オッズバランス編。
寸評。
天皇賞・春組。
1着ビートブラック。
展開が味方しての勝利。
もっと言えば他の馬(騎手)の消極性に助けられた。
「勝った馬は弱い」的な勝利だった。
一応、好タイムでは勝っているので、一概に展開だけとは言えない部分もあるのだが、
ビートブラックが走れるのならば、他馬も前に付いていれば、もっと速いタイムで走れたと思う。
実力的には他の有力馬とは格下と考えるのが妥当だろう。
距離が短くなるのもマイナスだろう。
3着ウインバリアシオン。
大きく離れた後続馬群の後方。
あの位置では動きにくい。特にその後ろにオルフェーヴルが控えていては尚更だった。
いずれにしても乗り方、戦略的なことは置いていて、後続勢の中では1番良い脚を使っていた。
実力のある片鱗は見せた格好。
ただ、追い込み一手の脚質で自分から早めに動くとあまり良い所もないし、
上位争いとしては有力だが勝つのはよほど嵌らないと厳しいタイプか。
11着オルフェーヴル。
敗因はいろいろ言われているが、調教再審査絡みのストレスやダートを走った影響は
少なくとも微々たる物で、その程度で競走能力に影響が出るとは到底思えない。
もし、その程度でどうにかなるならば、凱旋門賞など到底勝負にならない。
個人的には馬のレースでの精神的なものがすべてだと思う。
阪神大賞典で変な負け方をし、天皇賞・春では抑えるだけ抑えて、勝つチャンスがなくなる位置取り。
勝つことを覚えたオルフェーヴルには屈辱的なこと。
もう勝ち目のない位置取りの時点で騎手より先に馬が諦めてしまった。
馬の肉体的な凡走ではなく精神的に走る気がなかっただけだろう。
それまでのレースぶりからして、11着になるような相手関係ではないわけだから。
ということで、すべては精神的なダメージの回復。
人馬の信頼関係が戻っているのか。
池添がオルフェーヴルの力の邪魔しないで乗れるか。
これに尽きるだろう。
これまでも折り合わなくて3冠も有馬記念も勝ってきた。
折り合う必要は無い。
馬の力を信用して積極的に乗れば、オルフェーヴルが勝手に勝ってくれるだろう。
そのくらい力関係で言えば抜けているだろう。
鳴尾記念組。
1着トゥザグローリー。
最強5歳世代のトップレベルの1頭。
G2以下のレースでは格が違うレースぶり。
着差以上の完勝だった。
実力はトップレベルでG1を勝っても良い力は持っていると思う。
しかし、結果的にはG1では壁があるような成績は陣営も歯がゆいところだろう。
オルフェーヴル次第ということもあるが、今回はチャンスのある相手関係だろう。
あとは去年はこの時期に夏負けしたので、蒸し暑さが出てきたこの時期でどうか。
2着ショウナンマイティ。
後方から良く追い込んで2着。
流れとしてはスローの前残りでは勝つには厳しい流れだった。
ただ、どちらかと言えば、スローの上り勝負でこその馬で前走も実はこの馬に向く展開でもあったと思う。
G1で厳しい流れになって、果たして良い脚を使えるのか。
相手強化の一線で通用するのか。
まだG1では壁がありそうな気がする。
4着ナカヤマナイト。
完敗には違いないが、陣営は流れが遅く折り合えなかった部分を敗因にしている節もあった。
上り33秒前半の決め手勝負の流れは得意でもないし、完敗は完敗だが、もっとタフな展開になれば、
結構通用しそうな部分はあるように思う。
特に宝塚記念はドリームジャーニー、ナカヤマフェスタのステイゴールド産駒が活躍している。
この時期のタフな阪神の馬場ならばチャンスがあるかもしれない。
5着アーネストリー。
調教からして、叩き台っぽい内容。
レースもこの馬らしくな後方からのレース。
最後だけ追い込み、5着と一応の形を付けただけ。
完全に捨てレースだった。
なので、前走とは今回はまったく違ってくると思うので、その点で不気味。
ただ、それと同時に力的に衰えが見えても来たように思える。
その他。
エイシンフラッシュ。
ドバイ遠征は惨敗に終わり、そこから間隔を開けての1戦。
最強5歳世代のトップレベルの1頭。
すべては休み明けとなる出来次第だろう。
ルーラーシップ。
こちらは香港で念願のG1勝ち後。
これも最強5歳世代のトップレベルの1頭。
同じく休み明けとなる出来次第だろう。
開催最終週に台風の影響。馬場が重くなっていれば、尚更チャンスだろう。
ホエールキャプチャ。
これも前走で念願の初G1勝利。
3歳以降では初の牡馬相手。
力的には厳しい面を感じるが、逆に相手なりに走るタイプだから、怯まなければ、
それなりには走れそう。
フェデラリスト。
今年に入って重賞を2勝。
素質が開花。
ただ、前走ではショウナンマイティの末脚に屈してしまったあたり、
G1ではまだ力不足の印象は否めない。
望みは馬場悪化だろう。
重馬場の中山記念を怒涛の追い込みで差し切ったあたり、道悪巧者なのは間違いない。
今回の相手関係ならば、良馬場よりは道悪になったほうがチャンスがあるだろう。
トレイルブレイザー。
G1では格下感は否めない。
前走にしても相手関係から言えば不甲斐ない負け。
ただ、前走は叩き台の意味もあっただろうし、道悪で好位追走すると、展開、馬場は向くかもしれない。
とりあえず人気暴落必至だから余裕があれば抑えていても良いのかもしれない。
