とっとと進めたいライブレポが、各駅停車の鈍行状態なのは、細坪さんのMCが長いからです。(ウソウソ)
朝もやの中 に続いて渋谷の歌~2曲目~ジャカジャン
いや、実は、渋谷のうたーと突然アカペラで歌いだされた雨降り道玄坂
突然の歌いだしにちょっとビックリしましたが、渋谷、それも道玄坂にある会場にいるのに、この歌を歌わずして何を歌うんだい
でもね、最近この歌は歌ってないんですって。(おっ、レアじゃん)
理由は簡単 キツイ
ですって
春雷とか、ファンの方がコピーしてくれてるだろ。オリジナルキーを知ってるんだよ。
だから頑張ってオリジナルで歌うとキツイ キーを下げるとと、あっ、低い、下げてるって言われるし。。。
いや~、私はオリジナルキーでなくってもいいですよ
たしかに坪さんのキュンキュンする高音に惹かれてファンになったんですけど、今の熟成された芳醇な大人の甘い声も素敵です
この日の雨降り道玄坂は、ちょっと何かが違っていました。いつもと違う。。。なんだろな、どこがだろうな
ちなみに道玄坂で急に声を掛けたら、それは完全な「ナンパ」ですね。
すっごいロマンティックな場所を想像していただけに、この世界で2番目に人が多いのではと思ってしまう道玄坂の交差点(ちなみに1位は、渋谷駅前のスクランブル交差点です)の雑踏は、歌のイメージとの落差に笑うしかない状態です。
この渋谷の街で過ごした坪さんの青春時代。思い出は尽きないようでした。
さて、この当時坪さんは長野のとある高原が好きで、その高原と縁のある詩人の大全集を神田まで買いに行ったりもしてて(堀辰雄さんのことかしら!?)
その詩人が作品を作った場所へ行って自分も歌を作ってみたくなり。。。
その高原をウロウロしてた時に、とある喫茶店に入って、そこに大きな「水車(すいしゃ)」の写真が飾ってあって。。。
北海道には、水車ってほとんどなくってね、私は水車=オランダってイメージで、たぶん坪さんも私と似たようなものだったのでは?と推察して、すっごい珍しかったと思います。
私もね、忍野八海で水車を見た時、「水車だ、水車だ、ゴットンゴットン」ってテンションあがりましたもの
ところで、「水車」ってなんと呼びます? 坪さんは、たぶん「すいしゃ」って言っていたと思います。
だって、その高原の喫茶店の人に「ここでは、すいしゃではなくみずぐるま と言います」と教えられたそうですもの。
それで、その水車のある所に行って、スケッチブックを広げ(絵をかくためじゃなく、詩を書くため)、サラサラサラ~~~~
渋谷に帰ってから曲をつけたんだけど、どうしても8小節しか思い浮かばない
それで8小節の繰り返しのお経みたいな歌になってしまいましたとさ。
確かに壮大な歌ですけど、私がまだ少女だった頃は、この歌の良さがわからず、どちらかというと苦手な歌の代表曲だったような気がします。(お経みたいでね、思ったよりも長い歌で早く終わればいいのに、とか)
水車をゆったりと歌いあげて、ワン・ツー・スリー・フォーとイントロが始まったのは、
吹き過ぎる風ばかり
旅に出るみたいな曲を2曲続けてみましたとのことでした。
吹き過ぎる風ばかり って、男のくせに失恋旅行、傷心旅行って感じがしませんか?
私は、同じ心で同じ世界を見つめていたはずだった あなたのいない夕暮れは 吹きすぎる風ばかり というところのメロディーが好きで
好きなくせに、ここ何かの歌に似てるよな~っていっつも思っていて。。。
恋に恋する乙女だった時分の私は、恋が終わってしまうのは悲しいけど、こんな風に慕い続けられたらいいだろなぁ~なんて思っていて。
いまなら、なーに、ソレ、気持ち悪~い、いや~ん、ストーカーにならなきゃいいけど、とか言い出しかねない自分が怖い
実際は、そんな経験なんて全然ない、もてなーい冴えなーい根暗な少女だったのですが、まぁ妄想するくらいの自由は許してちょ
よかったら、未練がましい女々しい男の歌を歌わせたらピカイチ。母性本能をくすぐりまくりの坪さんの歌声を聞いてみてちょ
Fukinotou(ふきのとう) - 「吹き過ぎる風ばかり」
ふきのとう時代の歌を聞き返してみると、坪さんのキュンキュン声を2倍2倍にキュンキュンさせているのは、山木さんの朴訥なコーラスのお蔭かな~なんて思ったりもします。
坪さんがメロディーで、山木さんがコーラスって聞いていたのですが、山木さんパートがメロディーでも全然おかしくない曲が沢山ありますよね。
ヴォーカルのぶつかり合い、張り合いみたいなデュオが多いので、ふきのとうみたいにアンサンブルというか調和のとれたコーラスは、とっても耳に優しくっていいですね