LEDについて勉強してきました。
聞けば聞くほどわからなくなる・・・第4世代のあかり=LEDはかなりのクセモノです。まだまだ発展途上。まだまだ手探り状態での開発。毎年発表される新機種の数々・・・。
もう少し、腰を据えて待ってみましょうか?
40Wの白熱灯に比べ、光束1lmあたりの開発コストが約50倍もかかるLED。器具価格が高価になるのも無理はありません。
それでも年々、良い商品が発表されます。ハイパワーのLED器具が出たことに喜んだ2007年秋から1年半。その進化はめまぐるしいものです。
さて、問題のLED。みなさんも良くご存知ですよね。
ちなみにLEDは私たちの身のまわりの至るところに使用されていますが、その全使用の内、もっとも大きな割合である52%を占めるのが携帯電話のバックライトです。
そう、皆さんが今手にしているその携帯ですよ。ほんと身近に存在していますよね。
LEDに変更が進められていることで有名な信号機は約6%、今日話題にしたい照明器具は11%、その他、屋外用大型ディスプレイや車、道路交通表示板などに利用されています。
ところで、LEDが照明業界の中でこんなにも優遇され、開発が進められているのには訳があります。それは、地球温暖化を受けて、世界が真剣に取り組みを始めた「脱白熱電球」の動きです。
世界の動向は次の通り。
カナダ=2012年までに白熱電球の販売を禁止する法案提出
EU=2010年までに白熱電球の使用を禁止
中国=今後10年間で白熱電球の生産中止の方針
アメリカ合衆国=2014年までに白熱電球を廃止する方向で検討
オーストラリア=2010年までに段階的に白熱電球の使用を禁止
そして日本はというと・・・
2008年4月、当時の経済産業大臣であるA氏が「2012年までに白熱電球の製造・販売禁止の方針」を明らかにしました。
これを受けて某大手メーカーは、「今後白熱電球の生産はしない」という発表をします。
え~!!!うちの照明、白熱電球がたくさん使われているんだけど。
ランプが切れたら、もう、交換できなくなるの?
器具ごと交換しなきゃいけないの?
・・・と、不安になられた方もたくさんいらっしゃると思います。
このブログの中でも何度もお話しているかも知れませんが、白熱電球には白熱電球なりの良さがあります。現在のところ白熱電球でなければ出来ないこと。白熱電球ならではの魅力があります。つまり、もちろん、エコに取り組むことはとても大切で重要なことではありますが、そう簡単に廃止することはできない、私たちにとって必要な灯りなのです。
白熱電球といっても、その種類はたくさんあります。
一般電球
に代表されるE26型(口金φ26mm)、
クリプトン球
(現在、一般住宅では主流の白熱電球です。)、
クリプトンレフ球
などのE17型、
ダイクロイックハロゲン球、
ハロゲン球
などのE11型などなど・・・。
このうち、E26型のものは廃止の方向に向かっています。
でも大丈夫。
こちらは、電球形蛍光灯で対応できますから、ご安心を。「とっくに変えてるよぉ~。」って声も聞こえて来そうですね。
さて、問題はその他の白熱電球たちです。このコたちは、まだ現在の照明空間には必要不可欠な存在です。例えば、E17のクリプトン電球。
現在は、E17タイプの電球形蛍光灯も出現しているのですから、対応できると思われがちですが、そう簡単ではありません。口金の規格は確かに同じ。E(エジソンベース)の17mm。しかし、口金にピッタリはまったとしても、ランプカバーがおさまりません。
クリプトン電球はとても小さな電球。この大きさに対応できる蛍光ランプは現在のところ製作不可能のようです。
この他、ハロゲンのようにキラっとしたきらめきや輝きが必要な場合(例えば、アクセサリー売場など)、調光してシーンに応じた照明空間を楽しみたい場合、パチパチと入・切を繰り返し、即時100%の明るさが求められる玄関や階段、サニタリー空間の灯りなど、白熱電球は、たくさんの役割を担っています。
ここに挙げた以外にも、本当にたくさんの演出をしてくれている白熱電球は、1879年の出現以来、愛され続けて130年!