寸評。
天皇賞・春組。
1着ビートブラック。
展開が味方しての勝利。
もっと言えば他の馬(騎手)の消極性に助けられた。
「勝った馬は弱い」的な勝利だった。
一応、好タイムでは勝っているので、一概に展開だけとは言えない部分もあるのだが、
ビートブラックが走れるのならば、他馬も前に付いていれば、もっと速いタイムで走れたと思う。
実力的には他の有力馬とは格下と考えるのが妥当だろう。
距離が短くなるのもマイナスだろう。
3着ウインバリアシオン。
大きく離れた後続馬群の後方。
あの位置では動きにくい。特にその後ろにオルフェーヴルが控えていては尚更だった。
いずれにしても乗り方、戦略的なことは置いていて、後続勢の中では1番良い脚を使っていた。
実力のある片鱗は見せた格好。
ただ、追い込み一手の脚質で自分から早めに動くとあまり良い所もないし、
上位争いとしては有力だが勝つのはよほど嵌らないと厳しいタイプか。
11着オルフェーヴル。
敗因はいろいろ言われているが、調教再審査絡みのストレスやダートを走った影響は
少なくとも微々たる物で、その程度で競走能力に影響が出るとは到底思えない。
もし、その程度でどうにかなるならば、凱旋門賞など到底勝負にならない。
個人的には馬のレースでの精神的なものがすべてだと思う。
阪神大賞典で変な負け方をし、天皇賞・春では抑えるだけ抑えて、勝つチャンスがなくなる位置取り。
勝つことを覚えたオルフェーヴルには屈辱的なこと。
もう勝ち目のない位置取りの時点で騎手より先に馬が諦めてしまった。
馬の肉体的な凡走ではなく精神的に走る気がなかっただけだろう。
それまでのレースぶりからして、11着になるような相手関係ではないわけだから。
ということで、すべては精神的なダメージの回復。
人馬の信頼関係が戻っているのか。
池添がオルフェーヴルの力の邪魔しないで乗れるか。
これに尽きるだろう。
これまでも折り合わなくて3冠も有馬記念も勝ってきた。
折り合う必要は無い。
馬の力を信用して積極的に乗れば、オルフェーヴルが勝手に勝ってくれるだろう。
そのくらい力関係で言えば抜けているだろう。
鳴尾記念組。
1着トゥザグローリー。
最強5歳世代のトップレベルの1頭。
G2以下のレースでは格が違うレースぶり。
着差以上の完勝だった。
実力はトップレベルでG1を勝っても良い力は持っていると思う。
しかし、結果的にはG1では壁があるような成績は陣営も歯がゆいところだろう。
オルフェーヴル次第ということもあるが、今回はチャンスのある相手関係だろう。
あとは去年はこの時期に夏負けしたので、蒸し暑さが出てきたこの時期でどうか。
2着ショウナンマイティ。
後方から良く追い込んで2着。
流れとしてはスローの前残りでは勝つには厳しい流れだった。
ただ、どちらかと言えば、スローの上り勝負でこその馬で前走も実はこの馬に向く展開でもあったと思う。
G1で厳しい流れになって、果たして良い脚を使えるのか。
相手強化の一線で通用するのか。
まだG1では壁がありそうな気がする。
4着ナカヤマナイト。
完敗には違いないが、陣営は流れが遅く折り合えなかった部分を敗因にしている節もあった。
上り33秒前半の決め手勝負の流れは得意でもないし、完敗は完敗だが、もっとタフな展開になれば、
結構通用しそうな部分はあるように思う。
特に宝塚記念はドリームジャーニー、ナカヤマフェスタのステイゴールド産駒が活躍している。
この時期のタフな阪神の馬場ならばチャンスがあるかもしれない。
5着アーネストリー。
調教からして、叩き台っぽい内容。
レースもこの馬らしくな後方からのレース。
最後だけ追い込み、5着と一応の形を付けただけ。
完全に捨てレースだった。
なので、前走とは今回はまったく違ってくると思うので、その点で不気味。
ただ、それと同時に力的に衰えが見えても来たように思える。
その他。
エイシンフラッシュ。
ドバイ遠征は惨敗に終わり、そこから間隔を開けての1戦。
最強5歳世代のトップレベルの1頭。
すべては休み明けとなる出来次第だろう。
ルーラーシップ。
こちらは香港で念願のG1勝ち後。
これも最強5歳世代のトップレベルの1頭。
同じく休み明けとなる出来次第だろう。
開催最終週に台風の影響。馬場が重くなっていれば、尚更チャンスだろう。
ホエールキャプチャ。
これも前走で念願の初G1勝利。
3歳以降では初の牡馬相手。
力的には厳しい面を感じるが、逆に相手なりに走るタイプだから、怯まなければ、
それなりには走れそう。
フェデラリスト。
今年に入って重賞を2勝。
素質が開花。
ただ、前走ではショウナンマイティの末脚に屈してしまったあたり、
G1ではまだ力不足の印象は否めない。
望みは馬場悪化だろう。
重馬場の中山記念を怒涛の追い込みで差し切ったあたり、道悪巧者なのは間違いない。
今回の相手関係ならば、良馬場よりは道悪になったほうがチャンスがあるだろう。
トレイルブレイザー。
G1では格下感は否めない。
前走にしても相手関係から言えば不甲斐ない負け。
ただ、前走は叩き台の意味もあっただろうし、道悪で好位追走すると、展開、馬場は向くかもしれない。
とりあえず人気暴落必至だから余裕があれば抑えていても良いのかもしれない。