大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

山岸幸一さん 2

2009-10-10 17:00:00 | 日記
「日本の着物は、日本の風土から生まれ、畳の上の生活で育まれてきたんですよ。それがどのような特性を持っているのかを知れば、おのずとどんなものを織るべきかが見えてきます。」

「だからまわりは関係ないんですよ。孤独な方がいい。頭を空っぽにしてそのものの声を聞き、対話の中でいちばんいいタイミングを引き出していく、ただそれだけですよ」

「染め液は生きているから、何十分おきに見てやらなくちゃならない。こうやって生活のそばに水流がないとそれができないんです。生きているものは、常に近くにいるとそれぞれの『精』がわかってくる。人で言えば個性のようなものです。植物によっても違うし、花びら、根っこ、茎によっても違う。だから、染めるというのは単に色を付けるということじゃないんですよ」

『蚕からの着物づくり 天の虫 天の糸』より引用


http://okawara.vox.com/ でも『大川原有重の日記』を綴っています。どうぞよろしくお願いします。

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