さて、次に電球形蛍光ランプのめざましい進化のお話に移ろうと思いますが、すっかり長くなってしまいました。
このお話しは、また次回に。
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聞けば聞くほどわからなくなる・・・第4世代のあかり=LEDはかなりのクセモノです。まだまだ発展途上。まだまだ手探り状態での開発。毎年発表される新機種の数々・・・。
もう少し、腰を据えて待ってみましょうか?
40Wの白熱灯に比べ、光束1lmあたりの開発コストが約50倍もかかるLED。器具価格が高価になるのも無理はありません。
それでも年々、良い商品が発表されます。ハイパワーのLED器具が出たことに喜んだ2007年秋から1年半。その進化はめまぐるしいものです。
さて、問題のLED。みなさんも良くご存知ですよね。
ちなみにLEDは私たちの身のまわりの至るところに使用されていますが、その全使用の内、もっとも大きな割合である52%を占めるのが携帯電話のバックライトです。
そう、皆さんが今手にしているその携帯ですよ。ほんと身近に存在していますよね。
LEDに変更が進められていることで有名な信号機は約6%、今日話題にしたい照明器具は11%、その他、屋外用大型ディスプレイや車、道路交通表示板などに利用されています。
ところで、LEDが照明業界の中でこんなにも優遇され、開発が進められているのには訳があります。それは、地球温暖化を受けて、世界が真剣に取り組みを始めた「脱白熱電球」の動きです。
世界の動向は次の通り。
カナダ=2012年までに白熱電球の販売を禁止する法案提出
EU=2010年までに白熱電球の使用を禁止
中国=今後10年間で白熱電球の生産中止の方針
アメリカ合衆国=2014年までに白熱電球を廃止する方向で検討
オーストラリア=2010年までに段階的に白熱電球の使用を禁止
そして日本はというと・・・
2008年4月、当時の経済産業大臣であるA氏が「2012年までに白熱電球の製造・販売禁止の方針」を明らかにしました。
これを受けて某大手メーカーは、「今後白熱電球の生産はしない」という発表をします。
え~!!!うちの照明、白熱電球がたくさん使われているんだけど。
ランプが切れたら、もう、交換できなくなるの?
器具ごと交換しなきゃいけないの?
・・・と、不安になられた方もたくさんいらっしゃると思います。
このブログの中でも何度もお話しているかも知れませんが、白熱電球には白熱電球なりの良さがあります。現在のところ白熱電球でなければ出来ないこと。白熱電球ならではの魅力があります。つまり、もちろん、エコに取り組むことはとても大切で重要なことではありますが、そう簡単に廃止することはできない、私たちにとって必要な灯りなのです。
白熱電球といっても、その種類はたくさんあります。
一般電球
に代表されるE26型(口金φ26mm)、
クリプトン球
(現在、一般住宅では主流の白熱電球です。)、
クリプトンレフ球
などのE17型、
ダイクロイックハロゲン球、
ハロゲン球
などのE11型などなど・・・。
このうち、E26型のものは廃止の方向に向かっています。
でも大丈夫。
こちらは、電球形蛍光灯で対応できますから、ご安心を。「とっくに変えてるよぉ~。」って声も聞こえて来そうですね。
さて、問題はその他の白熱電球たちです。このコたちは、まだ現在の照明空間には必要不可欠な存在です。例えば、E17のクリプトン電球。
現在は、E17タイプの電球形蛍光灯も出現しているのですから、対応できると思われがちですが、そう簡単ではありません。口金の規格は確かに同じ。E(エジソンベース)の17mm。しかし、口金にピッタリはまったとしても、ランプカバーがおさまりません。
クリプトン電球はとても小さな電球。この大きさに対応できる蛍光ランプは現在のところ製作不可能のようです。
この他、ハロゲンのようにキラっとしたきらめきや輝きが必要な場合(例えば、アクセサリー売場など)、調光してシーンに応じた照明空間を楽しみたい場合、パチパチと入・切を繰り返し、即時100%の明るさが求められる玄関や階段、サニタリー空間の灯りなど、白熱電球は、たくさんの役割を担っています。
ここに挙げた以外にも、本当にたくさんの演出をしてくれている白熱電球は、1879年の出現以来、愛され続けて130年!
さて、次に電球形蛍光ランプのめざましい進化のお話に移ろうと思いますが、すっかり長くなってしまいました。
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