土屋龍一郎のブログ

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雪かき指南2「公道の雪」

2006-01-03 03:06:12 | Weblog
 ある新年会で、地元の新聞社の常務さんとご一緒した。
 その際に話題になった一つが今年の大雪である。長野では北部に「大雪警報」が出された。昨年末には「低温注意報」という聞き慣れないものも出たけれど、北海道を差し置いてなぜか長野が日本一寒い温度を記録しているのだから、しょうがない。
 気象庁が天気予報等で用いる用語によると、いずれにしても災害が引き起こされる可能性のある場合に発令されるようだ。
 いずれにしても、昨年末から正月にかけて日本全国を襲った大寒波は常軌を逸している。特に長野は朝に片付けたところが昼過ぎには雪で埋まり、夕方には片付けた痕跡さえも白く覆ってしまうほど雪が降っている。
 
 さて、常務さんと「自宅の前の公道の雪は誰がどこまで片付けるべきか」という、まことに新聞社らしい課題を提供していただいた。なるほど。
 隣にいた別の客人は、「すぐに市役所に連絡したら良い」という、ルール重視派であった。私は、「公道であっても自宅の前なのだから気づいた時点でその住民が片付けるべきだ」というモラル重視派である。
 さらに、「公道である限り向かい側のお宅もあるのでどこまで片付けたら良いか?」という疑問が生じる。
 これについては、先人の教えで「お向かいのお宅との境界線をまたいで一歩向こうの所までかいておく」ことが良いとされる。・・・らしい。
 かかれた雪がぴったりと境界線上であったら、これほど嫌みなことは無い。さらにお向かいのお宅が片付けるべき公道の雪を全部片付けてしまうのも失礼にあたる。なぜならば「次に雪が降ったらあんたがこっちの分も片付けな」と言っているようなものだからである。
 これは、夏の打ち水、掃除にも転用できる「先人の知恵」だな。