”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

壬申の乱・悲運の皇子「大友皇子」しのぶ 近江神宮で「弘文天皇祭」(大津市)

2022-08-29 10:00:00 | 近江の歴史文化・探訪
 大津が廃都になった古代最大の内乱壬申 の乱」(672年)から1350年。
敗戦を受けて自死した「
大友皇子」(648~672年)の命日とされる24日、縁が深い大津市の近江神宮などで、悲運の皇子をしのぶ祭儀が営まれた。

 「
大友皇子」は大津へ遷都した天智天皇の子で、優れた漢詩を残した。叔父(天智天皇の 弟)「大海人 皇子(天武天皇」)との間で起きた乱に負けて自害。都も奈良・飛鳥へ戻された。

 天皇に即位したか不明確だが、明治時代に「
弘文天皇」として皇位の歴代に加えられ、陵墓も定められた。天智天皇を祀る同神宮では毎年、命日とされる8月24日に「弘文天皇祭」を営んで慰霊している。

 今年は約30人が参列。神前で佐藤久忠宮司が祝詞を、皇子の子が創建したと伝わる三井寺の僧侶は表白をそれぞれ読み上げた。滋賀県吟剣詩舞道総連盟の関係者も皇子の漢詩を吟じ、「
日本漢詩の祖」を称えた。

 弘文天皇祭の前には、皇子が眠るとされる大津市御陵町の「
長等山前陵」で宮内庁職員による祭儀が営まれた。
 「
大友皇子」は自死せず地方へ逃げたとの伝承もある。
近江神宮の「時計館宝物館」では12月4日まで、写真などで伝承地を紹介する企画展を開いている。

問い合わせ: 近江神宮(077ー522ー3725)
https://oumijingu.org/
大津市神宮町1−1

<読売新聞より>
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滋賀県湖南市の伝統野菜 「朝国しょうが」復活

2022-08-29 09:00:00 | 滋賀のグルメ・郷土料理
 復活を目指し、滋賀県湖南市朝国地域で昨年から栽培するかつての特産品「朝国しょうが」の収穫が8月25日、始まった。
 小ぶりながら爽やかな辛さと香りが売りで、根元を洗うと白とピンクが鮮やかなショウガが現れた。

↑写真:琵琶湖放送より

 「朝国しょうが」と呼ばれるこのショウガは、繊維が少ないため生でも食べやすく、すっきりとした辛味が特徴で、江戸時代~昭和30年代に盛んに栽培され、紅ショウガなどの材料として地元農家が行商していた。食生活の変化や栽培の手間の多さなどから次第に作られなくなったが、昨春、湖南市の呼びかけで「朝国農業生産組合」が約2アールで栽培を開始。昨季は約150kgを収穫し、今年も4月に種ショウガ約30kgを畑に植えた。

 この日は4農家が高さ60~80cmに青々と育った株を引っこ抜き、根元についたショウガの出来栄えを確認。9月初旬が収穫のピークで、昨季並みの収穫量を見込む。

 今後、湖南市内外の料理店や弁当店などに加工品の材料として販売。地元の漬物会社が浅漬け商品にするほか、湖南市も甘酢漬けの健康レシピを考案し、10月号の広報で紹介する予定だ。
組合理事の坂伝幸さんは「将来的に作付面積を広げ、種ショウガも販売して品種として確立できれば」と話した。

 「朝国しょうが」は今シーズン、およそ150キロの収穫が見込まれていて、湖南市内のJA直売所などで販売される。

<読売新聞・びわ湖放送より>
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滋賀県の学習船「うみのこ」 乗船した子ども60万人達成

2022-08-29 06:00:00 | 滋賀TODAY

 びわ湖の環境について学ぶ滋賀県の学習船うみのこ」に乗った子どもたちが26日、60万人を超え、大津港で記念の式典が行われた。


↑写真:NHK大津より

 滋賀県の学習船「うみのこ」は、滋賀県内の小学5年生が1泊2日でびわ湖をめぐりながら、環境や文化について学ぶもので、昭和58年に就航してからおよそ40年になる。
 8月26日は、栗東市の2つの小学校の児童あわせて145人が船に乗り、これまでに乗船した子どもの数が60万人を超えたことから、大津港で記念の式典が行われた。
 式典では、滋賀県教育委員会の福永忠克教育長が「滋賀県の人口が140万人とすると滋賀県民の5人に2人が乗船したことになる。『うみのこ』の学びからふるさとを大切にし、びわ湖の環境を守る取り組みにつなげてほしい」と述べて、60万人の乗船達成を祝った。
 これに対して、児童を代表して金勝小学校の下川陽依さんが「こんなに大きな船に乗るのは人生で初めてです。60万人の1人になることができてとてもうれしいです」と述べた。

 「うみのこ」は、新型コロナの影響で、おととしから3年連続で日帰りでの運航となっていて、子どもたちは関係者に見送られながら出港した。
男子児童は「お父さんも乗ったと話していたので、自分の代まで受け継がれてよかったです。びわ湖のプランクトンを観察できるのが楽しみです」と話していた。

<NHK大津より>
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