親子eighterはじめました。~母はなにわ男子も嗜みはじめました。~

AmBitiousも応援中!真弓のタケ垣にタケ立て掛けたのはタケ立て掛けたかったからタケ立て掛けたのです。

!4周年蔵出しSP! ~2年前の冬に書いた妄想大公開~

2012-03-18 10:10:35 | 妄話




4周年SPということで、蔵出しSPです。


何となく着地点が見えなくて、完成されなかった妄想のお話。


お話は、すべて妄想なので、お好きな方だけどうぞ!




**




『I WISH』



~SHINGO ~


洗面所の床の冷たさに思わず、ぶるっと身を震わせる。さっぶいなあ。目の前の鏡に映る自分の姿。何やゆうても、イケメンやろ、俺。しゃこしゃこと、歯を磨く。おえ…。ついつい奥歯までぐううってやってまうねんな。おえ……。まあ、でも今日は、いや今日も、そんなん気にならん。



無事に歯も磨けたところやし、シャワー浴びるか。鏡に背を向け、風呂場に足を踏み入れ、シャワーの蛇口をひねる。冬場はちょっと水を出しとかんと、めちゃめちゃ冷たいからな。




少しして、湯気が風呂場を包み始めた。急いで着ていたガウンをせんたっきに入れる。シャワーに体を突っ込むと、
寒さで強張っていた体が温水によって、ふわんとなる。














『あ゛ー!天国や!』














楽しい今日がはじまった。今日は休みをとった。銀行員の仕事は今は時代の風向きもあって大変やけど、安定した職やし、俺は満足してる。真面目に働いてれば、こうやって休みを取ることも出来るわけやし。



お気に入りの赤いジャケットをきて、急ぎ足で待ち合わせ場所に向かう。街中のショーウィンドウに『SALE』の文字がひしめく。なんか買うてったろうかな。ずらり並ぶ店の中、何の気なしに一件の店に入った。落ち着いた雰囲気の服から、目がちかちかするような服まで、その店にはいっぱいあった。色々混ざって混沌としてるけど、それはそれとしてきちんと成り立ってて不思議な空間…。


どこから手をつけようかと、目を右往左往させてる俺の元に派手で奇抜な服を着た女店員が、寄ってきた。


『プレゼントか、何かお探しですか?』

『あ、いや、はい。そうなんすよ。』

『彼女さん?』

『えー、何かーありますかね?』

『そおですねえ…。予算とか決まってますか?』

『いや、特に。あ、でも、そんなに高額なのは、ちょっと。』

『あはは、そうですよねえ。ほんだらこれとか、どうですか?』



そういって店員は、まっピンクなラメ?いや、ビーズで全面を覆われた長財布を手にとり、俺に笑いかける。そんなん買うか!アホ!



『いや…財布は、趣味とかあるかもしれんし。』

『あ、そうですよね、あー、ほなあれとかどうですかね。結構珍しいですし、喜ばれると思いますけどね。』

『なんすか、あれ。』



店員が指差す先には、店内のガラスケースに入れられた謎の物体。



『キャンドルなんです。おもろい形でしょ?しかも、水の中でも使えるんですよ!!やから~、お風呂とかでも使えちゃいます。』

『ええ、今そんなんあるんすね。』

『はい。まあキャンドルにしては、若干お値段はっちゃうんすけどね。』

『あ、でも、おもろいし、あれにします。』

『有り難う御座います。ほなソウホウする間、店内ご覧になっててくださいね。』

『はーい。』



ソウホウ?包装ちゃうんかい。アホやな、コイツ。店内を見るいうても…プレゼント買うたし、特にもうここで見るもんないしな。そう思いながら、包装する店員の手を何となくぼんやりと眺める。



