
今日は、本の紹介です
写真絵本 『ふたごのクマクマ』
円山動物園のHPhttp://www.city.sapporo.jp/zoo/で、
ホッキョクグマの母さんララと双子ちゃんの様子をブログで紹介してくださっている動物園職員(飼育員さんではないです)樋泉の
写真にコピーライターの岡林さんが文章を添えています。
樋泉さんは、極々普通の職員さんで、プロのカメラマンさんではありません。
しかし、ブログ担当になったということで、バズーカー砲みたいな立派なカメラを購入しました。
ちょうど、子どもができてパチパチ
写真を撮りまくる新米パパママのようなものです。
クマクマたちへの
愛情
それが誰にも撮れないベストショットだったりするわけです

絵本の中にある写真を見ながら、これはあの時のだったかな~
なんて、ブログを遡って見たりしています。
別にそんな見方をしなくても、絵本だけでも充分楽しめますよ
赤ちゃんにも読み聞かせをしてあげたくなるような、短くてリズミカルな言葉。
クスッ、クスクス、ブハハハ
となるユーモアが、疲れて荒んだハートにジンワリ沁みます。
本のあとがきにある「樋泉さんの文章」が、これまた泣かせるのよ
どれだけ見ていても飽きないララ母さんと愛くるしいクマクマ。
でも、動物園にいる彼らには命を脅かす敵や飢えはありません。
そのぶん、動物園にいる彼らには“絶滅危惧種”として、種の保存という大役があるのですが。
私たち人間は、他の動物を見ていても、つい人間目線でみてしまうことがあります。ありませんか?
私なんて夫婦の情、兄弟愛、親子愛を、ちょっとしたしぐさから妄想したりしてしまいます。
穏やかに暮らしているホッキョクグマの親子。
そして、極北の海にもたぶん同じ様なクマの親子がいるのでしょうね。
可愛らしいクマクマを通して、厳しい環境の下で生きている野性の動物たちのことも思いを馳せることにしましょう。
大昔から、地球はたくさんの命に満ち溢れ、奇跡のバランスで住み分けがなされていたような気がします。
そのバランスが崩れた時、地球は長い沈黙の時を迎えていました。
今まさに、そのバランスが崩れようとしています。
私たち人間のせいではなく、丁度地球のバイオリズム的にそうなのかもしれないけど、もしも人間の仕業が加速度アップに加担しているとしたら。
“なくては困る物” “あってもなくてもどちらでもいいもの” “いらないもの”
ちょっと、みんなで整理してみるのもいいかな
可愛らしい写真絵本から、壮大なお話になってしまいました。
そうです
この絵本は赤ちゃん~大人まで楽しめる本なのです。
クマクマの可愛らしさに癒されるのもいいし、本の少し地球や自然・環境などを考えるきっかけにもなったりする優れた本です
札幌の本屋さんでは売っているみたいですが、他の地方にお住まいの方は取り寄せてもらったり、または
ネットでポチっとでも購入できます。
アマゾンさんとか、セブン&アイさんとか~。
本の売り上げの一部は、動物園のエサ代として寄付されるそうです
樋泉さんのポッケには入らないし、もちろん樋泉さんのエサ代にもならないそうです。
12月9日に生まれたクマクマはまだララのオッパイを飲んでいます。
でも、木枯らしが吹いて
白い雪が降る頃、たぶんララと別れてそれぞれ別の動物園へ行くことになります
そういえば、樋泉さんが乙女の命を削って綴ってくれたクマクマ通信も、クマクマの愛称が決定するまでの期間限定のようです。
「愛称決定
」といったら、今月末じゃないですか
どうぞ、みなさん、絵本と一緒に、円山動物園の「双子の白クマ赤ちゃん通信」の方もヨロシクね