いよいよ、細坪さんのライブも大詰めに差し掛かってきました。
ここ渋谷プレジャープレジャーは、元映画館ということで、ホールとは違う音響空間。
前回ここでライブをしたときは、ブラックホールのように音が全部吸収されて、返ってこない、お客さんの反応もわかりづらい、みたいなお話がありました。
でも今日は前回と全然違う、音の返りやお客さんの反応もわかって、「リフレクトあるわ、なぁ久保田」、久保田さんもコクリと頷く場面も
大層お喜びの様子の坪さんでしたが、ごめんなさい、私の印象は「次は違う会場で(お願いします) 椅子はパイプ椅子でお尻が痛かったけど、原宿クエストの方が好きです」みたいなイマイチ感がぬぐえません。
フカフカ椅子は、とってもとっても座り心地がいいんですけどね、こうお隣が気にならないようにステージ(画面)に集中しやすいようになっていて。
個人対坪さんという1対1は、とってもいい感じになるけど、会場全体の一体感というと薄まるみたいな。
音的にも、坪さんの歌声はもちろんだけど、特にギターの音が響かないというか、煌めき感がいつもより感じられなかった気がします
なんちゅーかな、ちょい立派なオーディオルームでライブの中継というかスクリーンを見ているような、何か生ライブとの違和感・距離感があったのよね。
ここのあたりの感覚は、とっても個人差があるような気がするので、あまり気になさらないでね。
坪さんや久保田さんの度重なる失敗で、生の臨場感はバッチリでしたからってそれは違うか。。。
さて、お楽しみの久保田さんの紹介はいつって思っていたら
だって、アナタ、久保田さんのおはなしといえば天体・宇宙のお話。もうすぐ金環日食という世紀の天体ショーがあるもの、そのお話を絶対したいはず
私も久保田さんの解説による「金環日食」のお話、とっても楽しみにしていました。
ごめんごめん、久保田の紹介忘れてたね もうセミファイナルだよ。ギター・マンドリン・コーラスの久保田邦夫さん
「やらなくてもいいと油断してただろ、エッ」なんて笑っていた坪さんですが、お忘れになったのはアナタですから
久保田:「みなさん、こんばんは。考えてきたことがあって・・・」(最近の久保田さんのおしゃべりは、慣れてきたせいか流暢におはなしされて、その声がマイクにもしっかり乗るようになったので、とっても聞きやすくなりました)
久保田:「金環日食の話は、もうアチコチの会場でいっぱいしてきたので、今日は先日テレビをつけていたら放送されていた冥王星のお話を・・・」(オイ、金環日食の話はしないのかよ そりゃあ、アンタはアチコチでしてきたかもしれないけど、私は聞くの初めてだ
)
金環日食のお話は、テレビでも盛んにやっていますしね、今更感もありますが、私は久保田さんのお話が聞きたかったナ。(予想が外れて それも半分はあるけどね)
ちなみに、コレってツアーのセットリストでもよく遭遇しますよね。
大抵は、聞けなくてガッカリの分、新しいセットリストが頑張ってくれるのですが、久保田さんのお話はさて~~~~
久保田さんのお話は、「冥王星のお話」でした。
数年前に冥王星が惑星からはずされて準惑星になったんですけどね、(あれ~、そうだったけ、そうだったかも 水金地火木土天冥海か土天海冥かの後に、惑星からも外すって、そういえばあったあった
)
冥王星を発見したのはアメリカ人で、アメリカではとっても人気のある星だそうです。
冥王星のことはプルートともいいますが、(木星をジュピターと呼ぶようにね)、プルートと聞いて、何かを思い出しませんか?