『このキャンドルね~、僕も持ってて、使ってるんですけど、匂いも良いし、リフレッシュできてすごいいいんですよ。きっと喜びますよ~。』

『はは、そうっすかね。』






ボク…?こいつ男かいな。マニキュアもぬっとるし、小指に指輪しとるし、アクセサリーも女子っぽいし、てっきり女かと…。




『ほな、いってらしゃ~い。』




無事に会計を済ませ、女子系男子に見送られながら、また俺は足をはやめて歩き出した。クリスマスはとっくに終わったけど、まだ街は寒い季節を乗り切ろうと色づいてる。待ち合わせ場所に着くと、黒いPコートを着て、待っていた。でっかいビルの外壁に凭れ掛かり、時折真っ白な息を吐く。直ぐに息は消えて無くなる。




『ごめんなー。』

『あ、来た!大丈夫。』

『ほな、行こか。』

『うん。』



お互いマフラーに顔を埋めて、歩き出す。自然と二つの手は繋がれた。



『今日は?何食べる?』

『んー、イタリアン。』

『またかい。』

『だって、信ちゃんも好きでしょ?』

『おん。ほな、あっこ行こか、あの~、前行った事ある、この辺のさ。』

『あー!ペスカトーレがおいしかったお店?』

『そうそう、』



照れくささから、少し急ぎ足になる。あっという間に、店についた。



『ふう~。』

『何する?とりあえずペスカトーレーは頼むやろ。それから?』

『アマトリチャーナも食べたいし、今日はお酒も飲む!』

『ほな、これとこれにしよか、すんまへーん!』

『ちょ、すんまへーんって…!』

『えっと、これと、これ…と、あとこれ。あ、それから、これって今日あります?』

『はい、御座います。』

『ほな、これも!以上で。』



少しはにかみながら、俺の方を見つめてる。



『失礼致します。』



そういって、長身のイケメン店員が、テーブルに来た。



『こちら、ご注文のワインになります。』

『わあー、すごい、ここからでも香るね。』

『ええやつやからな。』

『ちょっと、信ちゃん、ええやつって…もう。』

『いや、ええやつやろ!なあ、兄ちゃん!』

『そうですね、”ええやつ”です!』

『ほらあ!言うやんけ。』

『話あわせてくれたんでしょ!すみません、もう。』





イケメン店員は、笑顔で、グラスにワインを注ぎ、厨房のほうに消えていった。




『もう、テンションあがりすぎでしょ。』

『だって、楽しいやん!しゃあないやろ。』

『わたしも、楽しいよ。』







かわいいやっちゃ。さっきから、きょろきょろと店内を見渡したり、きらきらした目でこっち見たり。






『お前、なんか今日ええな。』

『え?』

『そういうの、』



首をかしげて不思議そうに、こっちを見てる。そーいうのが、アカンって言うてんねん。俺は心の中で突っ込みを入れながら料理をまった。



それから、美味しくイタ飯を食べた。



さすが評判の店やし、接客も丁寧やったし、満足や。



店を出ると、さすがに師走の夜風は、痛烈なものだった。頬をしぱしぱと、寒さが走る。




『さっぶ!』

『さむいね。』

『あ!せや!』

『どうしたの?』

『これ!プレゼント。』

『嬉しい!信ちゃんが選んでくれたの?』

『せやで。』

『ほんとに!?』

『何でウソつかな、あかんねん。』

『ありがと!!』





そういって、プレゼントを抱きしめて、少し涙ぐみながら目をキラキラさせてるこいつに、やっぱりオレは、惚れてもうてるんやな、と実感する。



感覚よりも先に、体動いて、強引に、抱きしめてしまう。






『っ…!』


『好きやで。』


『…知ってる。』


『なんやねん。』








愛を込めて、軽く小突く。


キレイに、ウェーブを描いた髪の毛を、さらさらと揺らして、最高のスマイルを、僕に、くれた。












**









あとがきってやつです、はい。


本当は、これをオムニバス作品にしたかったのです。





プレゼントを買ったお店のショウタが主人公で、マイナス100度の恋。


ご飯を食べたレストランの店員タダヨシが主人公で、冬恋。






で、その中にまた、皆を登場させて、どんどんオムニバスにしたかったのです。





まあ、そんなことを考えていた2年前の冬…。実現ならず、完成は一作品のみとなりました。



せっかく書いたので、4周年蔵出しSPで大公開です!





