オッズバランス編。
上位人気が予想される馬を中心に寸評。
主要ステップの富士S組から。
2着サトノアラジン。
デビュー当初の期待値からいえば、出世が遅れたのは否めないが、気性面の配慮もあってから、
1600m~1800mに絞って使うようになって、徐々に進化してきた。
まだ重賞は勝っていないが、この2戦は重賞連続2着。
前々走はエイシンヒカリに巧みに逃げられ、前走はダノンプラチナが強かった部分と嵌り形になったので、
2着でも勝ちに等しいくらいの価値はある。
特に鞍上にルメールを固定できたのは、好走できるようになった大きな要因だろう。
まだ、本物のG1級かと言えば、そこまでのモノは感じないが、なにしろマイル路線のレベルが低く、
今回のメンバーにしても、G1勝ち馬や2着馬は何頭かいるが、能力的にG1級と言えるほどの馬は不在のようなもの。
G1レースでもレベル的にはG2程度。
この馬で十分通用して良いだろう。
3着ロゴタイプ。
巧みに立ち回ったが、決め手のある2頭に屈したが、中山限定馬になりかけていたことを考えると、
勢いのあった3歳春に近づく復調気配にあるのかもしれない。
それとデムーロ効果も大きいのかもしれない。
ただ、やはり中山巧者は付きまとうのと、今回はデムーロは乗らない?
人気次第の部分もあるが、基本は軽視で良いだろう。
8着カレンブラックヒル。
前走は休み明けと考えれば参考外で良いだろう。
今年は2月に小倉大賞典を勝ち、まだそこそこの力のある所は示した。
安田記念にしても意味不明の後方の位置取りが致命的だったし、立ち回り一つで善戦は見込めるタイプ。
人気は全くないだろうし、連下としては抑えておいても良いだろう。
15着クラリティスカイ。
こちらも休み明け。
着順自体は気にすることはないかもしれない。
恐らく、本気に仕上げていなかった可能性は十分にある。
そうだとして、3歳マイル王者が無様なレースを前提で出走することはどうかと思うが...
一応、3歳マイル王者。
破ったアルビアーノやヤマカツエースが古馬相手に重賞を勝っているから、
あながち3歳馬のレベルが低いとは言えないが、NHKマイルC自体が凡戦だったことに変わりなく、
そういう意味で、そこで恵まれて勝ったこの馬の評価は微妙な点は確か。
皐月賞2,3着馬が菊花賞で2着、1着。
皐月賞5着は価値が高まっている部分はあるから、あとは変わり身がどの程度か?
人気がどの程度になるか?
前走大敗後だから人気になることはないとは思うが...
扱いが難しい馬である。
スワンS組。
1着アルビアーノ。
これまでの逃げ、先行とは一変の差しの競馬で、見事に末脚を発揮して勝利。
ただ、高速馬場の京都を考えれば、タイムは重賞としては標準かそれ以下。
タイム的には特別に価値はないし、あまりにも嵌った感じもある。
ここまで見事だと、1400mがベストという印象も強く感じなくもない。
また、相手関係の問題もあるが、京成杯AHは凡走後の休み明けなのに1番人気。
そこで7着後の前走も2番人気。
妙に人気になるタイプ。
今回は前走勝利後なので、当然人気の一角だろう。
まだ疑う余地も多々あるタイプと思う事を考えると、オッズバランスは悪い。
2着フィエロ。
アルビアーノの激走に屈したが、叩き台としては上々。
昨年も休養を挟んでスワンS(3着)をステップにマイルCSに出走して価値に等しい内容の僅差2着。
順調な叩き台であった。
昨年と比較して、相手関係は同程度だろう。
あとはこの馬自身の出来次第だろう。
順当ならば好戦必至だろう。
5着ダイワマッジョーレ。
一昨年は2着。
ただ、その後はもう一つ。
スタートに難も有ったりするし、年齢的にもピークは過ぎているような状況だろう。
強敵は少ないから、恵まれればチャンスがないとも言えないが、基本的には軽視で良いだろう。
その他。
モーリス。
安田記念を勝ちG1獲得。
一応、マイルの現役チャンピオン、ランキング1位の立場になった。
ただ、決定的に他馬より強い訳ではないはず。
まして、今回は順調さを欠いて、ステップレースを使えずに、安田記念からのぶっつけに。
そもそも秋は毎日王冠から天皇賞・秋が狙いだったようだから、マイルCSは予定外の行動の意味もある。
順調度を欠いての今回。
一応の態勢は整えて来るだろうが、出走すれば人気にはなるはずで、オッズバランスは悪く、軽視で良いだろう。
イスラボニータ。
久々のマイルになるが、2000mから長くなるよりは短くなる方が適正は高いだろうし、
それを考慮してのJCではなくマイルCS参戦だろう。
そして何より、中距離路線も手薄だが、マイル路線はそれ以上に手薄。
