お気楽クロスステッチ生活

趣味のクロスステッチのことを中心とした日々のとりとめのない雑記帳です

実は...

2007-10-06 10:00:20 | お気楽徒然草
この何日か考え事をしています。

4月に中学校に進学した長男の生活や考え方が理解できなくなってきました。

中学入学前の説明会に出席した時、小学校とは違い勉強量も、内容も大変になるなと思っていましたが、案の定つまづいています。
当初、がらっと変わる環境の中で、友人関係でうまくやっていけるかどうかが私の最大の関心事でしたが、こちらは拍子抜けするほどすんなりと順応することができたようです。学校から帰ると、一目散に自転車に乗って友達と遊びに行ってしまうようになりました。

一方、勉強のほうは全くする様子がありません。
中学校で初めての定期試験は1学期の期末テストでしたが、時間割や試験範囲が発表されても全く臆することなく遊び呆けていました。
結果は知れていましたが、もちろんそれなりです。
間もなく受け取った通知表には、5段階評価で軒並み3が並んでいました。
おかしいなと思ったのは、勉強はしていないのでまだしも、得意であるはずの体育も3だったことです。
でも理由がわかりました。
1学期を終わってからの3者面談で、「提出物を出さない」ことが私の耳に入りました。
体育科では授業中の実技意外に、記録表などを各自記入して提出することになっていたそうです。
それを出していなかった。
他の科目でも出していないものがいくつかあったようです。
先生から言われました。「提出物は大切。きちんと出していれば、評価がもっと上がるはずのものがたくさんある」。

その時「提出物を出さない」ことがどれだけ悪いことか、かなり強く言ったつもりです。
決められたものを出さない、つまり約束を守れないこと、それが結局は「信用されない人間」になってしまうということを話しました。
長男もその時は半べそでわかったと、これからはきちんとすると言ったのです。

ところが9月になり、2学期が始まってから少しして、夏休みの宿題で未提出なものがあることがわかりました。
私は呆然としました。
あれほど言ったことが伝わらないのか。
それでももう1回だけは前のときと同じことを話して考えさせることにしようと思いました。

先週、2学期の中間試験がありました。
1週間以上前に時間割と試験範囲が発表されたのに、全く勉強している様子はありませんでした。
「勉強だいじょうぶなの?」と尋ねると、「うるさい」「やってるし」「は、ばかジャン」という言葉が混じるようになりました。
以前にママ友にこれまでの事を聞いてもらったのですが、「あんまりギュッと締めつけると、おかしくなってしまう」とアドバイスされました。
そのママ友は自身のお兄さんが、昔、あまりに親が厳しくて逆にグレてしまったのだそう...。なので親からあまりしばりつけるのは良くないと諭されたそうです。
なので、私もあまり「勉強しろ」とは言わないようにしていました。

こらえていた私の怒りが爆発したのは試験の前日でした。
準備もしていないようだったので、せめて時間割ぐらい揃えるように言ったのです。
渋々、テスト科目の教科書をかばんに入れていましたが、ふと試験範囲の書いてあるプリントを見ると「ワークブック提出締め切り」と書いてあるのを見つけてしまいました。
まさかと思ったけれど「このワークブックやってあるの?」と尋ねてしまいました。
聞くこと自体が信用していない意味であることが十分分かっていたのですが、長男は「やった」と平然と答えました。
けれど、私がワークブックを見るとやってないのです。
あれほど強く言い聞かせたのに。
しかも平然とごまかす長男に私は我慢ができなくなってしまいました。

長男は目を合わせて話すこともできませんでした。
私は、決められた提出物をやらずに平気でいられる神経が信じられない、そうしていられる理由を教えてほしいと返事を求めました。
小学生のように、毎日親が連絡帳をチェックして、今日の宿題は何か?ちゃんとやった?持ち物は何?...そんなことをしなければ、あなたは自分のやるべきこともできないのか?と。
答えられるわけありません。
しまいには「きちんとしていないと決めつけるからやらない」とわけのわからない答えが返ってきました。
私は「もう何も言わないし、助けもしない」と言ってしまいました。

冷戦は続いています。
そしてふと、答えの出ない考え事をしてしまいました。
これは反抗期の始まりなのだな。とうとう来るべき年頃が来たか。
こういう時、男親が理屈抜きで思い切りガンと怒って、女親が「きちんとやればいいことなんだからね」と逃げ場になれたらいいのにと。

実は私、シングルマザーです。
もう7年になります。
これまで一人親で子育てをしてきて、忙しいということはあっても困ったり悩んだりすることはありませんでした。
はじめて経験する息子の反抗期。
私は男親のようにガンと怒ることしかできません。
長男は逃げ場を見つけられずにいるでしょう。
わかっているけれど、ここで私が甘い顔をするわけにはいかない。どうしたらいいのでしょう。
柄にも無く考え込んでいます。

そしてシングルマザーであること、ずっと言えずにいました。ごめんなさい。
現実世界では私自身を見て、お話もして、そしてお付き合いいただいているので、何の引け目も感じずに生活していますが、ネットの世界では違うかなと思っていました。
実際にお会いしたことの無い関係なので、私の書く内容で皆さんは「私」を想像してくださっている事と思います。
その中で、「バツイチ」とか「シングルマザー」という単語が、マイナスなイメージになるのがとても怖かった。要は自分を良く見せたかったということです。。。
以前にどちらかのサイトで「近所にシングルマザーが住んでいるので環境が悪い」という内容を目にしたことがありました。
やっぱりそういうイメージはついてまわるなと思ってしまったのです。

自分の中では、今日こうして打ち明けてしまってスッキリしたというのが本音です。
自分が好きなステッチの記録、そして日々の出来事を書き留めたいと思って始めたブログなので続けようとは思いますが、「そうと知っていたら見に来なかった」とお思いになる方もいらっしゃると思います。隠していて申し訳ありませんでした。
Comments (31)
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