~青がすき~

2012-03-14 00:08:16 | 妄話
みなさま、ごきげんよう。


今日は久しぶりに妄話でございます。

母の妄想ですから、実在する人物や団体には無関係でございます。


これを読んで、みなさんの頭に浮かんだこと・・・

それも妄想です。


その辺りの区別が出来る、精神的に大人な方は続きへどうぞ。






~青がすき~



オレは青が好き

青い海も、青い空も。

ほんの少し前までは、いつだって近くにあったのに。


部屋の窓から外を眺めると、暗い灰色の空が広がっている。

あんなに澄んでいた、青い海にも、もう潜れやしない。

ほんの、ちょっと前まで青かったのにな。




とある一室



近未来の洗濯機を覗く…

青ばかりの衣類が水と戯れている。


「なんだか、海みたいやな・・・。」



オセンタクガオワリマシタ

コノママカンソウニハイリマス



「アカン、それは乾燥させへんねん。

これだけは、誰がなんと言おうと部屋干しやねんから。」



オレは洗濯が終わった物を、片っ端から部屋に干していく。


最近では空気汚染もひどくて屋外に干せない。


「部屋干し、完了!!

やっぱ、気持ちええな。」



オレは、ゴロンとベットに横たわる。

見上げた小さな天井は洗濯された青いパンツ。

そこには、オレだけの青空が広がっている。

俺の部屋には青い空があんねん。



「ちょ、お前まだ部屋干しかいな~。

古臭いわ~、アナログやわ~!

ほら、行くで。」



こいつが部屋に来たら出動だ。

オレは青い空が広がるこの部屋に、再び戻ってこれるのだろうか。

海賊達の10.31.

2011-10-31 22:23:00 | 妄話
どうも!ごきげんよう!


今日はハロウィンなので、えへへ、あはは、妄想も深まるってもんですよ。


この間解禁されもんじゃいビートと、fight for the eightのPV……。





どちらも、関ジャニ∞の魅力満載で、腰が玉砕!





say!GYOKU★SAI!





もんじゃいは、想像通りのわちゃり具合!それに、まるちゃんの寝顔……!あれ、全員分あるのかなー?だとしたら、こりゃやばい!


くう~~!やっぱり、関ジャニ∞は、わちゃるに限る!!





とか、思ってたら……。





ドゥフェドゥフェドゥフェ…プルアッパァァァァァァァァァァァァァァァァ!



衝撃の度合いを、最大限に表してみました。




ええ、fight for the eightのPVを見た時に、出た心の声を活字化しただけです。



なにこれ、なにこれ、かっこよすぎる!え、ってか、え!?




全員、かっこよすぎる!惚れ直してまうやろおおおおおお!!




いや、あの、で、伝えたいことはですね、一番あの、個人的に心臓を抉り取られたのはですね。あの、もちろん、横山裕も大いなる萌えを一瞬の映像からかもし出していたのですが……。








渋 谷 す ば る 。








同じ時代に生まれて本当に、嬉しい!!!


そして、なんたる美しさ。


これは、まさに、和製ジョニーデップというにふさわしいのではないか、と思うのですが、皆さんどうでしょう?


あの、すばさまになら、正直何されても構いません。もへもへ。









ということで、前置きが長く、取り乱しましたが……。


ハロウィン妄話は、海賊です!!!


以下全て、妄想なので、軽い気持ちで見て下さい!見たくない人は、見ないでね!(結構がちで、長いし、自己満足です。)












***


カァー、カァー……。




やけに、風の強い日だった。列車の旅の最中に、偶然寄った港町。宿泊地は、小さなランプとベットがあるだけの小部屋だったが、窓からは、ここぞとばかりに大海原が主張している。




朝、かもめのうるさいのを、耳にして目が覚めた。けれども、うるさいのはかもめだけではなかった。町の人々が、港に集まり、なにやら騒ぎ立てている。私は旅の疲れも忘れて、喧騒の理由を確かめに部屋を出た。






