11月6日(水)、初めて「旧愛知郡役所庁舎」を訪れた。旧愛知郡役所は滋賀県立愛知高校の隣である。
因みに、西武グループの創始者の堤康次郎も1907年(明治40年)に故郷の愛知郡役所で1年働いたことがあるという。
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旧愛知郡役所庁舎
所在地 愛荘町愛知川36-1
時期 大正11年(1922年)
愛荘町指定文化財指定年月日 平成28年4月14日
中山道を右に曲がり豊満神社へ向かう途中にある。近くには近江上布伝統産業会館、びんてまり館、愛荘町役場がある。
愛知川に残る旧郡役所の建物で、大正11年(1922年)に建築された。
ヨーロッパの流行のデザインを採り入れながら和風的要素を加味した、当地域における近代デザインの伝播過程を知る上でも貴重な建築とされる。
郡役所としては僅か4年ほどしか利用されず、戦後はJAの所有となり、現在は町が建物をJA(農協)から借受けている。
通常は非公開である。左右に長い下見板の建物で、現存する郡役所の建物と下は大型の部類に入る。
現状は有効な活用がされてなく、老朽化が進んでいる。希少性の少ないこの建物を残そうとする運動が展開されている。