大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

タオイスト 加島祥造

2010-12-11 10:00:00 | 読書
先日、新宿から約4時間以上かけて長野の伊那谷に住んでいるタオイストの加島祥造先生宅を訪れました。約5時間、先生のアシスタントも交えて来春の個展の打ち合わせをさせていただきました。87歳とはとても思えないくらいお元気な様子でした。加島先生は最近、十代の若者にメッセージとしてポプラ社から、未来のおとなへ語る『わたしが人生について語るなら』というとてもすてきな本を出版されました。
自分で自分が嬉しくなる瞬間を持てるような「ああ、描けた」と心の深くから充実感が湧いてくるような絵を描けるときがあるそうです。加島先生は、翻訳家であり教育者、詩人として大変著名な方ですが、余技として約二十年前から墨彩画を発表されています。正直に言うとヘタウマの画人です。知る人ぞ知る最後の文人画家だと僕は思います。とても味のある温かくて優しい絵を描かれます。来春には、金澤翔子さんと加島先生の二人展も企画したいですね。

追伸、『わたしが人生について語るなら』という本は中学生以上の人を対象に書かれた本ですが、とてもおもしろくて1時間もあれば読める本なのですが、今年1冊も本を読まなかった人でも、ぜひこの本は読んでほしいです。僕は今年はじめに600冊の本を読むと目標を決めたのですが、もしかしたらこの本1冊でよかったかもしれないくらい大変インパクトの強い本でした。先生は来年成人向けの本を出版されるとおっしゃっていましたが…。

ポプラ社から出版された一番新しい本です。


ご近所のチェコ人が作った薪ストーヴはとても機能的な印象を受けました。


樹齢300年の桜の樹の皮をアトリエで発見しました。


アトリエ風景


加島先生が夕食にお鍋を用意してくださいました。


11月に出版されたばかりの本にサインをしてくださいました。

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