海辺の日差しは強くて思わず目をしかめる。町の人々の声が聞こえた。





「海賊が来たらしい。」

「海賊だって?」

「燃料が切れたとか、なんとかで。」

「数日前の海は大荒れだったからな。」





すると、町の人々の前に、男が現れた。いかにも、海賊らしい出で立ちをした、精悍な男だ。





「ほんっま、すんまへん。食料が足りなくなってもうて…。たいしたお礼もないもんで、申し訳ないねえ。ほんっまに。」





拍子抜けした。周りを見渡すと、どうやら町の人々の不安な表情も、一転ぽかんとしている。すると、この町の町長だという男が、海賊の前に出た。




海賊は、町長に一礼をすると、いきなり耳打ちをする。町長の顔は、見えなかった。



「わかった、お前らの要求をのもう。」


「おおきに!!ほな!!」





一瞬のことで、町の人々も、驚きの表情を隠せない。



すると船からは、また一人男が出てきた。海賊と呼ぶには、少し頼りないような、雰囲気のやわらかい男だった。






「どやった?」

「おん、いけたで!」

「さすっが、シンやなあ。」

「やろ!?せやねん、オレって結局やってまうねん(ドヤ)」






なにやら、少しの会話をした後に、船の周りに集まる人々に、柔和な雰囲気な男が、声をかける。




「この町の女性は、きれいな人多いですねえ!」

「(まーた、調子いいこと言いよって…ほんっま…)」






長いこと旅をしていたが、海賊を見るのは初めてだった。わたしはいつの間にか、海賊達に釘付けになっていた。そして少しドキドキもしていた。少しして、町長が数人の町の食料屋を営んでいるらしい人に声をかけ、対応を始めると集まっていた人々は、一人、また一人と、その場から立ち去っていった。



わたしは、そんな現状にも気がつかず、ただただぼーっと、海のきらめきを眺めていた。




「あらら、ほんまに俺好みの子が居るわあ。」





柔和な男と、目が合う。隙を作ってしまった自分に後悔をした。今は、陽気なこの男も、所詮は海賊。ろくなヤツじゃないはずだ。





「お嬢ちゃん、この町の人なん?」


「いいえ。」


「あれっ!?ほな、普段は何処に居るん?」


「いや、旅の途中なものですから…。」


「旅好きなんや。」


「ええ、まあ…。」






「ほな、俺らと一緒に旅せえへん?」





「……。」





「あ、俺、あの船で、シェフやってるリュウって言うねんけど…。ほんまに全然怪しくないし。なあ?」


「怪しい人ほど、怪しくないって聞きます。」


「んもう、そんなん言わんといてーや!まあ、俺らあと2日は、ここにいるから、気が向いたら船のとこに来てな。ほんま、待ってるから。」





「おい、リュウ!はよ、せーや!なにしとんねん!荷物つむぞ!」

「はいはーい!」







リュウ、という男は、嵐のように現れ、風のように去っていった。ほんのり、その残り香はペッパーのようでスパイシーかつ、爽やかな香りだった。





海賊の口説き文句とはあんなものか、とぼんやり思いながらわたしは部屋に戻った。部屋に戻ってからしばらくあの男の言葉が頭から離れない。





「待ってる。」




果たして、わたしを待ってくれた人が今まで居ただろうか。ふと脳裏をよぎる疑問。わたしは慌てて頭を振った。厄介なのは、くだらない、束で売っているような口説き文句と、犬も食わない女同士の争いだけだ。そして長旅に疲れた体は、不意に優しさやぬくもりを求める傾向にある。






そんなことを、考えていると、頭が重くなってきて、わたしは眠りについた。





目を覚ます。外を見ると、きれいに飾り付けられたカボチャが並び、町のこどもたちが仮装をして、走り回っていた。そうだ。今日は、ハロウィンだ。少し眠って、体はだいぶ軽くなっていた。夜の港町は、きれいなもんだと思った。港町の風景はどこへいっても、似たようなものが多かったが、やはり似たような美しさを持っていた。





ふと思い立って、宿屋の人にこの町のことを聞く。少し歩けば、酒屋があるらしい。今日はそこで、大きなハロウィンパーティーをするので、行ってみると良い、と聞いた。何も仮装するものを持っていなかったわたしに、宿屋の人は、紙で出来た魔女の帽子をくれた。





