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二つの「ほとけのざ」

2013-03-23 | 自然観察(植物)
早春からいち早く花を咲かせているホトケノザ。
暖かくなって、ますます元気よく花を咲かせています。場所によっては、赤紫色の花畑を作っていますよね。



「ホトケノザ」は、ちゃんとしたこの植物の和名です。図鑑にもこの和名で載っています。
しかし、勘違いされている方もいますが、何度かこのブログで書いたように、実は春の七草の「ほとけのざ」はこの植物ではありません。

このホトケノザは食べられません。「むしろ毒」なんて話もありますが、有害なほどの毒はありません。が、薬効成分があるので多量に食べないほうがいいようです。(薬草としてヨーロッパでは若い葉をサラダで食べるとか…。人柱になってみるべきか)

でも、花の蜜を吸うとほのかに甘いです。それに、うまく吹くと花を笛にすることもできます。そんな楽しみ方をしてみてもいいですね。



こちらが春の七草の「ほとけのざ」。
本名はコオニタビラコと言います。今の時期に田んぼやあぜ道でこんな小さな黄色の花を咲かせています。小さく密かに咲いています。
1月に葉を広げている姿を見ることはあっても、花を見ることは少ないのではないでしょうか。
なかなか、かわいい花ですよね。