大島海峡東岸紀行 拾七よりつづく。
久根津(くねづ)からさらに大島海峡沿いに進むと、須佐礼(すされ)集落に至る。
ここは、鹿児島県指定の無形民俗文化財《油井の豊年踊り》で有名な油井(ゆい)集落の隣である。
油井集落があまりに有名なことと、住所区分に須佐礼という地名がない(瀬戸内町油井613番地以降が須佐礼に当たる模様)ため、外来者にとっては目立たない地名である。
例によって二つの集落の間には衝立(ついたて)のような尾根筋が横たわっているのだが、
ここに限ってはそれがひじょうに低く狭いため、二つの集落は一つの入り江に面した状態となっている。
また、この付近の県道79号線が改修された際に、二つの集落を隔てる地形的な特徴を消し去ったのではないかということもある。
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集落としては目立たない須佐礼だが、そのせいかゆったり構えているように見える。
小川、小舟、アコウの木、というセットは通り過ぎる人の記憶にも残るはずだ。
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とはいえ、《南方単車旅案内》的には、もう少しカラフルな画像があれば、なおありがたい。
そこで、須佐礼と油井の間にある油井岳(大島海峡東岸紀行 拾四、拾伍 参照)へ向かう林道(全線舗装)の入口の脇に細い道を見つけたので、
神社でもないかと〔ハブ用心棒〕を掴んで登ってみることにした。
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用心棒で両脇の草を叩きながら登る。
かなりビビっている。
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登ってみれば、なんてことはない。
防災無線のアンテナとスピーカー、それに祝日に国旗を掲揚するための旗竿が立っているだけだ。
少なからず気を落としながら、次の油井集落に向かうことにした。
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久根津(くねづ)からさらに大島海峡沿いに進むと、須佐礼(すされ)集落に至る。
ここは、鹿児島県指定の無形民俗文化財《油井の豊年踊り》で有名な油井(ゆい)集落の隣である。
油井集落があまりに有名なことと、住所区分に須佐礼という地名がない(瀬戸内町油井613番地以降が須佐礼に当たる模様)ため、外来者にとっては目立たない地名である。
例によって二つの集落の間には衝立(ついたて)のような尾根筋が横たわっているのだが、
ここに限ってはそれがひじょうに低く狭いため、二つの集落は一つの入り江に面した状態となっている。
また、この付近の県道79号線が改修された際に、二つの集落を隔てる地形的な特徴を消し去ったのではないかということもある。
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集落としては目立たない須佐礼だが、そのせいかゆったり構えているように見える。
小川、小舟、アコウの木、というセットは通り過ぎる人の記憶にも残るはずだ。
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とはいえ、《南方単車旅案内》的には、もう少しカラフルな画像があれば、なおありがたい。
そこで、須佐礼と油井の間にある油井岳(大島海峡東岸紀行 拾四、拾伍 参照)へ向かう林道(全線舗装)の入口の脇に細い道を見つけたので、
神社でもないかと〔ハブ用心棒〕を掴んで登ってみることにした。
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用心棒で両脇の草を叩きながら登る。
かなりビビっている。
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登ってみれば、なんてことはない。
防災無線のアンテナとスピーカー、それに祝日に国旗を掲揚するための旗竿が立っているだけだ。
少なからず気を落としながら、次の油井集落に向かうことにした。
つづく
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