少し歩くと、明かりが見えて、音が漏れている酒屋にたどり着いた。雰囲気のある酒屋だったが、さすがに今日は人も多いようだ。足を踏み入れて、わたしは目を丸くした。





一歩店内に入ると、そこは、海賊達の巣窟……と言ってしまっても過言ではないように、酔っ払った海賊たちで、にぎわいをみせていた。今朝の厄介な男もここにいるかもしれない。即座にここから、立ち去ろう。











その時だった。








馬鹿騒ぎをする海賊達のなかに、少し違和感を感じる景色をみた。


店の奥の方にある階段の数段登ったところに、ぽつりと腰を掛けて一人でグラスを傾けている男がいた。男は、どこを見るわけでもなく、その雰囲気を楽しむわけでもなく、異様だ。しかしその目に湛えられた凄まじいパワーと、どことなく纏う哀愁の気に、呆気に取られ、そして目を奪われてしまった。その場から、動けなくなるくらいに、わたしは夢中だった。



はっとして、声をかけようか、迷っていると、肩を叩かれた。




「とりっくあーとりー!」

「(……げっ!)」

「お菓子くれないと、いたずらしちゃうぞ!」

「……。」

「何してんねんな、お嬢ちゃん一人でこんなとこで。」




ジャックオランタンの被り物をした、リュウが立っていた。かと思えば、いきなり手を取られて、走り出す。




「ちょ、やめてください!」

「……もうちょい我慢してな。」




手を引かれて、たどり着いたのは、わたしの泊まる宿の前だった。





「なんなんですか、急に。」





リュウは、目をきょろきょろと、動かして次につむぐ言葉を探しているようだった。少しだけ、ほんの少しだけ、可愛らしい。




「あの、ほんまにお嬢ちゃんひとりであんなとこ、いるの危ないで?」


「えっ……。」




予想外の言葉に、驚きを隠せない。荒々しい海賊でも、本当はいい人も居るのかもしれない。いや、この人はきっといい人なのかもしれない。




「次、また下手なことしたら、いたずらすんで?」




言葉とは、裏腹な優しい目線をこちらに向けて、わたしの額にかかった前髪をリュウの片手があげる。こどもをあやすかのようだったが、直後、彼の唇がわたしの額に触れた。柔和な雰囲気の約束のしるしだった。



Hope your Halloween is frightfully special!




to be continue...





海賊海賊やっふーやっふー!久しぶりに、どどーんと、この全員のキャラと、ストーリーの起承転結が、ビシッと脳内に構想されたので書いてみました。


でも、実際の映像を文字にするとこんなに、文字数が多くなるんですね。脳内の妄想が細部にわたり、激しすぎるのが原因か。でも、この豊かな映像や音は、今しか得られないものだから、ぜひ残しておきたいのダ。


色々、秘密を落としておいたので、自分で考えた結末を忘れないうちに、また続き書こうっと。ということで、乾燥のせいか、足がかゆくなってきたので、今宵はこれにて失礼いたします!



ステキな夜を。



まるで、少女漫画のような。

2011-10-03 12:03:06 | 妄話
これは妄想から生まれたお話です。

登場人物は実在ではありません。

だって、これは妄想なのだから・・・。(キンコメ風www)








ええっ!?なんでコイツと手繋いでるん?


お前、アイツが好きなんちゃうの?


大好きなの友達に、こんな風に言われて少し嬉しかった。


ちゃっとしたシャレやな。


そうそう。


しゃくれがシャレとか言うなや。


シャレって何やねん。お前ら調子に乗ってからに!!


痛っ。


うへ、はたかれた。


このまま、おったら次は、なぶられるで。


えー、やだ。


でも、何でなん。アイツじゃなくてええの?


ん?


だって、付き合ってる訳じゃないし。こんなにアピールしてるのに、いつも笑ってるだけで・・・。


二人が手繋いだだけで、なんでこんなに怒られなアカンの?


