ちょっと間があいてしまいましたね
体調不良(慢性じんましんの悪化)で、ちょっとダウンしてました。
痒いのって、痛いとか高熱に比べて軽くみられるところが大きいと思うのですが、本人の辛さは決して軽いものではないのですよ。
何せ思考が「痒い」から前後左右、どこへも行かないのですから。完全に思考停止です。
思考停止だなんて言ったら、普段は色々考えてる人の様ですが。。。
私の場合、考えてるというより思ってる、妄想してることが多いのですが。。。
さて、5月のGWにお出かけした「勝沼ワイナリー巡り」
原茂さん所のカフェでランチを戴いて、マッタリしちゃった私たち。
午後の予定は・・・1軒見学案内の予約を入れてるワイナリーさんがあります。でも予約の時間まで少々時間があったので。
勝沼でぶどう寺と呼ばれている「大善寺」さんへ
ここは、とっても古いお寺さんで国宝の仏像とかあります。
急な石段をヒヒー言いながらやっとこさ登り切り、膝をガクガク笑わせながら「絶景かな、絶景かな~~~~」
写真は石段しか写ってませんが、勝沼が一望にできました。
なんとこのお寺では、コーヒーやワインまでいただけちゃうらしいのですが、私たちはお参りだけで退散。
そろそろ良い時間となったので、最後のワイナリーとなるだろう「まるき葡萄酒」さんへ
ここでの説明の方もとっても親切で、私たちがワイン初心者だと伝えますと、本当の初歩のお話からしてくれました。
例えば・・・ワイン用の葡萄は食べることができるのか? 答えはYES
但し、ワイン用の葡萄にとって大切なのは、種とか皮とか(皮と実の間だったかな?)で、小粒の割に種が大きいとか
最近は、種が邪魔で種無しの葡萄が主流ですからね。
私は、種もそのままゴックンしちゃうことが多いかな。それで小さな頃は、その種が芽を出すんじゃないかって、とっても気になっていましたが
勝沼の気候、そして土地がブドウ栽培に適していたこととか、ワインの発酵の時の温度管理がとても大切で、寒い時はタンクを温め、暑い時はお水でタンクを冷ますとか。
ブドウを絞ったり濾したりする機械は、全部イタリア製で壊れた時が大変
ワインを寝かせる樽は、全部フランス製で、あまり長く樽に入れておくと却って樽臭くなって葡萄の香りが無くなってしまうのでウィスキーのように何年も樽に入れて寝かせたりはしないとか。
樽も数年ごとに入れ替えになるとか。。。
ワインを一番飲んでいるのは、東京。もちろん山梨も多いそうです。意外や意外、名古屋でのワインの消費量が少ないそうですよ。
何故でしょうね~。名古屋の人はアンコが大好きな甘党の人が多いからかしら???
色々お聞きしたのですが、メモも取らずにいたので、すっかり忘れてしまいました
ワインは瓶に入れて保存するのですが、その保存方法というか管理がとても難しいそうです。
ところが、ここ「まるき」さんには1970年代の古いワインがありました。
長男・イチローの生まれた年のワインはもちろんのこと、私の生まれた年のワインはちょっと見当たりませんでしたが
70年代に何か大切な記念日がある人には、いかがですか~ナンチャッテ
それにしても、まるきさんの御主人が「これは○十年後に売るワイン」としてずっとそれを守ってきたお話に、とっても感動しちゃいました。
私だったら絶対に途中で売ってしまっていたはず・・・
あと、管理もちゃんと出来ずに○十年後に飲もうとしても、飲み物の体をなしていないとかね。
ふと思ったの。自分の足下を見ることも大切だけど、時にはうーーんと先を見ることも大切なんじゃないかって。
小さな幸せに気付くことも大切だけど、ずーーっとずーーーと先の孫の孫の世代の事まで考えるのも大切かも・・・なんてね。
「自分の出したゴミは自分で始末」じゃないけど、自分たちの世代の出した難題を、次の世代へ背負わせるのはやめたいな、渡すバトンは明るい未来、希望の未来にしたいなってね。
そうそう、まるきさんでは、とっても珍しい物を見せてくれましたよ
なんと、コルクの木です 私、コルクの木を見たのは初めて
そうか・・・あのコルクはこんな風に・・・
イチローが購入したまるきさん、中央葡萄酒さん、丸藤さんのワインたち。
ワイナリー巡りの締めは、「勝沼 ぶどうの丘」
ここには勝沼のワインだけではなく、甲州全域のワインが集められています。
地下の巨大なカーブ(ワイン倉庫)には、約2万本のワインが並んでいて、有料になりますがワインの試飲ができます。
見学だけなら無料です。
あちこち周らなくても、ここで全部済ませちゃうこともできるんですよね。
色々なワイナリーのワインの飲み比べ、年代での飲み比べとか、自分だけの1本を2万本の中から探し出すのって、なんだか宝探しみたいでワクワクしますね。
ワインは外国のものってイメージで、ワインに合うお料理はフランス料理やイタリアンみたいな印象でしたが、日本で生まれ育ったワインは和食にもピッタリ
天婦羅とかはもちろん、カボチャの甘煮や肉じゃがにも相性のいいワインがありました。
そうそう、鰻にもピッタリのワインがあって、なんと鰻をワインで炊き込ご飯にするレシピなんていうのもありましたよ
丸藤さんで試飲の時にご一緒になった方々も中華料理のお店をされている方でしたし
いままでワインはちょっと敷居の高いものでしたが、勝沼でワイナリー巡りをしたことで、ハードルがぐっと低くなったというか、とっても身近なものになりました。
ワインが少し飲めるようになったら、チーズにも興味が沸いてね。
今まで食わず嫌いだったブルーチーズにもチャレンジしてしまいました。
思っていたより全然普通に食べることができたので拍子抜け 北海道に、とってもこだわりのブルーチーズがあるというので、帰省した折には是非買ってきたいと思っています。
sUnさんが、アルコールを嗜むなんてこと在り得ないって思っていましたからね、こうしてワイナリー巡りをするなんて今でもちょっと信じられないんですよ。
でも、人生キョロキョロ、ほんの少しワインの世界を覗いただけで、とーーーても世界が広がりました。
一途に1本道もカッコイイですけど、人生キョロキョロも、なかなか捨てたものではないですよ。
私の人生キョロキョロは、これからもずっと続きます。時々失敗もあるけど(失敗の方が多いかな?)、よかったら私たちのキョロキョロを見守ってくださいね。できれば、私たちと一緒にキョロキョロして下さると、もーーっと嬉しいのですが。
今回のワイナリー巡りでは、お店の方の了承の元、写した写真がたくさんあります。撮影者はsUnさんです。とっても素敵な写真があるので、早くご紹介したいのですが。sUnさーん、はやくして~~