「COFFEE AND CIGARETTES」は、コアなファンをぐっと掴みそうな、というよりハートわしづかみの映画だ。
ジム・ジャームッシュという監督が、「この映画はリラックスして楽しんで製作した」というとおり、そのお遊び感覚が伝わってめちゃくちゃ楽しい。
11のストーリーがテーマにあわせて登場人物も設定も変えて並んでいる作品だ。登場人物はどのストーリーも監督が直接交渉したひとくせ、ふた癖ある有名人ばかりだ。たとえば、トム・ウェイツとイギー・ポップがジュークボックスが置いてあるカフェでコーヒーを飲みタバコをくゆらせながら会話をするなんて音楽ファンにはたまらない、ありそうで見られないシーンである。
全部見終わってから、いくつかのストーリーを繰り返し見た。
そのなかであっと驚くのは、ケイト・ブランシェットの出演である。これから見る方もいると思うのでそのトリックは伏せておくけれども、実際に有名な女優であるケイトとそのいとことの会話が超しゃれたカフェで交わされる。いとこの嫉妬と戸惑いながらも身内である気安さで攻撃をし返すやり取りに「うまいなぁ」と感心させられる。
どのシーンもコーヒーを飲み、話をしているうちに最初テーブルについたときとは微妙に登場人物の感情が変化してくるところが面白い。
現実のカフェでも、話しているうちに相手の言葉と自分の言葉の化学反応で、喜怒哀楽の微妙な変化が起こるものだ。いよいよ気まずくなればその場を離れるしかない。この映画は、そんなときに実際に見ることはできない、残された一人の感情や行動も表現している。
なんというか、役者ってすげえなぁ、ということを一流役者のカタログを見ながらため息をつく、そんな映画です。
ところで、ルネ・フレンチっていうすっごい美人が足を組んで本を読んでいる役で出演しているのだけれどインターネットで検索しても素性がわからない。映画のHPにさえ、「謎に包まれている」としか、書いてない。気になる。誰なのか教えてください。アーティスト、イラストレーターかもしれない。
ジム・ジャームッシュという監督が、「この映画はリラックスして楽しんで製作した」というとおり、そのお遊び感覚が伝わってめちゃくちゃ楽しい。
11のストーリーがテーマにあわせて登場人物も設定も変えて並んでいる作品だ。登場人物はどのストーリーも監督が直接交渉したひとくせ、ふた癖ある有名人ばかりだ。たとえば、トム・ウェイツとイギー・ポップがジュークボックスが置いてあるカフェでコーヒーを飲みタバコをくゆらせながら会話をするなんて音楽ファンにはたまらない、ありそうで見られないシーンである。
全部見終わってから、いくつかのストーリーを繰り返し見た。
そのなかであっと驚くのは、ケイト・ブランシェットの出演である。これから見る方もいると思うのでそのトリックは伏せておくけれども、実際に有名な女優であるケイトとそのいとことの会話が超しゃれたカフェで交わされる。いとこの嫉妬と戸惑いながらも身内である気安さで攻撃をし返すやり取りに「うまいなぁ」と感心させられる。
どのシーンもコーヒーを飲み、話をしているうちに最初テーブルについたときとは微妙に登場人物の感情が変化してくるところが面白い。
現実のカフェでも、話しているうちに相手の言葉と自分の言葉の化学反応で、喜怒哀楽の微妙な変化が起こるものだ。いよいよ気まずくなればその場を離れるしかない。この映画は、そんなときに実際に見ることはできない、残された一人の感情や行動も表現している。
なんというか、役者ってすげえなぁ、ということを一流役者のカタログを見ながらため息をつく、そんな映画です。
ところで、ルネ・フレンチっていうすっごい美人が足を組んで本を読んでいる役で出演しているのだけれどインターネットで検索しても素性がわからない。映画のHPにさえ、「謎に包まれている」としか、書いてない。気になる。誰なのか教えてください。アーティスト、イラストレーターかもしれない。