先日、信州伊那谷で画境三昧の日々を過ごしているタオイストの加島祥造先生から戴いた未来のおとなへ語るわたしが人生について語るなら(ポプラ社)というタイトルの本を興味深く読みました。87歳の人生を振り返る中で「人生の知恵」というべき思索を判り易い言葉で披露しています。小さな頃から遊びたいだけ遊んでいた加島先生は自らの生涯の道は全て偶然に導かれてきたと考えていて自分の知らぬ何かが誘ってくれて自身の直感が素直に従ったと振り返ります。いつも第六感の細い糸をたぐりながら進んできた。常に楽天的な気持ちが心の中で満ちていて楽しいことや自分の好きな事にすぐに夢中になる性格は生まれつきのものであると自分を冷静に分析しています。
「楽しみの気配を感じたら、あまり迷わずにその方向へ進んでいく」P36
10代に柔道で受け身を習ったことで体でバランス感覚を覚えたことが80代になってもとても役に立つことの重要性を述べながら心情や知性のバランス感覚も同じように大切であると加島先生は指摘する。
「楽しみながら夢中になってやったことというのは、一生その人の中から消えないんだ」P47
読書をすることで「弱い人を守るという精神が、強く体にしみついた」という文章は含蓄に富んでいると思います。好きでやることなら体にしみこんで消えることはない、つまり体が覚える。また好きな事をしていれば、次の「好きな事」を見つける力が湧いてくる。エネルギーがどんどん湧いてくれば能力を伸ばし成長することができる。エネルギーとは「人を元気にし、健康にし、いきいきとした状態にしてくれる命の力」のことである。また自分の好きなことをしていると他人のすることが気にならなくなる。
「自分の好きな事をやって幸福な気持ちでいる人というものは、他の人の幸福も許せるものなのだ」P59
ここで加島先生は自らの体験を白状しているのですが詳しくは本書を御覧下さい。自分で自らをハッピーな状態
にしてあげることはとっても大切な価値のあることなんだと…以上は第一章の紹介です。
「楽しみの気配を感じたら、あまり迷わずにその方向へ進んでいく」P36
10代に柔道で受け身を習ったことで体でバランス感覚を覚えたことが80代になってもとても役に立つことの重要性を述べながら心情や知性のバランス感覚も同じように大切であると加島先生は指摘する。
「楽しみながら夢中になってやったことというのは、一生その人の中から消えないんだ」P47
読書をすることで「弱い人を守るという精神が、強く体にしみついた」という文章は含蓄に富んでいると思います。好きでやることなら体にしみこんで消えることはない、つまり体が覚える。また好きな事をしていれば、次の「好きな事」を見つける力が湧いてくる。エネルギーがどんどん湧いてくれば能力を伸ばし成長することができる。エネルギーとは「人を元気にし、健康にし、いきいきとした状態にしてくれる命の力」のことである。また自分の好きなことをしていると他人のすることが気にならなくなる。
「自分の好きな事をやって幸福な気持ちでいる人というものは、他の人の幸福も許せるものなのだ」P59
ここで加島先生は自らの体験を白状しているのですが詳しくは本書を御覧下さい。自分で自らをハッピーな状態
にしてあげることはとっても大切な価値のあることなんだと…以上は第一章の紹介です。