個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

始める前の不安とどう向き合うか

2017-05-18 13:27:50 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の松下です。

問題の最後によく(〇〇高校)と書いてあることがあり、この問題は〇〇高校の入学試験で出題されたものとわかるようになっています。この高校名を見ただけで「自分にはこの問題は解けない」と思ってしまう生徒もいれば、偏差値の高い高校であればあるほど燃えてきて、何とかして解いてやろうと頑張る生徒もいます。私は学生時代柔道をしていたのですが、対戦相手がいかつい顔をしていたり、耳が餃子になっていたり(柔道の寝技の練習を続けることで耳が畳に擦れたりすることで耳が餃子のようにふさがってしまいます。それほど厳しい練習をしていた証でもあるのです)すると、試合が始まる前から完全に戦意喪失してしまい、頭の中は勝つことなんか少しも考えていなくて、ただ怪我なくきれいに負けることだけを考えていました(笑) そのものに対する自信があるかないかも大きいのでしょうが、性格的なものでも違ってくるのではないでしょうか。タイプによって問題の出し方や、宿題の方法をかえることによって、より効果的な学習ができます。

また、何かしなければならないことがあるとその準備や作業がどれくらい大変なものかを想像して不安になってしまい、やり始める前からその不安でしんどくなってしまうことがあります。実際にしてみると案外楽にできることが多いのですが、必要以上に大変なことと思ってしまうのです。1か月で100ページの宿題をしなければならないとしたら、きちんと計画を立てることができて「だいたい1日3ページすれば間に合うから頑張ろう」と思える子どもはいいのですが、「毎日続けるなんて絶対無理やわ」「遊びに行かれへんやん」などと始める前から100ページという量をとてつもなく大きいものと考えてしまう子どもは、計画を立てることで逆に不安になったり、やる気がなくなったりしてしまうことがあります。。そんな子どもに対しては、宿題が100ページあるということを伝えずに毎回少しずつ宿題を出すことで気がつけば100ページの宿題が終わっているという方法でしてあげればうまくいくことが多いですね。

人生においても、始める前からあれこれ考え不安になってばかりいてもしかたがありません。もちろんじっくり考えることは必要ですが、始める前からこれから起こるすべての問題を予測するなんて不可能ですから、ある程度考えや気持ちが固まればとりあえず前に進むことが大切なことで、できるだけ実践しようとしています。進み始めればそこで新たな課題や問題がでてきますが、それはそのときに対処していくしかないのだと思います。その中で成長していき、振り返ってみればそれなりに苦しかったけど、意外とうまくいったなと思えるときが来るはずです。勉強することや、受験を大きすぎるものととらえてしまっていて、前になかなか進みにくくなっている子どもを、うまく導いてあげて、「なんや、けっこう楽やな」「なんでこんな簡単なこと今までできなかったんやろ」そんなふうに思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

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