南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

大島海峡東岸紀行 弐拾

2006年08月13日 00時38分58秒 | 南方単車旅案内
大島海峡東岸紀行 拾九よりつづく。

油井(ゆい)集落から油井隧道を抜けて阿鉄(あてつ)に至る。





集落の端で見つけたハナシュクシャ



集落の奥に石碑を見つけた。



過疎化による小中学校の休・廃校は、奄美群島の各地で今なお続いている。
昨年の春も歌手・元ちとせさんが卒業した嘉徳小学校が廃校となった。
また、元さんの先輩の歌手RIKKIさんも、父親の卒業した中学校が廃校の危機に瀕したということで、二年間を加計呂麻で過ごしたという。<こちらの中学校は、無事、存続している。
尋常小学校が(おそらく児童数が少なすぎることで)閉校し、隣の油井集落の学校との合併を強制されたのを、住民運動で分校として存続させたというのはイイ話ではないか。
《同盟休校一年》というのも想像を逞しくさせる話だ。



石碑と向かい合って立つアコウの木。
小学校が建設された最初の日も、最後の瓦礫が持ち去られた日も、きっと見ていたのだろう。

阿鉄の話、もう一回あります。

つづく


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4 コメント

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はまさん (亭の主)
2006-08-14 01:22:45
いちばんイケナイのは、島の労働環境なんですね。

子供ができて、大きくなってくると上の学校にやることになる。

それを支えられる経済能力を持てないんです。

いきおい、子供が小さいうちに島を出て暮らすことになるんです。

出生率がいくら高くても、定住率が低ければ過疎化が進行します。

《大島海峡東岸紀行》をやってみたら、

瀬戸内町は、離島が抱える問題を濃縮してエキスにしたような土地ではないかと思えてきました。

名瀬は、地方都市問題の濃縮版で、これも困りモノなんですが。

いちばん簡単な解決策は、鹿児島大学のどれかの学部がまるまる移転して来てくれる事なんですけどね。

それをやるのが政治ってものなんですけど、まぁ、無理だろうなぁ。

思いつくようなヤツもいないだろうなぁ。
返信する
てけてけさん (亭の主)
2006-08-14 01:05:28
あと一ヶ月ですね。

妊婦さんに周りの人が

「いたわれ」「いたわれ」

と言っているのは、「空手の練習をしろ」という意味じゃなかったんですね。

(いたわれ≒板割れ←おやぢギャグ)

とにかく、パソコン復活おめでとうございます。

生まれたら、屋仁川に遊びに来てね~。
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Unknown (はま)
2006-08-13 17:24:22
これからも学校はどんどん減っちゃうんでしょうねー。カケロマとかどうなっちゃうんでしょう。



島の人は若いうちからいっぱい子ども産んでるのに追いつかないですね・・・。
返信する
Unknown (てけてけ>http://blog.goo.ne.jp/igahimi/)
2006-08-13 09:19:49
こんにちは~お疲れ様です!

おかげさまでなんとか私もパソコンも回復しました

みなさんによろしくです

返信する

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