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インテリアコーディネーターのブログ。
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4月7日 三協アルミ・立山アルミ新商品展示会

2006-04-08 | イベントレポート
4月6日、京都駅から京都三協サッシさんのバスに乗り、インテックス大阪で開催された新商品展示会へ連れて行って頂きました。
午前中、名神でタンクローリーの横転事故があり、予定通り会場に到着できるか不安の中出発しました。たしかに普段より混んではいたものの、大幅な遅もなく会場に入ることができました。
会場であるインテックスが見えてきた段階でも予想はできましたが、会場は大盛況でした。
私が到着した時点(13:00過ぎ)ですでに5000人を超える来場者だと聞きました。
昨年、一昨年とも参加させて頂きましたが、年々来場者は増えているようです。世間の関心が高まっている証拠なのでしょう。
たしかに、カタログで何度見てもわからないものが、現物を見て触れることによって感じることはたくさんあります。日頃から商品に触れている私のようなものでさえ、見るたびにいろいろなことを感じるのですから、これから家を建てよう。リフォームをしよう。とされている方には、大変価値のある一日になるのではないでしょうか。
特に、日頃簡単に見ることができないサッシメーカーの展示会は、お時間をつくってぜひ、参加して頂きたいというのが、私の気持ちです。
私も、この仕事を始めたころから、このような展示会に参加したときの自分のテンションを客観的にはかっているときがあります。
新しいものを見て感じること。ステキな商品を見て嬉しくなる気持ち。疑問を持つ感情。どちらにしても、ワクワクする感じ。
こういう気持ちになれなくなったとき・・・。その時はこの仕事を辞めよう。と心に決めています。
モチベーションが下がっているときは、物事をマイナスで見がちです。
ついついバーゲンを彷彿させる人の多さと、見たい商品を見ようにも、触れようにも、まずは目の前にいる見知らぬ同業者との戦い(?)があります。
すごく疲れます。時々嫌になったりもします。
だから、無理矢理テンションを上げるようにしています。

以前、社内研修でトステムのショールームを訪れたことがあります。そこで受けた講義の初めに「まずはプラスの気持ちで聞いて下さい。素直な心で見てください」とおっしゃった言葉が印象に残っています。
そう。物事を吸収するには、思いっきり素直な心を準備しておかなければ、ぎゅ~と吸収することができないんですよね。
マイナスの気持ち。つまり物事を否定的な目線で見てしまうと、欠点ばかりを拾ってしまうので、一つも吸収することができないと思います。つまりそれは、時間の無駄。
展示会に参加するときにはこんな心構えが必要だと思います。

それでは、本題に入りましょう。
まず、発表された全体的な商品の構成について、かなりの好印象を持ちました。
その中から代表的なものをご紹介したいとおもいます。

①玄関ドア
全く個人的な見解ですが、今春発表の新デザインにおいて、他メーカーを一歩上回ったように思います。
デザインのシャープさ。重厚感。コストバリュー。どれをとっても満足できます。

中でも特に目を引いたのがこの商品。

モダーニ type11

カタログでは到底その良さを伝えきることはできませんが、ブラックガラスが組み込まれて、モダンでありながらもしっかりとした高級感と存在感がありました。
片開きドア=274,000円、親子ドア=363,000円。
この存在感でこの価格は、かなりリーズナブルだと思います。

その他部材として特徴的なのが薄型シリンダー

これは、以前からの仕様ですが、三協・立山の特徴的な商品の一つなのでご紹介します。
シリンダーの飛び出し寸法が少ないため、もぎ取りなどの破壊行為対策に効果的な上、ドア本体の美観も損ないません。

更に、防犯を強化したい時にオススメなのが、ボタン式補助ロック

たった7,500円の追加で、安心のシステム。
施錠する際は、従来通り。解錠する際に利用します。
操作は簡単。鍵を挿入後、予め設定した暗証番号を押します。暗証番号が合致したときのみ鍵が解錠方向へ回る仕組みとなっています。
ぜひ、ハチセの仕様にも取り入れたい商品です。

②メイクスライド&メイクスクリーン

今年の初め頃に探していたのが、このメイクスクリーン。
残念ながら、問い合わせをしたときには、ご紹介して頂けるものがなく、今回新登場したようです。今春でどのメーカーも同様の商品がアイテムに加わったところをみると、この手の商品に対するユーザーの要望が多いことがわかります。

しかし、三協・立山がオリジナルを打ち出しているのがメイクスライドです。

京都の間口の狭い物件のリフォーム時に頭を悩ませていたことをすっきりクリアしてくれたのがこの商品です。
外観の意匠として格子を付けたい。
しかし、大きな開口部をなくしてしまうことで、引越しの際の家具の搬入が困難。

・・・結果、格子の取り付けを諦めなければならなくなった物件もあります。

この商品なら、そんな悩みも解決してくれます。
家の中のプライバシーも確保しながら、やわらかな光と爽やかな風を取り込むことができる。
時には、格子を引いて、外からの光や風を思いっきり採り込んでみてはいかがでしょう?

③インテリア建材新シリーズ

以前から、個人的には好きだった、三協のインテリア建材。
他メーカーに先駆けて発売されたAMISでも、その特徴は出ていますが、とにかくシャープなラインが印象的です。
最近のモダンな住宅に合わせて、木質とアルミ素材の組み合わせや、スリットガラスを組み込んだ商品は珍しくなくなりましたが、ここまでシャープな商品を発表されたことで、メーカーの特色をうまく出されたように思います。
今春は、旗丁番からピボットヒンジにすることで更なるシャープさを実現されたようですが、旗丁番に比べ、施工に融通が利かないようなので、大工さんからは嫌がられそうな不安もあります。
私としては、ピボットヒンジに一票投じたいと思いますが・・・。

(旗丁番)


(ピボットヒンジ)

④エクステリア商品

人の流れを読んで、なんとか写真におさめたのが、アクセンティア
外構プランを考えるときに、カタログだけではわかりづらいので、写真におさめておきました。高さの上下もランダムに施工することも可能。自由に湾曲を描いてオリジナルにデザインできるので、用途も広がるのではないでしょうか。

この他、「カムフィ ネオ」というカーポートもかなり優れものです。この場でご紹介したかったのですが、残念ながら、三協・立山ともホームページにも掲載されておらず、新商品パンフレットにも未掲載でした。
写真を撮っておくべきだったなぁ。
価格は従来のものとほとんど変わりませんが、ものすごく細かい配慮をされた商品です。

会場は大変混雑していたので、帰りのバスには乗らず、一緒に来たみなさんよりたっぷり時間をかけて商品を拝見しました。
何度も言いますが、今回のラインナップはかなり満足しました。
この他にも、従来の三協のイメージを払拭する天然木を利用した商品や、参考出展の網戸内蔵サッシなど、興味深い商品がたくさんありましたが、紹介できるツールが少ないのが残念です。
なるべく早いうちに、ホームページ上で紹介されることを期待します。
※本文に掲載の価格は、カタログ価格です。原材料価格の高騰につき、4月1日発注分より8%から12%程度の価格の改定が発表されています。


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