功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

国会は今、野党の今後の出方次第で、どのようにも時間が長引くという情勢です。(2021-06-15 18:58:35)

2021-06-15 20:09:44 | On the Road
▼この法案は、衆議院において護る会(日本の尊厳と国益を護る会)の要請通り、原案のまま無修正で可決、参議院に送られてきました。
 参議院でも修正せず、最終的に無修正で法となるよう、護る会は働きかけ続けてきました。

 それが結実しようとする寸前、すなわち参議院の内閣委員会で採決される前に、野党は、内閣委員長の解任決議案を国会に出しました。
 内閣委員長は、公正な運営で知られる森屋宏さん(参議院議員)です。

 まずはその審議と採決に、夕方から夜にかけて本会議が開かれ、否決を経て、いまは議員会館の事務所で待機です。
 こうしたときは党から「禁足令」が出ます。
 何があっても国会議事堂を離れるな、ということです。
 禁足令がなくても、国会の緊迫を横目にどこかへ行ったりしませんが、禁足令が出ると空気は引き締まります。

 国会は今、野党の今後の出方次第で、どのようにも時間が長引くという情勢です。



▼こうしたなか、ずっとペンディング、保留になっていたテーマの動画がアップされました。
 新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」、その第169回です。
 日本の空の護り、それを自前の戦闘機でやりたいという話です。

 ふだん、こういうテーマに関心ないひとも分かるように、そして日本国民ならみんなに共通する根っこの問題を話していますから、よろしければここを視てください。



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11分前に、キタ━(゚∀゚)━!(ぼくらの国会・第169回)

2021-06-15 18:13:53 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会


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国会全体の決議に育つことができるのか(2021-06-15 14:33:13)

2021-06-15 17:01:00 | On the Road
ひとつ前のエントリー、分かりにくいかた、ちょっと呑み込みにくい主権者もいらっしゃるかも知らないので、忙しくとも、記しておきます。


▼国会の全体でおこなう決議と、ひとつの政党がおこなう決議があるわけです。

 国会には、自由民主党から共産党まで、そして小政党、無所属まで、多様な議員がいます。
 国会の全体で何かを決議しようとすると、多数決で押し切るのではなく、全議員が合意できるまで協議するのです。 ( 全議員は数が多いので、実際には、それぞれの議員の属する会派の代表、無所属の議員による話し合いです )
 合意できたら、決議となるし、合意できなかったら、多数決に切り替えたりせず、合意が成るまで時間をかけて話し合いを続けるか、それとも決議を諦めるかに、道は分かれます。

 国会が慣行に縛られてばかりなのは、改めるべきだとぼくは考え、そう発言もしています。
 ただ同時に、上記で分かってもらえると思うのですが、いつも多数決で決めようとせず、あくまで辛抱強い話し合いで合意を見出そうとすることにも、意義はあります。
 一方で、その合意は当然ながら、妥協の産物となります。
 だから、たとえばぼくにも、「なぜ妥協を許したんだ」という非難、批判が雨あられと降り注ぎます。

▼これに対して、ひとつの政党の決議は、その政党の内部で必要な手続きを終えれば、出すことができます。
 自由民主党の場合は、これも多数決とはせず、部会などで意見を自由に出し合い、最後には部会長に一任という決め方をします。
 一任された部会長は、実際に、出されたさまざまな意見、異見を丁寧に取り込んで、決議を仕上げます。

 ただし、今朝8時からの外交部会で採択された決議は、やや例外的です。
 というのは、部会でつくった決議案ではなく、ウイグル人、チベット人、南モンゴル人やその他の弾圧されているひとびとを扶 ( たす ) けるための4つの議連 ( 議員連盟。これは党の正式機関ではなく、任意の議員グループです。護る会もそのひとつですね ) と野党各党と無所属議員の話し合いで生まれた決議案です。

(※ 護る会の事の決め方も、基本的には上記の部会形式にすることを、2年まえの創建時に申し合わせています)

▼上記の決議案、すなわち、ひとつ前のエントリーにある「ウイグル人、チベット人、南モンゴル人、香港の市民、そしてミャンマーの国民」に対する弾圧や大虐殺を非難する決議は、上記の「国会全体の決議」にしようと、少なくない議員が懸命に努力してきたわけです。
 そして、上述のように、妥協が成立したのですが唯一、公明党だけが実質的に反対され、行き詰まるかに見えました。

 そこで、おとといの朝からきのうの夜までかけて、新しいやり方を模索し、まずは自由民主党として、その正式機関である外交部会できょう、決議を採択すること選びました。

▼今後、この外交部会の決議だけに留まるのか、それともいずれ、国会全体の決議に育つことができるのか、ぼくらは諦めず、絶望せず、失望せず、落胆せず、しこしこと努力を続けるのです。

 写真は、きょうの昼に自由民主党で開かれた別の部会、「経済産業部会」を終えて、歩いて、議員会館の青山繁晴事務所に戻るときに、夏空と銀杏のあまりの美しさに、撮りました。
 こんな立派な銀杏の樹も、最初は、ただ一粒の種から始まるのです。

 ぼくらみな、一粒の種にすぎません。
 おのれは大木を見ることがなくとも、日本の未来の子らが、このような瑞々しい並木を見るように祈って、きょうもただ、歩きます。




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「公明党の姿勢、方針がどうであれ、まず自由民主党として、決議する」(2021-06-15 12:13:31)

2021-06-15 13:06:49 | On the Road
▼この件は、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) で言えば、長尾敬副代表(衆議院議員)らが中心になって、血と汗と言いたいぐらいの努力をしてきました。
 ぼくは、節目の交渉で、連帯と協力をしてきただけです。 ( 護る会の、会としての取り組みではありません )



▼もともとは、中国を名指しして非難する決議でした。
 しかし「国会決議」とするには、全会一致の原則 ( 慣行 ) が、現にあります。
 その全会一致を実現するために、上記のとおり長尾副代表や、古屋圭司・元拉致問題担当大臣や高市早苗・元総務大臣 ( 護る会メンバー ) らが国会の全会派と交渉する過程で、中国の名指しが、落ちました。

 この時点で、ぼくにもどっと、みなさんから憤激の声が来ました。

▼そして、最初はなかったミャンマーのクーデター問題が入り、ミャンマーに対して日本の国会が意思表示することには意味がありますが、中国に絞って非難すべきを非難するトーンがさらに薄まりました。

 ぼくにも再び、みなさんから怒りの声が来ました。

▼ところが、こうして二段階の妥協を経た非難決議案も、公明党から「諒承した」との回答が得られません。
 そこで、長尾副代表と協議して、ここで止まってしまわないための動きをぼくは一気に強め、自由民主党の現役の首脳陣や総理経験者らへの交渉を重ねました。

▼その結果、「公明党の姿勢、方針がどうであれ、まず自由民主党として、決議する」という新しい方針が内々で打ち出され、きょう6月15日火曜朝8時からの外交部会に、下掲の案が制式に諮 ( はか ) られました。

 ぼくは今朝、5時すぎにニッポン放送に入り、午前8時ちょうどまで生放送でした。
 終わると即、自由民主党本部に ( 交通ルールはきちんと守りつつ ) 向かい、非難決議を外交部会として採択するときには、間に合いました。
 そして不肖ぼくも賛成して、採択されました。

▼まだまだ、長い道が続きます。
 その道には、国会の慣行の見直しも含まれるべきだということでは、ぼくの考えは、みなさんと同じです !





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