サフェーサー処理を車体全体に施し、細部の再チェックを行なう。
サフェーサーを塗るとオイルやワックスの油分の残りが明確になっていきます。
ガレージの外の自然光で、発見できたオイルやワックスの油分の残りと凹みを再チェックする為にガレージの中にアウトビアンキを移動しました。
自然光で、凹み目視するよりも、強い光源でチェックする方が発見しやすいのです。
素人レストアでは、サフェーサー処理後に目視でチェックして次に作業に進むところですが、こうしたプロの裏技は知識と経験がないとできないので、とても参考になります。
一連のレストア作業を見学していても、「なるほど・・・」と参考になることが多い。
本で読んで理解しているつもりでも、実際の作業を見学していると勉強になります。
「技を盗む」という言葉がありますが、単に見学するだけでなく、さらに実習して失敗したり、難しさを体験することで技は自分の物になっていくのでしょうね。
照明の強い光源で、残ったワックスの油分を探し、シンナーで油分除去をしていきます。
さらに目視では、見逃す凹みを探してマーキングしていきます。
この部分にもワックスが残っていました。
パテの部分は目視では見逃した凹み部分です。
左ライトの横にも凹みを発見、パテ塗りしました。
サフェーサーを塗り、照明の光りで屋根の凹みを発見。
屋根の凹みをパテを塗ります。
ウインドウ上の枠の凹みもパテで処理。
本日(1月2日)のパテでの補修はこれでおしまいです。
温度が低いのでパテの乾燥に1日かかります。
土曜日に再チェックしてサフェーサー処理を繰り返します。
その作業でサフェーサー処理は90%完了になりますが、その後は320番のペーパー掛けに入ります。
車体全体をペーパー掛けするのも、大変な作業です。
ペーパー掛けを残さない為に部分ごとに順次行なっていきます。
矢島氏がペーパー掛けして、その違いを触った音で比較してくれました。
なるほど・・肌理細やかなると触った音も違ってくることが解りました。
これも本では解らないことですよね。
矢島氏のレストア作業を見学していると五感で作業していることがわかります。
トルクレンジの締め方も、ネジ1本の選定も、塗装も知識と経験と技術そして、五感を働かして行なうから、朽ちた車両に魂が蘇えってくるのだろうと感じる一日でした。
大変、勉強になりました。
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