自称村上春樹フリークとしては新刊は初版モノで押さえたい。人より先に読みたい。例のAmazon.comで先行予約して「東京奇譚集」を購入。一気に読破した。
だって、面白いんだもの。
「僕は確かにフィクションの中では大胆な作り話をする」(P10)と書いている通り、羊男が出てきたり近所の井戸で不思議な体験をしたり、突然妻が失踪したりといったことを、普通の作家は書かないようだ。それなのに読者は(少なくとも僕は)あたかも実話のように小説の中に引き込まれ、置き去りにされて混乱しながらいつの間にか読み終える。ここら辺の手法については村上春樹の解説本でずいぶん種明かしされているが、それでもころりと転がされてしまう。
この「東京奇譚集」も、村上短編ワールドをたっぷり味わうことが出来る。
【偶然の旅人】のような体験は多くの人に覚えがあると思う。私はユーミンのコンサートで「青いエアメイル」という曲が演奏されたとき、必ずその前に「次は青いエアメイルが演奏される」と当てた経験がある。
妻は読了後に【品川猿】に出てくるような人生相談の人に逢いたい。と言っている。何を相談するのだろうか・・・・
とにかく、身体が弱っているオヤジたちにはスポーツの秋よりも読書の秋をお勧めしたい。
だって、面白いんだもの。
「僕は確かにフィクションの中では大胆な作り話をする」(P10)と書いている通り、羊男が出てきたり近所の井戸で不思議な体験をしたり、突然妻が失踪したりといったことを、普通の作家は書かないようだ。それなのに読者は(少なくとも僕は)あたかも実話のように小説の中に引き込まれ、置き去りにされて混乱しながらいつの間にか読み終える。ここら辺の手法については村上春樹の解説本でずいぶん種明かしされているが、それでもころりと転がされてしまう。
この「東京奇譚集」も、村上短編ワールドをたっぷり味わうことが出来る。
【偶然の旅人】のような体験は多くの人に覚えがあると思う。私はユーミンのコンサートで「青いエアメイル」という曲が演奏されたとき、必ずその前に「次は青いエアメイルが演奏される」と当てた経験がある。
妻は読了後に【品川猿】に出てくるような人生相談の人に逢いたい。と言っている。何を相談するのだろうか・・・・
とにかく、身体が弱っているオヤジたちにはスポーツの秋よりも読書の秋をお勧めしたい。