そう、ミッキーマウスの愛犬の名前がプルートです。
プルートとは、ギリシャ神話の冥界の神様のことなんですよ。
冥界の神様の名前を、ミッキーの相棒の名前に付けちゃうくらいアメリカでは、冥王星の人気が大きかったわけです。
そのアメリカ人にとっては、大切な大切な冥王星(プルート)が、惑星から外されるなんてってアメリカ人は大激怒
「外すの反対」のデモまで行われたそうです
えー、途中、坪さんより「プルートってポパイの相棒の?」とのご質問に、「???」の久保田さん
お若い久保田さんには、ポパイは馴染み薄いのかの!? 「いや、あのミッキーの相棒のほうで・・・」と返事をしていた久保田さんカワイイ~でした
ちなみに、全然話とは関係ないところで、「ポパイはブルートだったね」ゴメンゴメンの坪さんも少し可愛かったです
私の小さな頃、ポパイの白黒のアニメが放送されていました。ピンチになると缶詰のほうれん草をモグモグと食べるのね
だから「強い体になるように、ほうれん草を食べろ」と親から云われていたんだけど、ほうれん草の缶詰って、いまから考えると不思議ですよね
ところで惑星から外れて準惑星に格下げされた冥王星ですが、「惑星と準惑星とどこが違うの?どうして外されちゃったの?」と良い質問をする細坪君
但し、タイミングはちょっと悪かったかな?だって、久保田さんが説明してる最中だったからね。
ちなみに、惑星・準惑星の説明はとっても難しくって。。。まあ、軌道のことなんだけどって、たしかに「準惑星」という定義だって、まだできたばかりで確立されたとは思えないものですしね。
冥王星って太陽から最も遠く離れた惑星(準惑星)で、太陽から59億キロも離れており、その平均温度は摂氏マイナス230度前後の星なんですよ。
そーんな遠く離れた星の事、研究している人がいる、そしてその研究の結果、色々わかってきて、今までと違う常識になるって、なんだか不思議で面白いですね。
もしも孫が生まれて、知ったかぶりでアレコレ教えても「おばあちゃん、違うよ」とか「おばあちゃん、嘘ばっかり教える」ってなり兼ねないので気をつけなきゃ
セミファイナルの曲は、春雷
歌ってる時も、やや苦しそうに見えてダイジョウブって心配になったのですが、歌い終わってゼイゼイの坪さん。
それが演技だったらいいのですが。。。
この日の選曲は、いつものマニアック坪さんというより、みんなの「お気に入り+超マニアック」って感じで、昔と同じキーで歌うのがツライあの歌もありましたし。
たしかに、春雷のあのリズム、あのキーは、「ソレでなくっちゃ」ってくらい体に染みついちゃてて、ちょっとでも違っていたら「あっ、違う」ってチェック入れてしまいそうなんですけどね、思い切って別アレンジの春雷もいいかなぁ~なんてね、思ってますよ。
ラストは雲のわだち 70、80、90までって言っていた坪さんですが、私たちも元気に坪さんを応援していきたいですね。
これで、ライブは終了。盛大の拍手とともに、すぐにアンコールを求める手拍子へ
その中、立ちあがったレディーがゾロゾロと出口へ向かおうとします
あーぁ、おトイレね、寒さを感じるというよりやや暑く感じた場内でしたが、みんなお年頃だからね、仕方ないよね。
でもね、アンコールまでの間におトイレに行こうと思っていたレディーたちとは裏腹に、坪さんと久保田さんはすぐに再登場
普通なら席に戻ることもできるのですが、一端気持ちが「トイレ」ってなると、そこから立て直すのって難しいですよね。
アンコール1曲目は、5月~MAY SONG
この歌は、私の大好きな歌、私の命を救ってくれたといっても過言でない歌
昨年の野音では、印象的に歌ってくれたし、今日は野音で泣く泣くベンチ入りした5月の歌が登場したので、今日は歌わないと思っていたので、まさかまさかの登場に、もーー嬉しかったです
またもや、坪さんからバースデープレゼントを戴いたような、5月生まれで良かったなぁ~と思った瞬間でした。
5月というと端午の節句というイメージで、幼稚園の時の私のカードは「兜をかぶって鯉のぼりを持った男の子みたいな」私の写真で、ほんと5月生まれが嫌で嫌でしょうがなかったんですよ。
でも、この歌では5月の天使ですから。天使って言っても裸の男の子に羽が生えた天使じゃないですよ緑のドレスの天使です。
そして、夢に逢えるまで をみんなと大合唱して、また会いましょう~~
になったんですけどね。
「みんな、もっと大人になろうよ」のお叱りもなんのその、すぐ忘れちゃうものね~~~
最後の最後の締めは、渋谷のアパートの台所で作った歌、初恋 でした。
最後まで、本当に沢山歌ってくださった細坪さん、そして演奏&コーラス、そしておしゃべりとその存在感がドンドン大きくなってきている久保田さん、どうもありがとうございました。
とっても幸せな時間を過ごすことができました。私のお隣の方も、時折目をギュッと瞑り、過去と未来、時間旅行を楽しまれていたようですよ。いやいや、歌詞を噛みしめていたのかもしれませんね。
また、このオバチャン独りよがりの変態ブログを通して、新しい坪友さんとの出会いがあり、交流も始まりました
次のライブレポは、7月の横浜・赤レンガ倉庫の予定です。どうぞ、お楽しみに~ってちょっと調子に乗り過ぎですね
いつの日か、坪さんの歌を聞けなくなる日が来る。それは私の都合かもしれないし、坪さんの都合かもしれない。
まだまだ先の事を考えるのは早いかもしれないけど、前回より今回、コンサートに参加できる幸せを噛みしめました。そして、1公演1公演、大切にしなきぁ~改めてそう心に刻んだコンサートでした。
最後しんみりしちゃったけど、坪さんの歌の種まき旅は、まだまだ続きます。あなたの町、あなたの住んでる隣町へ坪さんは行ってますよ。
どうか、坪さんの旅をチェックしてみてくださいね
近々は、5/24~始まる「最上川 TSUBO下り」という山形ツアー(山形・村山・酒田・高畠)、6月末~は小倉・久留米・小林・伊万里のプチツアー、そのほかにもコラボライブやソロライブ、たくさんたくさんありますよ~~
「5月(May Song)」ふきのとう。<ライブアンコール>(再)