やっと半分まできました。まだまだ続くけど、ついてきてね。
さて、坪さん、ザ・タイガースの復活コンサートの話を聞いたとき、タイガースは野球の方じゃなくって、GSの方ね、参加してみたいな~って思ったそうです。(ステージで共演ではなく、観客としてって意味ね)
いちいち注釈がうるさいですか ごめんなさい
でもね、坪さんがその情報を聞きつけた時は、既に遅し・・・。どこかにツテはないかと声をかけてはみたものの。。。
ところで、細坪さんとザ・タイガース・GSって、エッって感じでピンときませんよね。
実際、坪さんも今まで影響を受けたアーティストは?って訊かれると、○○・○○○とか××・××とか洋楽の人の名前を上げることが多かったそうです。
でも、北海道の(北海道ってだけでも田舎でしょ)、その中でも田舎でうまれ育った坪さんですもの、そのナンチャラって洋楽の人たちの音楽よりももっと前に強く影響を受けたのは、実は加山雄三さんやGSだったとカミングアウト
中学時代、部屋ではGSを聞いたり歌ったりしてても、人前では絶対にやらない。やったら、何だかキャーキャー云われたいのかって思われそうで、思われたくなかったから、と話してくれました。
ちなみに先日ラジオでこうせつさんたちと、カミングアウト話になった時、こうせつさんは誰となって、答えはなんとわ~らにーまみれてよ (カール)じゃなくって、三橋美智也さん!?だったらしいですよ。
ほんの一節だったけど、坪さんのわ~らにーまみれてよ もなかなかでした
話は、ザ・タイガースの話に戻しますね。初めはちょっと行きたいなぁ~位だったのに、チケットが手に入らないってなると無性に行きたくなることってありますよね。
坪さんも、誰かザ・タイガースのチケット譲ってくれないかなぁ~って色々な人に声かけていたら、
今年のネイチャー&スリハンライブでサポートしてくれた大間ジローさんが「坪さん、タイガース見たいの?チケット、あるよ」って声かけてくれたそうです。
大間さんのオフコース時代のお仲間の清水さんが、いまタイガースの森本さんと一緒にバンドを組んでいるとかで、そのご縁でってことらしいのですが、俺も俺もということで、平賀さん、中村さんと3人でコンサートに出かけることに
コンサートはのっけから立ち上がってスタンディング。アリーナ席は最初から最後まで立ちっぱなし
タイガースの名曲をちょこっと歌いながら(僕のマリー と 青い鳥)、その時のジュリーやお客さんの様子を手振り身振りを交えながら再現(ここは、演じている坪さんを見なきゃ面白さが半減なの、どうぞ期間限定のはずだからお早目にその目で見てね)
ちなみに、坪さんの歌うタイガースの歌に聞き惚れてしまって、どうぞそのままずっと歌って状態だったので、途中ツボさんから「どこまで歌わせるんかい」の突っ込み有 ごめんなさいね、つぼさん
でも、坪さんの持ち歌かしらってくらい、とっても坪さんに似合っていて素敵でした。
GSの歌って、歌詞がとってもメルヘンチックなのが多くって、そのあたりが坪さんにピッタリ
坪さんは、ザ・タイガースの皆さんが、当時と地位とか職業も変わって、容姿も変わってきたのに、あの頃と同じように、恥ずかしがりもせず堂々とやりのけている姿に感心しきりだったようです
そして、詞の内容やメロディーの良さもあるけど、聞き馴染んだというか感性に直接働きかける歌っていいな~って思ったそうです。
そして、その歌声が圧倒的でグイグイきて、その姿がカッコイイ~~って思ったそうです。
今回、古い古い楽曲、プラットホームを引っ張り出してきてくれたのも、この時の経験からなのでしょね。
そう、歌詞の内容がどうのこうの、時代がどうのこうのって事より、もうその音を耳にした瞬間、感情が決壊って歌の一つや二つ、みんな持ってるはずなんです。
私にとってのプラットホームは、5月と並ぶ、決壊ソングなんですよ
そんなことがあっての、デビュー曲白い冬
この歌は必ずといっていいほどセットリストにあります。白い冬がなくてもいいよって言いたいけど、ひょっとしたらこの会場に「やっと白い冬が生で聞けました」って人がいるかもしれないし、誰かに連れてこられて、知っている曲は白い冬だけという人もいるかもしれませんね。
季節に関係なく次の曲は秋の曲で柿の実色した水曜日
そのシーズンにぴったりの楽曲をセレクトしていたら、いっつも同じセットリストになってしまう所も出てきてしまいますものね。
この時期にこの歌もありだけど、全く関係ない歌だからこそ時空を超えて心の旅、音の旅に連れ出してもらえるのかもしれませんね。
渋谷の街に住んでいた頃、北海道からスーパースターを夢見て出て来たロック少年たちが、坪さんちに居候状態だったエピソードは、この日も出てきましたし、たびたび聞く話です。
その彼らも大人になって、地元に戻ったり、夢を諦めて職業を替えたり散り散りに。でもいまも親交が続いている人もいるそうで。
その中のお一人と、先日札幌でライブがあった時に会って、少しお酒を飲んで。。。
そしたら、渋谷時代はいつも坪さんが奢っていたのに、「ここは俺が済ませておくから~、ちょっと用事があるからそいじゃ」と帰った友人の顔が、良い顔だったとしみじみおっしゃっていました。
そのご友人は、「ツボは昔からライバルだったから」って言ってらしたらしいのですが、坪さんはそうは思ってなかったみたいですよ
友だちなんだけど、全員ライバルだったかも・・・って思い直したような坪さんなんですが、それって男同士じゃないとわからない感情かしらね。
そんな友達のことを思って作った歌で、ハラカラ
やや、いつもよりイントロのタメが長く感じたギターでした。いつもより情感多目にしときました~って感じでしょうか
そして次の歌は、田舎から東京に出てきて、「これだから東京は嫌いだーー」って東京の悪口を言い過ぎたよね、申し訳なかったねと、Heart of Gold
この日は、渋谷での若かりし頃の坪さんの想いで話が多かったせいか、男同士のナンチャラみたいな、女子にはちょっと入り込めない、人生の機微みたいな話があって。
そういえば、最近の坪さんのライブに参加される男性が段々増えてきているような気がします。
10年くらい前だと、男性の姿は珍しかったのですが、いまはそんなに恥ずかしそうに居心地悪そうにしている元少年たちをみかけません。
堂々とした存在感です。
この日も、坪さんのMCに大笑いをした男性を坪さん、いじってましたもの (←先ほど、つぼっちをチェックしたところ、この件について「本田さんだと思って、ツッコミを入れたけど、本田さんじゃなかった。トークの合間に良い感じで笑ってくれて、トークにもリズム感が出て、盛り上げてくれてありがとうの気持ちだったんだけど、ゴメンネ」ってコメントがアップされていました。もしも、お知り合いの方でしたら、ちゃんと坪さんの伝言、伝えてくださいね。私も坪さんのツッコミの後、急に笑い声が聞こえなくなったので、ちょっと気になっていたんですよ)
いつも、坪さんのお話にジーンとしてしまう私ですが、この日は私たち女性より、男子諸君の方が、「わかるな~」ってじーんとしていたライブだったのかもしれませんね。
別に若い子ぶるつもりはありませんが(アラ50だからね)、ちょっと聞き覚えがなくて家に帰ってから検索したので、資料映像としてどうぞ
ザ・タイガース「青い鳥」