東京都武蔵野市の松下玲子市長が市議会に提出した、外国人にも住民投票権を認める条例案をめぐり、自民党の青山繁晴参院議員と、武蔵野市を地盤とする長島昭久元防衛副大臣が28日、JR武蔵境駅前で「反対」の立場から街頭演説を行った。
条例案は、外国人でも日本人でも「市内に3カ月以上住む18歳以上の市民」に住民投票の権利を与える内容で、「憲法違反とされる『外国人参政権』の代替として利用されかねない」との懸念が噴出している。
青山氏は約200人の聴衆を前に、8月の市民向け意見交換会の出席者が10人だったことなどを踏まえ、「松下市長は市議会で賛成反対を決める前に、住民の意見を、もう一度、広く吸い上げるべきだ」と条例案の撤回を求めた。