雑感「日々是好日2」

NO MUSIC,NO LIFE.音楽好きなのんびり屋さんの日常をつづってゆきます。きょう一日が良い日であるように…。

地デジ化はまだ。

2010-03-22 23:07:23 | Weblog
きょうは、前置きとして
明るい話題2つと、
「グッドラック+ファイト」を込めた話題を1つ、
書かせていただきます。



カナダ・バンクーバーパラリンピックで、
先日(過日投稿)に続き、
新田佳浩選手が
2つめの金メダルを獲得されたそうです。

御存命中のおじいさまと、
残念ながら亡くなられたおばあさまに、
ひとつずつ
ゴールドメダルを捧げることができるなんて、
お孫さんとして最上級の孝行だと思います。
幸運をも味方につけることができたのでしょう。
すばらしいことです。



春の甲子園・選抜高校野球大会も
開幕しているようで、
広島県代表の広陵高校が接戦を制して(7-6)
初戦勝利を収めたようです!!

ちなみに
対戦相手は京都府代表・立命館宇治高校だったそうです。
(歌手の倉木麻衣さんの出身校?)

おとなになってからは、
甲子園の高校野球大会のテレビ中継を
すっかり見なくなってしまったのですが、
実家に居た頃は好んで拝見しておりました。

わたしは四国の愛媛県出身ですので、
松山商業、新居浜(にいはま)商業、今治西高、宇和島東高…
県内には、全国区で名を馳せた強豪校がありましたから、
(むかしは西条高=眞鍋かをりさんの出身校=も強かったらしいです)
テレビ中継を観戦する側にも楽しみがあったのです。
上甲さんという名物監督さんがいらっしゃいまして、
そのかたの鍛え上げたチームは強かったように思います。

あとは・・
各校ブラスバンドが応援にどんな曲を使っているのか、というのも
興味津々でした。
定番だと「コンバットマーチ」とか・・・
かつてよく使われていたのは「宇宙戦艦ヤマト」とか「ルパン3世のテーマ」とか
「鉄腕アトム」とか・・・
大阪のPL学園高などは「ツァラトゥストラはかく語りき」なんかを多用していたような?


=※ちょっとだけ追記です※=====================

定番応援曲をうっかり抜かしておりました(…すみません)。
「YOUNG MAN」があるじゃないですかっ!!(←キリッ!)
ホンマにすみません…
「おまえ、自分のブログのブックマークの設定を
なめとんのかっっ!!」ってことでして…

大変失礼いたしました…^^;

(以上追記でした~)
―――――――――――――――――――――――――――――――――





いまはどんな曲が使われているんでしょうかね?
クイーンの「We Will Rock You」なんかが
定番化してるんでしょうかね?


以上が明るい話題です。




他方で・・
どうお伝えしてよいか分からない話題ですが・・

ロックバンド(でいいのかな?)「SOPHIA」の
キーボード御担当メンバー、
都 啓一さんが
濾胞性(ろほうせい)悪性リンパ腫(血液の癌)に罹患されたことを
ライヴツアー中に
自ら公表なさったとのことです。
来月から音楽活動を休止、治療に専念なさるとのことです。

都さんは
歌手の久宝(くぼう)留理子さんの旦那様であり、
2児の父でもいらっしゃるとのこと。

わたしにとっては
今回初めて耳にした病名でした↓
>国立がんセンター がん情報サービス>濾胞性(ろほうせい)リンパ腫


「SOPHIA」といえば、
松岡 充さんがヴォーカルを務めるバンドで、
息の長い活動を続けておられる印象があります。

松岡さんは
西城秀樹さんと親交のあるアーティストさんです。

再び「SOPHIA」バンドメンバーさん全員が揃って
音楽活動を再開できるように
都さんの寛解を願っております。




ここまでが長い前置きでした。


きょうは「3連休」の最終日。

先日、用事の途中で体調を悪くして
帰宅したものですから、
続きの用事をひとつでも済ませようと思いまして
ちょっとの間
街へ出ておりました。



すると
マイクと小ぶりな機材を持った
インタビュアー(もしくは取材記者さん?)とおぼしき方が
パウチパックされたペーパー1枚(のように見えました)を持って
突然わたしの方へ近づいて来られまして、

「あなたの御家庭では、すでに『地デジ対応』は
 お済みですか?」といきなりの御質問。

「いえ、まだです」とわたし。

その方が手にされていたペーパーもどきには
「2011年7月で地上波アナログ放送が終了し・・」などと
数行の文章が
黒文字の太いゴシック体で印刷されておりました。



更に御質問。
「それはなぜですか?」

「まず、期限までには、まだ間があるということと、
 それから、
 これは個人的な理由になりますが、
 わたしが病気の治療を現在しておりまして
 そちらに費用がかかるものですから、
 受像機の購入に使えるほどの経済的余裕がない状態にあります。
 治療のめどが立って、
 経済的にも余裕が出来てから
 受像機を購入しようと思っています」

