日本政府関係者によると、北朝鮮が日本時間の15日午前7時前、ミサイルを発射した。韓国軍合同参謀本部も、北朝鮮が首都平壌近郊の順安地域付近からミサイルを発射したと発表した。全国瞬時警報システム(Jアラート)によると、ミサイルは北海道地方から太平洋に通過したもよう。日米韓がミサイルの種類などの分析を急いでいる。国連安全保障理事会は9月11日、北朝鮮に対する石油供給制限に初めて踏み込んだ制裁決議を採択。北朝鮮外務省は「全面的に排撃する」と反発していた。
北朝鮮のアジア太平洋平和委員会は13日、国連安全保障理事会の新たな制裁決議に反発する報道官声明を発表した。朝鮮中央通信声明は日米韓を厳しい口調で非難している。「米国の地を焦土化しよう。報復手段を総動員して我々の恨みを晴らそう」と主張した。さらに「日本列島4島を主体の核爆弾で海に沈めなければならない」と強調した。また、韓国に対しても「同族の皮を被った米国の犬」と決めつけ、「強力な集中攻撃で親米逆賊集団を掃討しよう」と呼びかけた。国連安保理のことも「世界の平和と安全を無残に破壊する悪魔の道具だ」とののしった。