飯舘村議員 放射線影響学ぶNHK
東京電力・福島第一原子力発電所の事故で、すべての住民が避難している福島県飯舘村の村議会議員が長崎を視察に訪れ、被爆者の団体から、原爆の被害や放射線の影響について話を聞きました。
長崎を訪れているのは、いまも避難区域に指定され、すべての住民が避難している福島県飯舘村の村議会議員12人です。
議員は、長崎の原爆の被害や、放射線の影響を学び、住民の健康対策にいかしていこうと視察に訪れ、23日、長崎市にある長崎原爆被災者協議会で、山田拓民事務局長の講演を聞きました。
山田事務局長は、原爆で家族5人を亡くしたみずからの被爆体験を話した後、被爆者健康手帳や原爆症の認定など、国の援護制度ができた経緯を説明しました。
その上で、山田事務局長は、「法的に被爆者として認められるには長い年月がかかった。病気と放射線の因果関係を証明することは難しく、いまも苦しんでいる被爆者が大勢いる」として、住民の被ばくの状況を正確に把握する必要性を指摘しました。
飯舘村議会の佐藤長平議長は、「病気と放射線の因果関係の証明など、今後、被爆地と同じような問題が出てくることが考えられ、長崎を参考に、住民の健康対策に努めたい」と話していました。
05月23日 12時34
東京電力・福島第一原子力発電所の事故で、すべての住民が避難している福島県飯舘村の村議会議員が長崎を視察に訪れ、被爆者の団体から、原爆の被害や放射線の影響について話を聞きました。
長崎を訪れているのは、いまも避難区域に指定され、すべての住民が避難している福島県飯舘村の村議会議員12人です。
議員は、長崎の原爆の被害や、放射線の影響を学び、住民の健康対策にいかしていこうと視察に訪れ、23日、長崎市にある長崎原爆被災者協議会で、山田拓民事務局長の講演を聞きました。
山田事務局長は、原爆で家族5人を亡くしたみずからの被爆体験を話した後、被爆者健康手帳や原爆症の認定など、国の援護制度ができた経緯を説明しました。
その上で、山田事務局長は、「法的に被爆者として認められるには長い年月がかかった。病気と放射線の因果関係を証明することは難しく、いまも苦しんでいる被爆者が大勢いる」として、住民の被ばくの状況を正確に把握する必要性を指摘しました。
飯舘村議会の佐藤長平議長は、「病気と放射線の因果関係の証明など、今後、被爆地と同じような問題が出てくることが考えられ、長崎を参考に、住民の健康対策に努めたい」と話していました。
05月23日 12時34