東京(大都会)で楽しいことって何だろうとふと考えてみると私の場合まず思い浮かぶのは、古典芸能のお能や歌舞伎、演劇やマニアック(マイナー)な映画、クラシックを含めた様々なジャンルの音楽会(演奏会)、文化人の講演会、消費意欲をかき立てるデパートやショップ、おしゃれなレストランや美味しい料理屋さん、あと何がありますかねぇ?あぁそうそう忘れてました。『美術館』と『ギャラリー』がありました。(一昨日の夜は池田理代子さんの主催するドン・ジョバンニを観に行ってきました。とても為になりました。)
おびただしい数の高層ビルや無機質なマンションはいっぱいありますね。
でも田んぼや畑があるわけじゃなく、森や林、小川も山もあるわけじゃないし(蛙の鳴き声も聞こえないし、蛍もいませんよ、、、)
『何か』を失いながら東京(大都会)で生きていかなきゃいけない、生きる糧を求めて余り綺麗じゃない空気を吸わなきゃいけないetc, 人それぞれ事情があって一生懸命毎日生きていくわけですよね。私事ですが、福島の片田舎から京都で恵まれた大学生活を送り、谷川雁の詩にほんのちょっとだけ(というか本音をいうとかなり影響を受けて)田舎へUターンしたんですけど、今現在は大都会のど真ん中で人ごみと言うか雑踏の中で立ちすくんでいます。深山幽谷の中ではなくて、日本中、いえいえ世界中から人種国籍を問わず多くの人々に出会う中で『悟り』を得る事ができるんだなと実感する日々です。
東京へゆくな
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は
岩のピアノにむかい
新しい国のうたを立ちのぼらせよ
つまずき こみあげる鉄道のはて
ほしよりもしずかな草刈場で
虚無のからすを追いはらえ
あさはこわれやすいがらすだから
東京へゆくな ふるさとを創れ
おれたちのしりをひやす苔の客間に
船乗り 百姓 旋盤工 坑夫をまねけ
かぞえきれぬ恥辱 ひとつの眼つき
それこそ羊歯でかくされたこの世の首府
駈けてゆくひずめの内側なのだ
谷川雁の詩
祖谷のかずら橋
おびただしい数の高層ビルや無機質なマンションはいっぱいありますね。
でも田んぼや畑があるわけじゃなく、森や林、小川も山もあるわけじゃないし(蛙の鳴き声も聞こえないし、蛍もいませんよ、、、)
『何か』を失いながら東京(大都会)で生きていかなきゃいけない、生きる糧を求めて余り綺麗じゃない空気を吸わなきゃいけないetc, 人それぞれ事情があって一生懸命毎日生きていくわけですよね。私事ですが、福島の片田舎から京都で恵まれた大学生活を送り、谷川雁の詩にほんのちょっとだけ(というか本音をいうとかなり影響を受けて)田舎へUターンしたんですけど、今現在は大都会のど真ん中で人ごみと言うか雑踏の中で立ちすくんでいます。深山幽谷の中ではなくて、日本中、いえいえ世界中から人種国籍を問わず多くの人々に出会う中で『悟り』を得る事ができるんだなと実感する日々です。
東京へゆくな
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は
岩のピアノにむかい
新しい国のうたを立ちのぼらせよ
つまずき こみあげる鉄道のはて
ほしよりもしずかな草刈場で
虚無のからすを追いはらえ
あさはこわれやすいがらすだから
東京へゆくな ふるさとを創れ
おれたちのしりをひやす苔の客間に
船乗り 百姓 旋盤工 坑夫をまねけ
かぞえきれぬ恥辱 ひとつの眼つき
それこそ羊歯でかくされたこの世の首府
駈けてゆくひずめの内側なのだ
谷川雁の詩
祖谷のかずら橋