昨年暮れに訪れた「異人館街」 年明け早々に 再び訪れてきました。
大きな楠の木に囲まれた「萌黄の館」は、明治36年(1903)にアメリカ総領事
ハンター・シャープ氏の邸宅として建築されました。 木造2階建て、下見板張りの異人館で
2つの異なった形のベイ・ウィンドウー(張り出し窓)を始め、アラベスク風模様が施された階段
重厚なマントルピースなど、贅沢な意匠が随所にみられます。 その後、昭和19年(1944)に
小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)の住宅になりました。 昭和55年(1980)に国の重要文化財に
指定され長らく 「白い異人館」 と呼ばれていましたが、62年(1987)からの修理で
建築当時の淡いグリーンの外壁に復元されて、この名がつけられました。
クラシカルなタイルの意匠が目を引く暖炉のマントルピース (食 堂)
応 接 室
窓で囲まれた開放的なベランダ。幾何学模様のフレームが美しいです。
庭園の方に出てみますと ・・・ 一瞬 何か分からなかったのですが、なんと震災で煙突が庭に突き刺さっさたそうなのです。
平成7年(1995)1月17日午前5時46分 神戸市を始めとする阪神・淡路地域を
襲ったマグニチュード7.2の阪神大震災により、「萌黄の館」 も見どころのひとつである
3本の赤煉瓦化粧積みの煙突が全て落下するなど、大きな被害を受けました。
3本の煙突のうち中央の1本はメード室に、東側の1本は庭に落下して粉々になりました。
ここに展示している煙突は西側の煙突で、このような状態で庭に突き刺さっていました。
地震の激しさを後世に伝えるために、当時の状態をそのまま保存しています。
となっていました。 もうすぐ 1月17日になりますが もう15年になるのですね。
裏庭に このような状態で煙突があるとは ・・・ 衝撃でした。
海外(ハイチ)でも 大きな地震が報道されていますが ・・・ ホントに怖いですね。
「萌黄の館」を後にして 坂道を降りていきますと 可愛い小物たちが目に入りました。
どれも可愛くて ・・・ 欲しいなぁ~と思うものばかりでしたが ・・・ 買いませんでしたけど ・・・
異人館街をあとにして 布引の滝へと向かいました。