Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

フェブラリーSの回顧(まとめ)

2012-02-20 13:35:55 | G1
テスタマッタが末脚炸裂して完勝。
嵌った部分もあるが、潜在能力はG1級というところを見せたということだろう。
特にこの2戦は好走しそうな下地が十分の内容だっただけに当然の勝利の部分もある。
ただ、G1を勝ったからといって次も勝つ、あるいは好走するかといえば微妙なところのあるタイプ。
とりあえず、次は人気は必至な立場だから、軽視するのが良いだろう。

2着シルクフォーチュンも差しが嵌る展開でテスタマッタのあとを追って押し上げてきた。
差し、追い込みの馬だから、展開の助けが必要な部分もあるが、ある程度、末脚の安定感は出てきた。
G1級の能力とは言い難い部分はあるが、実力上位の一角に入っては来たと見て良いだろう。

3着ワンダーアキュートはもう一つはじけず。
久々のマイルはもう一つ合わなかったか?それと輸送での体重減を考慮して重めの作りをしてきていた。
体重的には想定内だっただろうが、中身の部分で万全ではなかったような気もする。

4着ダノンカモンはある意味この馬らしいレースぶり。
善戦はするが。。。

5着エスポワールシチーはあの位置取りはどうだったのだろう。
打倒トランセンドを意識して、勝つためには今まで以上に下げる作戦だったのか?
ただ、武豊のレースのコメントはもっと下げて差しに徹するか?強気に先行するか?
結果的に中途半端な位置取りになったことを後悔している模様。
逆にレース前に陣営としての作戦はなかったということか。(騎手任せ)
作戦は陣営が決めること。
ただ、この馬に期待して馬券を買った人は、JCダートでトランセンドの番手マークで失敗したので、
今度は強気に前に行ってトランセンドの脚を封じる作戦をするだろう。
それがこの馬が一番高いパフォーマンスをこれまで見せてきた作戦。
逃げて潰れて負けるならば納得できるが、差しに転じて負けるのでは馬券を買った人はガッカリなのでは?
陣営も馬券を買った人も消化不良の内容だろう。

王者トランセンドは7着惨敗。
スタートは良かったものの、そのあと前に行けずに藤田が押し通しでなんとか4番手に
付けるのがやっと。
直線を向いてスパート体勢に入ったが、伸び案外で早々に馬券圏外が確定してしまった。

基本的にはマイルは距離短いこと。ましてスタートが芝というのもあまり良くない。
距離、コース適正はベストではないことは確かで、それでも去年のフェブラリーS、
南部杯では地力でねじ伏せてきた。

しかし、今回はずぶさと同時に伏兵陣が先手を譲らない勢いで飛ばして行った。
前半3Fは34.7。
G1のペースとしては平均ペース程度(ただし先行勢は潰れる)だがトランセンドが先手を取るには厳しい流れ。
去年トランセンドが逃げて勝ったときより1秒速い。
自分の形にさせてもらえなかったところで脆さを見せた部分もあるのだろう。

1番人気の王者が逃げて強いのだから、他陣営はその形にさせないような作戦を取るのは当然。
そういう意欲を見せた先行3頭は大きく失速してしまったが、G1らしいレースを作った陰の立役者。
健闘を称えたい。


このレースで1番残念に思っているはヒラボクワイルド陣営だろう。
直線を向くところではテスタマッタと並ぶ位置。
テスタマッタは大外へ。そしてヒラボクワイルドは馬群の中へ突っ込んでいった。
伸びはヒラボクワイルドの互角以上。
ワンダーアキュートに接近したあたりで行くところがなくなり最内を狙ったが、
そこは失速セイクリムズンなどが居て完全に壁になり万事休す。
進路取りが巧く行っていれば、勝ちもあったと思うし、最悪でも2着はあったはず。
結果は11着。上がりも37.4と数字的には惨敗で見所はないが、内容は勝ち馬に匹敵するもの。
馬の状態、展開など考慮する余地もあるが、基本的に次走は狙いたい馬。


まとめ
連対馬の傾向
一応、2頭とも残っていた馬だった。
(絞って脱落)


3着馬の傾向
一応、残っていた馬だった。
(絞って脱落)


オッズバランス編
だいたい考えれる人気だっただろう。


馬券は・・・
馬券的に狙い(ポイント)の▲テスタマッタが勝ち、○ワンダーアキュートが3着。
しかし肝心の◎トランセンドが沈み...
テスタマッタからも少しは流していたが、シルクフォーチュンは軽視していて、
この馬が来なければ、馬連、3連複は取れていたのだが...
惨敗。。。