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今月の雑草倶楽部 - 秋の野原に咲く小さなアサガオたち

2012-09-25 | 自然観察(植物)
毎月25日は、雑草倶楽部の活動日です。
(コスモス強化月間ですが、個人的にコスモスは園芸種だよなというイメージと、コスモスが「雑草」になってしまうと生態系にとってヤバいよ、という思いもあるので、あえて取り上げておりません~。すみません。)

今回は、秋の野原に咲く小さなアサガオたちを紹介します。
アサガオというと「夏」というイメージですが、野原では秋に咲き誇ります。



まずは白い花を咲かせるマメアサガオ。
蔓を伸ばしてたくさん花を咲かせています。



中には、ピンク色の花もあります。
品種のベニバナマメアサガオです。
淡いピンク色がかわいいですね。



ベニバナマメアサガオに似ていますが、花の中心が濃い紫色のものがあります。
これは別種のホシアサガオ。
ホシアサガオは、早朝に咲いてそそくさとしぼんでしまいます。



さらに、こんな鮮やかな花もあります。
こちらはマルバルコウ。
鮮やかな花なので、江戸時代から観賞用に栽培されたのだとか。

これらの小さなアサガオたちは、みんなIpomoea属、つまりサツマイモ属です。
東日本ではめったに咲かないのでなじみがないですが、サツマイモもこんな花が咲きます。ホシアサガオのような花ですね。
言われてみると、葉や蔓の様子がよく似ています。
ただ、どれも元々は日本の花ではない帰化植物です。繁殖力も強く、マメアサガオがダイズ畑にはびこって困らせている場所もあるのだとか。かわいい花ですが、要注意な花たちでもあります。

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今月も、様々な雑草の世界が待っていると思いますよ。