてくれたのがこのアンコウ。
間近でみると、すごい面構えですね。

さっそく吊し切りでさばかれたようですが、浜価格を聞いてびっくり。
採れたてで、そんなに安いとは。
でも、買ってもさばけないよなぁ…

土曜に採集した魚 -スミウキゴリ

2009-08-25 | 自然観察(魚)
尾部の黒班が特徴…なんですが、ピンクの発泡スチロール箱に入れておいたら薄い体色になってしまいました。ウキゴリもこの川にはいるようですが、ウキゴリにある背びれの黒班が無いのでスミウキゴリとしました。


上から。
午後の採集では一番多く捕れました。
浅いところでもたくさん網に入ってきました。


マハゼと比べると扁平な頭だなと思います。
かわいい顔をしていますね。


真正面から撮ってみました。
普段横や上から見るので、真正面からだと違った印象を受けます。

かつては、ウキゴリ汽水型と呼ばれていました。
未成魚は、浮遊して泳ぐとのことです。いつか見てみたいですね。

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土曜に採集した魚 -ヌマチチブ

2009-08-24 | 自然観察(魚)
黒の体色に白い斑点が散りばめられたハゼです。
でも、色合いが悪いのか、ハゼ釣りでは「ダボハゼ」と呼ばれて外道扱いされることが多いです。食べると美味しいんですけどね。北陸のほうでは「ごり料理」として、他のハゼやウキゴリと一緒に佃煮などにされます。

チチブとの違いは胸びれ。ヌマチチブは、胸びれの黄班の中にオレンジ色の線があります。
両種とも川によくいる魚です。自分も子どもの頃よく釣りました。
見た目はかわいい(?)ですが、けっこう気性が荒く、他の魚と一緒に飼うとあちこち体をかじってしまうので、単独で飼うべき魚とされています。なので、釣りをすると真っ先にエサを食べてかかってくるわけです。


頭部をアップで見てみると、なんとなくどう猛さが伝わってくるような気がしますね。
ちなみに「チチブ」という名前、どうも「チチ」は男性の股間にあるものの俗語のようです。川で遊んでいて親しんでいた子どもたちがそう呼んだのでは、という説を唱えている人がいるようです。まぁ、上から見ればそう見えないこともないですが…。
一説には、「ハゼ」の語源も同じなのだとか。男の子の発想なんでしょうね。

この川では

2009-08-23 | 自然観察(魚)
NPO法人「ゆめ・まち・ねっと」が主催されている冒険遊び場たごっこパークへ遊びに来ている子どもたちが川に飛び込んで遊んでいます。自由に自分たちで遊びまくっていていいなぁ、と思いながら見ていました。

最近「川に近づかないように!」というポスターが学校にも送られてきます。
まぁ、それが廊下に貼られているわけですが、それを見るたびに、ちょっとそれは違うんじゃないかなぁと思っていました。
まずは思いっきり水辺で遊ばせてみて、どこまでが大丈夫で、これを超えたら死ぬ危険があるぞと体験することが大事なんじゃないかと思うんですよね。もちろん大人がきちんと見守ってあげることが必要なんですけど。
その経験が少ないのが、水難事故の原因の1つにもなりうるんじゃないかなんて思ったりします。
個人的には、日本は川があって海に囲まれている割には、大人を含めて「水で遊ぶ、水に親しむ文化」が、他の島国と比べると成熟していないように思います。ヨットやカヌーのようなフネに乗っていると特に感じます。

でも、これだけ思いっきり水で遊んでいる子どもたちがいるのを見ていると、まだ大丈夫なのかなー、この子たちが親になった時にたぶん子どもたちにこの面白さを伝えてくれるんだろうなと思いました。
(このブログの趣旨から脱線しましたね。でも、カヌーで下ったら面白そうだなと思いました。川から見る街って結構いいんです)


午後に魚採りをしていた時に、この女の子と仲良くなりました。そして、採集や撮影を手伝ってくれました。この場をかりてお礼を言いたいと思います。ありがとうね。
(元気に川遊びをしていますが、泳ぎはちょっと苦手とのこと。今日は一緒に入れなくてごめんね。今度会った時は泳ぎの特訓を…しなくてもいいか・笑)

↓冒険遊び場たごっこパークのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/yumemachinet/

土曜に採集した魚 -ヨウジウオ

2009-08-23 | 自然観察(魚)
まさに「爪楊枝」なヨウジウオ。
これでも魚なんですよね。一見すると枯れ枝のように見えます。英語では「パイプフィッシュ」と呼ぶようです。
口は細いし、体は硬いうろこで覆われていてガチガチだし、よくよく見ないと魚だと気が付かないかもしれません。


頭部のアップ。
つぶらな瞳をしています。

この魚、あのタツノオトシゴの仲間です。というか、タツノオトシゴがヨウジウオ科に属する、といったほうがいいでしょうか。
言われてみると、確かにごつごつした体の触った感じが同じです。
で、この魚、オスが腹部に育児のうをもっていてオスが卵を孵すんだそうです。こんな細い体で頑張るんですね。

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