個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

いつも余裕を持って

2018-03-15 10:39:10 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

自分の人生を振り返ってみてもそうですが、きっとみなさんもずっと順調に苦労することなくここまで来たわけではないと思います。

不思議なもので、何をやってもうまくいくときと、嫌なことや悪いことが重なるときと、そういう運の流れみたいなものがなんとなくあるんだろうなと、この歳になって気づきました。

学生時代は、毎週のように麻雀をしていましたが(ギャンブルばかりですね(^^;;)、徹夜などして長時間麻雀をしていると、流れが自分の方にきている時間帯が必ずやってきました。その時間帯は、何をしてもうまくいき、自分の実力以上の力を出せている感覚になるのです。逆に何をしても裏目裏目に出てしまい、流れを変えようと勝負にいくと、ことごとく返り討ちにされてしまうような時間帯もあります。

人生においても、そんなことはよくありますよね。なぜだかわからないけれど、良いことが続くときや、その逆も。

確かに運気という、目に見えない力がはたらいていることもあるでしょうが、実はそればかりではなく、自分の気持ちの状態が大きく関わっているのではないでしょうか。

つまり、人間生きていると、何か出来事は起こります。その起こった出来事を自分がどのようにとらえるのかで、そういう運だとか流れとかいうものは左右されるのだと私は思います。

たとえば、財布を落としたとします。みなさんは、どっちの感情に近いですか? 
A:「うわー、最悪や!マジでありえへん!カードも全部入ってるし、手続きめっちゃめんどくさい!もちろん現金も痛いなー!なんで、俺がこんな目にあわなあかんねやろ。ついてないわー。もう死にたいわー!」
B:「うわー!やってもうたー!でも現金あまり入ってなくてまだよかったわ。それにカードも悪用される前に気づけてよかったし。財布もそろそろ買い替えようと思っていたところやし、次財布買ったらもう絶対なくさんとこうって思えるから、ある意味ラッキー!」

はっきりとわかれるように、かなり極端に書きました。(Bのような超ポジティブシンキングな人なんて、なかなかいないでしょうが(笑))もちろんBのように考えることができたら落ち込むことなどなく楽に生きていけるだろうけど、それが難しいんだよなあと思われる方が多いのではないでしょうか。「Bのように考えなさい」と言われても、なかなか難しいですが、この財布を落とした日の前日に宝くじで1億円当たっていたとしたらどうでしょうか? 「財布落としたぐらい、まあいっか」と自然と思えませんか?

何か起きた出来事をどのように感じるのかは、そのときの自分の置かれた状況や、精神状態で180度かわります。

私自身の経験でも、車で交通事故を起こしたことが何度かありました。仕事やプライベートも順調ですべてにおいて充実しているときは「自分はもちろんだけど、相手の人も怪我がなくて本当によかった。ちょっと運転するときに気を抜いていたかもしれんな。次から気をつけよう」と思えたのですが、以前の塾をやめて、ONE-Sを立ち上げるまでの期間で、「これからうまくやっていけるかな。やっぱり不安だな」と少し不安定な時期に起こしてしまった事故に対しては「なんでこんな大事な時期に事故起こしてしまうんやろ。ホンマついてないわ。」と後者の方がかなり軽い事故だったにもかかわらず、落ち込み度合いは圧倒的に大きかったのです。

社会の中で生きていくわけですから、何かは起こります。その何か起こることをすべて防ぐのは不可能なんですから、いかに自分の気持ちを良い状態に保っておくかが重要になってきます。そうするこで不安になることもなく、明るく楽しく毎日を過ごすことができ、その結果ますます良いことが飛び込んでくる、これが運や流れなのではないでしょうか。

長くなりましたが、何を言いたいのかというと、子どもを追い込んだり不安にさせたりすることは、なんのプラスにもならないどころか、悪循環の源になってしまうということです。子どもにやる気を出させるようにするのは良いことだと思いますが、それが度を過ぎてしまうと、子どもに多大なプレッシャーを与えてしまい、子どもの気持ちが追い詰められてしまい、不安定になります。

そういう状態の子どもは、たとえばテストの結果が思っていたよりも悪かった場合には「あかんかった。ちょっと努力が足りなかったかな。次こそ頑張ろう!」とは思えず「ああ、やっぱり自分はやってもできないんや。もう勉強なんてしたくないわ。やるだけ無駄や」という考えになってしまいます。テストで良い結果になったとしても「ああ、自分の力はこんなもんか。こんだけ勉強してもまだまだ上がいっぱいいてるし、才能ないんかな」になってしまうのです。

これを「頑張ればきちんと結果は出るんやな。自分もやればできる。また次頑張ろう。」という考えに持っていくことが大切なんです。気持ちを安定させてあげるだけで、勉強に対する気持ちは変わります。いやいや勉強して、誰のために勉強しているのかわからなくなっているような子どもが勉強を続けてもよい結果に結びつくはずもありません。

勉強って、一部の例外を除けば、そこまで追い詰められてするものではないと思います。そしてまた、テストの点数が悪いからといって、そこまで絶望しなければならないものではないと思います。子どもがまったく勉強しなかったり、テストの結果が伸び悩んでいたりするのは、もしかしたら子どもの精神状態が不安定なことが原因かもしれません。テストなどの結果だけでなく、どれくらい頑張っているのかをしっかり見てあげたり、気持ちをゆっくり聞いてあげたりすることも、ときには必要なのではないでしょうか。

子どもたちが、自ら進んで勉強するようになり、勉強に対して良いイメージを持てるようにしてあげることが理想であり、それが大人の役目だと思います。

ONE-SのHP

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