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インテリアコーディネーターのブログ。
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9月16日 闇の子供たち

2008-09-16 | ひとりごと
8月2日より上映の始まった「闇の子供たち」を見てきました。

値札のついた命
これは、「闇」に隠された真実の物語

映画サイトの冒頭から衝撃的なことばが並びます。
それは、正直なところ、見たくない映像・内容でした。こうしてレビューを書こうとしたり、その内容を人に話すと、映画の中の絵がありありと甦ってきて心を締め付けます。あってはならない現実、あり得ないハズの現実が、私たちの本当に近くで起こっていることを知りました。


きっかけは、たまたまつけていたテレビに流れた映像でした。
日本人の子供に移植される臓器・・・生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実。
まさか?!信じがたい、信じたくないけれどそんな真実を描いたこの作品は、あまりにも衝撃が大きすぎて、限られた劇場でしか上映されないと知りました。
京都ではCOCON烏丸内にある京都シネマだけの上映です。
その内容に耐える自信がないから、一時は見に行くことを躊躇しました。しかし、恐らく上映期間の終了後、DVDになる可能性も低いような気がして、ここで見ておかないといけないような気がしました。

今回は内容が内容だけに、きちんと理解したいと思い、前もって映画のサイトであらすじを読みました。さらに、ブログを検索してその感想に目を通しました。
ブログでは、「実際にタイの子役の子を使っている関係から、その子たちを傷つけないために、どうしても表面的な描き方になっているのが残念だが、それは仕方のないことだろう。」というような記述がありました。

私はむしろその「表面的な」という記述を頼りに、映画館に向かうことができたのかも知れません。

映画館には予想以上の人が溢れていました。80席あまりの小さな劇場はほぼ満席。私と同世代の女性が多いように感じました。
さて実際の内容はというと、あれが「表面的」だと言われることにショックを隠し切れませんでした。何度も画面から目をそらしたい衝動にかられました。
わずかなお金と引き換えに親によって売春宿に売られる幼い子供たち。大人たちの忌まわしい欲望を満たす道具とされる子供たち。嫌がれば虐待を受け、エイズを発祥すれば、生きたままゴミ袋に入れて捨てられる・・・。

社員旅行の幹事をしていた2年前、タイ旅行が計画されていました。
そんな中、クーデターが起こり、行き先が北京に変わりました。ですから私はタイに行ったことがありません。でも、タイに行ったことのある人たちの評判はとても良いものばかりです。しかも、タイの人は親日だから、日本人にとってはとても安心だと・・・。

この映画を見て、「親日」という言葉を疑わなければならなくなりました。本当にそうだろうか?私がもし、タイに生まれて居たなら、こんな現実を前に日本人を好きになんてなれない。私たちが目にする美しい観光スポットの裏には、ひどい現実が存在していることを知りました。
こんなひどい現実が、世界中から消えることを願う一方、何もできない、そんな簡単に変わらないことを理解できてしまう今日・・・せめてこの事実があることを知り、信じがたい現実が存在していることを忘れてはいけないと思いました。

その晩に見た夢の内容は全く覚えていませんが、朝食時に、昨日はひどくうなされていたけど、大丈夫だったかと聞かれました。

自覚している以上に、ショックの大きかった作品ですが、ぜひ、多くの方に見てもらいたい作品です。そしてこの現実を、日本人の中にも加害者が居るという事実を同じ日本人として知らなければならないと感じました。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さぶ)
2008-09-20 11:54:51
この映画、別な人からも観ることを勧められていました。行こうと思っています。

昨日だか一昨日、テレビで人間が地球上からいなくなったら・・・という科学的な予測をもとにシミュレーションした番組では、200-300年したら概ね本来の姿を取り戻すだろうとのこと。

人は過度の欲望をもったり、人の信頼を裏切ったり、
「一体何なんだろう」と、この歳になっても思います。
子供が被害にあうようなことだけは何としても防ぎたいですね。
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Unknown (ogawa)
2008-09-20 13:30:40
おっしゃる通りです。
この映画を見てから、数日が経ちましたが、ふとした折にその映像が甦ってきては、気分が悪くなるというか、言葉では表現できないどんよりした気持ちに襲われます。

人間は唯一『理性』を持つ動物だと聞きました。
しかし、世界中で起こっている様々な事件や、このように信じ難い現実を目の当たりにすると、人間に与えられた『理性』というものの実態について考え込んでしまいます。いつの世も犠牲になるのは、幼い子どもたち。

子どもが安心して暮らせる世界を『平和』というのかも知れませんね。
これから・・・日本は、世界は、どこへ向かっていくのでしょうか。その日以来、言いようのないモヤモヤした気持ちに支配されています。
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これ,うそだから. (バンコクからです)
2008-09-23 11:07:20
タイから書込みしていますが,タイ国内の日本人会の知人などでも「こんなん,うそだろ!」で一笑ですよ.

#IPアドレスみりゃバンコクかどうかわかると思うから,勝手に調べて.

>自覚している以上に、ショックの大きかった作品ですが、ぜひ、多くの方に見てもらいたい作品です。そしてこの現実を、日本人の中にも加害者が居るという事実を同じ日本人として知らなければならないと感じました。

ナイナイ.
ナナSoi1のバムルングラッドやラマ9病院ならいざ知らず,設備も整っていない病院で心臓移植,ましてやその後の免疫抑制を抑える治療や薬の投与
など,どれだけ設備とコストがかかると思っているのよ.

本物だと思わないでください...
あと,ガイジンや日本人が幼女をつれたり歩いたりしているのを想像しているかもしれませんが,ありえません.
確実に通報されます.
貧しいと思われている,チェンライではそれをやろうとした日本人(某電気メーカの社員.タイでは社名まで公表された)が昨年だかに父親にぶっ殺されましたが,ロリペドは激しく厳しいです.
白人連中でさえもナイですよ.

ロリっぽい女を買うのはいつでもできますが,少女売春,ましてや臓器移植など,もってのほかです.ハイ
*****
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なし (映画はいろんなプロパガンダに利用されますよ)
2008-09-23 15:35:15
映画内容を妄信する前に、フィクションかノンフィクションかまず調べましょう。
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Unknown (ogawa)
2008-09-24 09:18:23
プロパガンダ・・・ですか。
どちらにしても私にとってはショックな話です。
自分で見たわけではないから、何が本当なのかわかりませんね。耐震偽装しかり、食品偽装しかり、マスコミによる情報操作しかり・・・
せめて私自身は嘘のない生き方をしたいものです。
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