天皇賞・秋3着の実力を発揮すれば、ここではあっさりも十分に有り得る力関係だろう。
ヴァンセンヌ。
2000mの馬とは到底思えず、天皇賞・秋は惨敗は仕方がないところ。
ただ、あまりにも負けすぎだし、毎日王冠も物足りなかっただけに、馬の状態に不安は残る結果。
何処を目標にしていたのか不明だが、元々、マイルCSを目標でのこの2戦ならば、巻き返しはあるだろうが、
この2戦はあまりにも距離だけでは片づけられない負けぶりにも感じる。
人気暴落なだけにその辺で抑えても良いかな程度だろう。
トーセンスターダム。
3歳時のクラシックは冴えない結果に終わったが、皐月賞、ダービーは順調度を欠いていた部分がある。
菊花賞は長距離のしかも高速タイムでの決着。
条件が合わなかった部分がある。
そのあと、朝日CCは快勝。
明け4歳の今年は春シーズンは豪州のG1で2着と善戦した。
宝塚記念は海外遠征帰り直後だし、いろんな意味で特殊なレースなので参考外にしても良い意味はある。
一応、敗戦にはそれなりの理由がある。
天皇賞・秋は除外になってしまったが、カシオペアSは辛勝ながらも勝ち切ったので、今回は辛うじて賞金加算で出走可能に。
今回は運がある。
また、このレースの事を考えれば、前走、東京に行かずに京都でレースしたことは消耗度を考えればプラス。
マイルは初めてだが、軽快さはあるし、ベストでなくてもこなせる距離だろう。
何しろ、強敵は少なく、普通に通用して良いと思う。
ただ、鞍上は幸四郎に乗り替り?
この鞍上弱化は痛すぎるだろう!!
レッツゴードンキ。
オークス以降のレースぶりがあまりにもひどく、桜花賞は勝ったが、G1の価値のないレベルの内容だから、
普通に考えたら、ここでは厳しいだろう。
レッドリヴェール。
昨年、ダービーを使ってケチがついた格好。
2歳女王としてみれば、不振が続いているが、それでも立て直しては来ている。
ただ、牡馬相手では厳しい面はあるだろう。
ダノンシャーク。
昨年の覇者。
今年の3戦はG1馬としては冴えない内容だが、順調さを欠いていた部分も。
また、安定身がないのもこの馬の特徴でもあるから、前走がどうこうは関係ない意味も。
注意は必要。
ただ、年を重ねて7歳。
厳しくなってきている面もある。
上位人気が予想される馬を中心に寸評。
主要ステップの富士S組から。
2着サトノアラジン。
デビュー当初の期待値からいえば、出世が遅れたのは否めないが、気性面の配慮もあってから、
1600m~1800mに絞って使うようになって、徐々に進化してきた。
まだ重賞は勝っていないが、この2戦は重賞連続2着。
前々走はエイシンヒカリに巧みに逃げられ、前走はダノンプラチナが強かった部分と嵌り形になったので、
2着でも勝ちに等しいくらいの価値はある。
特に鞍上にルメールを固定できたのは、好走できるようになった大きな要因だろう。
まだ、本物のG1級かと言えば、そこまでのモノは感じないが、なにしろマイル路線のレベルが低く、
今回のメンバーにしても、G1勝ち馬や2着馬は何頭かいるが、能力的にG1級と言えるほどの馬は不在のようなもの。
G1レースでもレベル的にはG2程度。
この馬で十分通用して良いだろう。
3着ロゴタイプ。
巧みに立ち回ったが、決め手のある2頭に屈したが、中山限定馬になりかけていたことを考えると、
勢いのあった3歳春に近づく復調気配にあるのかもしれない。
それとデムーロ効果も大きいのかもしれない。
ただ、やはり中山巧者は付きまとうのと、今回はデムーロは乗らない?
人気次第の部分もあるが、基本は軽視で良いだろう。
8着カレンブラックヒル。
前走は休み明けと考えれば参考外で良いだろう。
今年は2月に小倉大賞典を勝ち、まだそこそこの力のある所は示した。
安田記念にしても意味不明の後方の位置取りが致命的だったし、立ち回り一つで善戦は見込めるタイプ。
人気は全くないだろうし、連下としては抑えておいても良いだろう。
15着クラリティスカイ。
こちらも休み明け。
着順自体は気にすることはないかもしれない。
恐らく、本気に仕上げていなかった可能性は十分にある。
そうだとして、3歳マイル王者が無様なレースを前提で出走することはどうかと思うが...
一応、3歳マイル王者。
破ったアルビアーノやヤマカツエースが古馬相手に重賞を勝っているから、
あながち3歳馬のレベルが低いとは言えないが、NHKマイルC自体が凡戦だったことに変わりなく、
そういう意味で、そこで恵まれて勝ったこの馬の評価は微妙な点は確か。
皐月賞2,3着馬が菊花賞で2着、1着。
皐月賞5着は価値が高まっている部分はあるから、あとは変わり身がどの程度か?
