「日本の着物は、日本の風土から生まれ、畳の上の生活で育まれてきたんですよ。それがどのような特性を持っているのかを知れば、おのずとどんなものを織るべきかが見えてきます。」
「だからまわりは関係ないんですよ。孤独な方がいい。頭を空っぽにしてそのものの声を聞き、対話の中でいちばんいいタイミングを引き出していく、ただそれだけですよ」
「染め液は生きているから、何十分おきに見てやらなくちゃならない。こうやって生活のそばに水流がないとそれができないんです。生きているものは、常に近くにいるとそれぞれの『精』がわかってくる。人で言えば個性のようなものです。植物によっても違うし、花びら、根っこ、茎によっても違う。だから、染めるというのは単に色を付けるということじゃないんですよ」
『蚕からの着物づくり 天の虫 天の糸』より引用
http://okawara.vox.com/ でも『大川原有重の日記』を綴っています。どうぞよろしくお願いします。
「だからまわりは関係ないんですよ。孤独な方がいい。頭を空っぽにしてそのものの声を聞き、対話の中でいちばんいいタイミングを引き出していく、ただそれだけですよ」
「染め液は生きているから、何十分おきに見てやらなくちゃならない。こうやって生活のそばに水流がないとそれができないんです。生きているものは、常に近くにいるとそれぞれの『精』がわかってくる。人で言えば個性のようなものです。植物によっても違うし、花びら、根っこ、茎によっても違う。だから、染めるというのは単に色を付けるということじゃないんですよ」
『蚕からの着物づくり 天の虫 天の糸』より引用
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