こんな感じで
正直にありのままを
答えてしまいましたですねえ・・。


なんせ
急なこと&予期せぬことだったので
当然なんら心の準備とかしていませんでしたから、
理路整然と説明できていたかどうか
言い回しがこのとおりだったか
覚えてないですけどね・・。


あとから考えて
「そういえば放送局名とか、ケーブルテレビ会社名とか
 なにも名乗らなかったなぁ、あのひと。
 どこの(団体の)ひとなんだろう・・?」
ちょっと気持ち悪いというか
怖くなりましたけどね・・。
(なんで質問されたときに
 すぐ気づかなかったかなぁ・・?)



まぁ、
面白い答えではないので
ボツになっていることを望みます。
(たぶんボツだろうと思いますし、そう期待しています)




わたしは
歩くときに
どうしても
ゆっくりと
足を引きずりながら(「ビッコをひきながら」って方言ですか?)
歩かなければなりませんので、
目立つんでしょうね。

それで
声をかけられてしまったんだろうな、って思いました。
正直
嫌悪感がありました。


ただ
質問自体は
逃げ隠れするようなことを訊かれているわけではなかったので、
当座の対応としては
普通に淡々と答えておけばいいのかな、と。
ノーコメントってのは逆に奇異かもな、と。
それで淡々と答えておいたんですけどね。

今後こういうことがあったら
ノーコメントで立ち去るのに
越したことはないかもしれんな、と思いましたね。



ということで
わが家は
「地デジ化」未対応世帯ですし、
今後の対応予定は
いまのところ未定です・・^^;
(IMEくんが「血で時下」と誤変換してくれました…ホラーかよ!)


鹿のゆるキャラ「地デジカ」さんや
SMAPのつよぽんに
いくら呼びかけられても
現状ではちょっとムリです。


総務省さん、すみません・・・

「がんばる」という言葉について。

2010-03-22 00:30:29 | Weblog
「がんばる」という言葉に関連して、
わたし個人的にですが
とても興味深く拝読したツイートURLを
紹介させていただきます↓

>環境情報デザイナー 魯祐(You Sakana)氏のツイートURL -you Sakana(yousakana) on Twitter

You Sakana氏と、
ファンクショナル・アプローチで知られる 「改善士」横田尚哉(ひさや)氏
ツイッターを利用して
「がんばってね」という言葉の代替について
やりとりをしておられます。
(2010年3月20日付のツイートにて)




「がんばって」「がんばれ」と声をかける側の思いと、
「がんばって」「がんばれ」と声をかけられた側の思いが
必ずしもイコールとは限らない場合があることを
ここ数年
ずっと気にかけておりました。
(声をかける側=「応援・激励」、かけられる側=「さらなる努力の要求」)

図らずも、
You Sakana氏が
横田尚哉氏へ問いかけておられた内容と
同様な語感を
持ち続けておりました。




かつて
作家の五木寛之氏が
「頑張る」は「頑固に意地を張る」(意固地になる)ことから来ていて
必ずしも100%プラス・ポジティブ・肯定的に・歓迎して捉えるべき
言葉や概念とは言い切れないと思う・・というような趣旨のことを
著書の中で仰っていた覚えがあります。

(同様に、「あきらめる」は「明らかに見極める」ことであり
 決して100%ネガティブでマイナスなイメージとは言い切れない。
 「あきらめる」もアリだと思う・・といった趣旨のことも
 同じ著書において仰っていたような・・。)




他方で、
頑張る」という漢字に由来すると思われる、
視覚的にキツイ印象を和らげる目的でしょうか、
あるいは
「がんばる」レベルを更に引き上げる目的も兼ねているのでしょうか、

「がんばる」を表記するときに用いる漢字をあえて
顔晴る」(=顔が晴れやかになるように「がんばる」の意味だそうです…これも一種の造語でしょうか?)に
置き換えて、
プラスイメージ化を図っている事例も
多く見かけるようになりました。



わたし個人的には
この「顔晴る(がんばる)」置き換え表記について
正直
抵抗感とか
ムリヤリな感じを
ずっと一貫して
拭い去れずにおりましたので、
「がんばる」という言葉そのものとともに
気にかかっていた(引っかかっていた)テーマでした。


「顔晴る」表記使用の考え方に賛同されて、
日々顔晴って(がんばって)いらっしゃる方々が
上記のくだりを読まれたら
お気を悪くなさるかもしれないので
申し訳ないとは思うのですが・・・。



むしろ
これもわたし個人的な感想にすぎませんが、

韓国語の「ふぁいてぃん!」(聞こえ方は「ぱいてぃん!」のほうが近いかな?)

