オルフェーヴルが圧勝で有終の美を飾った。
まさに力差がそのまま出た結果。
ある程度流れた展開であったのでタイムも馬場状態を考えれば悪くないタイム。
文句ないの勝利。
戦前からオルフェーヴルを除けば、調子の問題も含めて明らかに低レベルなメンバー。
G1で勝負できるような馬は1頭も居ないようなメンバー。
調教師のコメントが正しい見解だったとするならば、オルフェーヴルの今回の出来は8割。
そのコメントや調教の遅れで不安視する見方もあったが、去年の宝塚記念は6割とコメントをしていた。
それでも今回よりはるかに強敵相手に完勝していた。
それを考えれば8割の出来であれば、今回の楽勝も当然であった。
そもそも超G1級のオルフェーヴルが100%の状態で戦う必要は無く、
常に100%など無理でもあるのだから、8割の出来ならば十分過ぎる状態だった。
そんな強いオルフェーヴルの引退レース。
圧勝で終わったのは綺麗な引き際で良かった反面、8大競争の1つで、
一応、世間一般的には最も注目されるレース。
そこに今回のメンバーしか出走して来れなかったことは、諸事情があるにしても残念である。
2着、ウインバリアシオン、3着ゴールドシップにしても、決して、善戦しているわけではない。
2着以下は全馬凡走、(現状)G1で戦えるようなレベルの馬ではなかった。
オルフェーヴルの引退レースということなのか、低調なメンバーであっても入場者、
売り上げは伸びたようだが、G1にはG1に相応しいメンバーが出てきてほしいもの。
特に今回はオルフェーヴルに変わって、来年以降、競馬界をリードしなればいけない
3,4歳馬の主力組が本調子でないゴールドシップしかないのではあまりにも寂しかった。
3歳のエピファネイア、キズナ。
4歳のジェンティルドンナ、フェノーメノ。
これらがみんな揃っていれば、もっと楽しみなレースになったはず。
もっと言えば、引退したディープブリランテ、休養中のワールドエース、
グランデッツァあたりの4歳勢が居ないことが中距離路線の層の薄さを出してしまっている。
故障してしまってのことで仕方がないが、明け4歳に3,4頭強い馬が居ないと、
レースの見応えがない。
来年明け4歳となるエピファネイア、キズナにはどのレースを使うのかの問題もあるが、
是非、たくさんの直接対決を日本で見たいものである。
そこに5歳勢、ジェンティルドンナなどの主力も絡み、出来れば、帰厩している
ワールドエース、グランデッツァに完全復活してもらえたら嬉しい限りである。
まとめ
連対馬の傾向
イチオシのオルフェーヴルが1着。
2着ウインバリアシオンも残った馬の1頭だった。
3着馬の傾向
イチオシのゴールドシップが3着。
連対馬、3着馬ともイチオシ馬が絡み傾向通りだった。
要はまともなG1馬がこの2頭しか居ないメンバー。
穴をあける馬も居るが、馬券の中心はG1実績馬中心とう傾向通りだった。
オッズバランス編
敢えて言えばゴールドシップだが、これだけ他の馬が冴えないメンバーでは仕方が部分が大きい。
馬券は・・・
オルフェーヴル本命もウインバリアシオンは保険の押さえ評価。
ただ当たっただけの惨敗。。。
個人的に有馬記念はもっとも勝てないレース。
当たってもチップのようなあたりだし、長いことまともに儲かっていない
もっとも苦手なレースである。