大相撲4日目。
白鵬の連勝を止めた稀勢の里は御当地場所で大人気の魁皇と対戦。
もう峠を過ぎて、もっと言えば引退間際。
俊敏な動きは出来ない魁王に、白鵬を破った力がある稀勢の里がその力を発揮すれば、
負ける要素は殆んどない。
しかし、結果は負けてしまった。。。
敗因は左下手だけ引いて、まともに引き付けが出来ているわけでもなく、右からの攻め(おっつける等)が
出来ているわけでもなく、無理やりガブって出て行き自分の体が浮いた所を体勢を入れ替えられて逆転負け。
無謀な攻めをしたため。
左下手を取ったところで、一旦立て直し、左から出し投げ気味に軽く振るなどして、右上手を浅く取って
それから寄るとか、動きのない魁皇なら、いろいろ攻める手立てはあるはず。
白鵬が稀勢の里に負けたあと、「勝ちにいってしまった」と言ったそうだが、白鵬の域に到達するのは
不可能にしても、勝負事で、どうすれば勝てるかというのと、どうなったら負ける可能性があるのかを
考えることが大事。
稀勢の里にはそれが出来ていない。
ただ、我武者羅に相撲を取っているだけ。
もっと、戦う上での作戦を考えて負けないかを考えて相撲を取ってほしい。
スポーツ選手はそのもっている能力だけで何とかなってしまう場合もあるが、そうでなければ、
なかなか好成績は出せない。
スポーツで(その競技における)頭脳が使えない(頭の悪い)選手は伸びない!!
スポーツに限ったことでないが・・・
少なくとも稀勢の里が今の魁皇に対して、どうしたら負けないかを考えて戦えば、負ける可能性は
殆んどない。
ちなみに。話は反れるが・・・
稀勢の里に限らず、魁皇に負ける他の力士はみんな何も考えていない。
2日目に負けた琴奨菊もそう。
八百長とは言わないが、魁皇に勝てるチャンスを与えすぎている。
魁皇が大関に居座っていれば、大関になるチャンスは少ない!!
速く魁皇を引退に追い込むことによって、自分たちが大関に出世できるチャンスが広がるものを
そのチャンスを活かそうとしていない。
魁皇は客を呼べる力士で、相撲協会は1日でも長く現役にいてほしいのだろうけど・・・
もうすこし下克上精神で対戦してほしい。
個人的にはそういう気持ちがぜんぜん足りない。
だから(特に日本人で)大関候補といえる力士があわられてこない。
話を戻して。
せっかく白鵬を破り注目を集めた稀勢の里。
何かとチャンスなわけで、もう少し頭脳を使った相撲を取ってほしい。