これは「Fighting!」つまり
英語由来の言葉だそうですが、


「顔晴って!(*^-^*)」よりも
「ふぁいてぃん!(*^-^*)」のほうが
なぜか
より柔らかい語感のように思えて
素直に受け取れてしまうのです。
「ガ~~ンバっ!(*^-^*)」程度の
ハートマークつきで
気楽に、ありがたい気持ちで受け取れる。



横田尚哉氏が
You Sakana氏に返信なさっていたのは
「がんばってね=グッドラック+ファイトですかね」という
アプローチでしたね!!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「がんばる」ことが
最善であり
美徳であり
当然であり
義務であり

ある意味
「勤勉実直な、古きよき日本人らしさ」的なものであるかのように
ずっと考えてきましたし、

別の意味では
それが一種の「セルフマネジメント(自己管理)」であるかのような
教育を受けてきて
それを自分で受け入れてきたとも思いますし、

そういった根っこの部分は
いまでも
わたしの中では
変わっていないように思うんですけど・・・


ただ
ある時期から
「がんばる」という言葉への
抵抗感も
芽生えてきたんですよね。

上限のなさというか
際限のない「がんばり」を
求められているような
せき立てられているような
強迫観念が
常に
つきまとうようになった。



それは・・
たとえば・・

もともと
5点満点で2点程度のレベルだったものを
少しずつ
なんとかして
やっとの思いで
5点取れるように
自分を引き上げました、と。

ところが
「タカが『5点満点』設定で
 5点満点取れたからって、
 それで喜んでいちゃダメでしょ。
 あなたの上を行くひとがいくらでも居るんだよ。
 人間の可能性って無限大っていうじゃない!
 
 だから
 あなたは『ガンバリ』がまだまだ全然足りてないの。
 努力不足なの。苦労が足りないの。甘えてるの。
 
 そうだ!今この瞬間から『10点満点』に変えましょう。
 採点をより厳しく(シビアに)変えますよ。
 もちろん、
 あなたたちが到達すべき最低水準も
 これまでよりも
 一気に引き上げますからね。
 『もうムリです。出来ません』という言葉は
 単なる自分の思い込みです。ワガママです。
 そんなもの、この場で捨てて、廃棄して、忘れ去ってしまいなさい。
 さぁ!『頑張りましょう!頑張ってね!』」というような。


「馬とニンジン」の例え話と
同様なことなのかもしれませんけどね。


まぁ、こんな感じ、こんな調子の
繰り返しで
際限のない嵩上げを
求められ続けているような気がして
(それはいまだに感じる場合がありますけどね)
「ちょっと待てよ」って
「勘弁してくれよ」って
思うようになったんですよ。

自分のなかで
どこかしら
悲鳴を上げていたんだろうね。
ずっと耳を塞いできたし
蓋をすべき存在だと思ってきたのですが(思わされてきたのかも?)、
ようやくその悲鳴を
受け入れるようになったのかもしれないですね。


ひとはひとでいいじゃないかと。
それぞれ違うし、
それぞれの身の丈があるしと。
誰もが「ひと」を飛び越えて
「超人」になる必要性とか義務なんて
あるわけがないでしょうと。
自分の身の丈で充分だ、それでいいじゃんって。



そうであれば、
逆に自分がひとさまに
激励とか勇気づけとかの気持ちで
ひと声かける必要が生じたら、
状況に応じて言葉を選ばないといけないなと。

こちらとしては
「がんばってね!」と
明るく軽くかけたつもりの
たったひとことが
相手様にとっては
重荷とか足かせ…負担や重圧や義務感になりうることも
自分の気持ちの片隅に
置いとかにゃ~いかんのんじゃなぁと。

・・・なかなか実践できてないなと思いますけどね・・・



日付が変わったので
昨夜の放送になりますけど
TBS系(MBS)の番組「情熱大陸」で
スタイリスト菊池京子さんが
いろいろ語っておられる言葉の中に
「がんばってる感じ」「がんばっちゃってる感じ」という表現が
時々出てきていたんですよ。

番組を拝見した限りでは
わたし個人的には
「がんばってる感じ」「がんばっちゃってる感じ」は
不相応な背伸び感とか、ムリがあります感とか、違和感とか・・
菊池さんが避けていらっしゃるスタイリングを
暗に指しているように思ったんですよね。
ニュアンス的にそう思った。

ですので
菊池さんの姿勢に共感しておりました。