人気がどの程度になるか?
前走大敗後だから人気になることはないとは思うが...
扱いが難しい馬である。
スワンS組。
1着アルビアーノ。
これまでの逃げ、先行とは一変の差しの競馬で、見事に末脚を発揮して勝利。
ただ、高速馬場の京都を考えれば、タイムは重賞としては標準かそれ以下。
タイム的には特別に価値はないし、あまりにも嵌った感じもある。
ここまで見事だと、1400mがベストという印象も強く感じなくもない。
また、相手関係の問題もあるが、京成杯AHは凡走後の休み明けなのに1番人気。
そこで7着後の前走も2番人気。
妙に人気になるタイプ。
今回は前走勝利後なので、当然人気の一角だろう。
まだ疑う余地も多々あるタイプと思う事を考えると、オッズバランスは悪い。
2着フィエロ。
アルビアーノの激走に屈したが、叩き台としては上々。
昨年も休養を挟んでスワンS(3着)をステップにマイルCSに出走して価値に等しい内容の僅差2着。
順調な叩き台であった。
昨年と比較して、相手関係は同程度だろう。
あとはこの馬自身の出来次第だろう。
順当ならば好戦必至だろう。
5着ダイワマッジョーレ。
一昨年は2着。
ただ、その後はもう一つ。
スタートに難も有ったりするし、年齢的にもピークは過ぎているような状況だろう。
強敵は少ないから、恵まれればチャンスがないとも言えないが、基本的には軽視で良いだろう。
その他。
モーリス。
安田記念を勝ちG1獲得。
一応、マイルの現役チャンピオン、ランキング1位の立場になった。
ただ、決定的に他馬より強い訳ではないはず。
まして、今回は順調さを欠いて、ステップレースを使えずに、安田記念からのぶっつけに。
そもそも秋は毎日王冠から天皇賞・秋が狙いだったようだから、マイルCSは予定外の行動の意味もある。
順調度を欠いての今回。
一応の態勢は整えて来るだろうが、出走すれば人気にはなるはずで、オッズバランスは悪く、軽視で良いだろう。
イスラボニータ。
久々のマイルになるが、2000mから長くなるよりは短くなる方が適正は高いだろうし、
それを考慮してのJCではなくマイルCS参戦だろう。
そして何より、中距離路線も手薄だが、マイル路線はそれ以上に手薄。
天皇賞・秋3着の実力を発揮すれば、ここではあっさりも十分に有り得る力関係だろう。
ヴァンセンヌ。
2000mの馬とは到底思えず、天皇賞・秋は惨敗は仕方がないところ。
ただ、あまりにも負けすぎだし、毎日王冠も物足りなかっただけに、馬の状態に不安は残る結果。
何処を目標にしていたのか不明だが、元々、マイルCSを目標でのこの2戦ならば、巻き返しはあるだろうが、
この2戦はあまりにも距離だけでは片づけられない負けぶりにも感じる。
人気暴落なだけにその辺で抑えても良いかな程度だろう。
トーセンスターダム。
3歳時のクラシックは冴えない結果に終わったが、皐月賞、ダービーは順調度を欠いていた部分がある。
菊花賞は長距離のしかも高速タイムでの決着。
条件が合わなかった部分がある。
そのあと、朝日CCは快勝。
明け4歳の今年は春シーズンは豪州のG1で2着と善戦した。
宝塚記念は海外遠征帰り直後だし、いろんな意味で特殊なレースなので参考外にしても良い意味はある。
一応、敗戦にはそれなりの理由がある。
天皇賞・秋は除外になってしまったが、カシオペアSは辛勝ながらも勝ち切ったので、今回は辛うじて賞金加算で出走可能に。
今回は運がある。
また、このレースの事を考えれば、前走、東京に行かずに京都でレースしたことは消耗度を考えればプラス。
マイルは初めてだが、軽快さはあるし、ベストでなくてもこなせる距離だろう。
何しろ、強敵は少なく、普通に通用して良いと思う。
ただ、鞍上は幸四郎に乗り替り?
この鞍上弱化は痛すぎるだろう!!
レッツゴードンキ。
オークス以降のレースぶりがあまりにもひどく、桜花賞は勝ったが、G1の価値のないレベルの内容だから、
普通に考えたら、ここでは厳しいだろう。
レッドリヴェール。
昨年、ダービーを使ってケチがついた格好。
2歳女王としてみれば、不振が続いているが、それでも立て直しては来ている。
ただ、牡馬相手では厳しい面はあるだろう。
ダノンシャーク。
昨年の覇者。
今年の3戦はG1馬としては冴えない内容だが、順調さを欠いていた部分も。
また、安定身がないのもこの馬の特徴でもあるから、前走がどうこうは関係ない意味も。
注意は必要。
ただ、年を重ねて7歳。
厳しくなってきている面もある。