空気読めや。お前、アイツにこれ見られたら何て言うん。


なんてって・・・・。


もう、行こう。




何だか変な空気になっちゃったな。


ちょっとふざけただけなのにね。なんで、みんなはあんなに怒るのかな。




入学してから同じクラスののこと。


ずっと、ずっと大好きで、それはもう本人に直接伝わりすぎるくらいに伝えていて、


のことが大好きな私を、みんなで楽しんでさえいるようで。


でも、このふざけた感じが心地よく、この雰囲気が壊れるのが怖くて、


決定的な告白は出来ないでいた。



まじめに告白して、の笑顔が目の前から消えてしまうのがイヤだった。



*****



一通のメールが深夜に届いた。



今日、アイツと手繋いで帰ったの?


本当に?


何で?



もう、誰よ~私の王子様にチクったのは~。


アイツ?それとも、アイツかっ!?




ちょっとふざけただけだよ。


もしかして、妬いてる?wwww




と、打ちかけて、消去した。


返信はしなかった。




翌日の学校。


みんなが何だか、よそよそしくて居心地が悪かった。



ちょっと手繋いだくらいで何よ~・・・・。


面倒くさっ。




何?逆ギレ?


あっ・・・聞こえた?


割と大きい声やったで。


・・・・


昨日、返信なかったけど。


ああ、ごめん。寝てたから・・・。




(みんなの中で、ふざけてる時は、もっと素直に話せるのに、

こうして二人でいると、好き過ぎて、緊張して上手く話せない。)





何で、アイツと手ぇ繋いだん?俺のこと、好きでいてくれたんちゃうの?


手ぐらい、誰とでも繋ぎます~。


ほんなら、俺が誰かと手つないでもええの?


いや。


そうやろ。俺もイヤや。


・・・・・


お前は、いつもそんなんやもん。みんなで居るときは、好きだ~って笑顔で言うてんのに、


こうやって二人になったら、わからんくなる。


ほんまに俺のことが好きなのか、俺も不安になんねん。



でも、一度も私のことを好きだなんて言ってくれたこと無いよ。いつも笑ってるだけで・・・


それが俺の答えや。


ちゃんと好きって言ってもらわないと、わかんない。


ちょ・・・じゃあ。


あっ、待って!!


何?何で?


お楽しみは、とっておきたいから。好きって言ってもらえるかも、ってドキドキしながら待ちたいから。



*****



すきです。




ちゃんと、好きって言ったで。


ありがとう。私も好き。


知ってる、よ~う知ってる。ふふふ。


へへへへ。


なあ・・・・


ああ、ちょっと待って!


今日は待たれへんな。


何で?お楽しみは・・・・







とっておかなくてもええやん。毎回こうしたら、それでいいんちゃうの。




王子様のキスはとても甘くて幸せだった。





続きでコメントのお返事です。



TOPOP★さんへ。

たまにいるおかしい人…ですよね、わかります。


あー、わたし的には、混浴は絶対にいやですねえ。明るいところに裸体をさらすと、ロマンが減っちゃう気がして…(笑)

全部見えるより、部分見えのほうが萌えたりしません?



ちびっちさんへ。

活躍と言う名の空回りです。。。


温泉いいですよね。(無類のお風呂好き)

なかなか、妄想ってつきないもんですよねえ…(しみじみ)



雅子さんへ。

綱とりは、中学に入ってはじめて知りました!新しい競技…て感じでもないですねえ。

クラスー…体育会系の子が多いクラスなので、恐る恐るがんばりました!


ブログ遊びにいきますね~!



えみりさんへ。

タイヤこわいですね。綱のパイオニアのごとく…タイヤの回し者なんて方も出てくるのでしょうか。


えみみん♪さんへ。

いいですね!体育祭で活躍する横山先輩!

ぜひ、共に綱を取りたいものです。



みかさんへ。

そうか、みかさんは北海道だから地元ですよね~。北海道は広いですけど・・・。

二人の仲の良さにもへりましたね(笑)



しおりさんへ。

はじめまして、ごきげんよう。

カットされてしまった部分も「もへりの宝庫」なんですね~。

ジャニ勉は親子が楽しんごさんを見られるのは、3ヵ月後になります。それまで楽しみを温存しておきますね。



コメント、ありがとうございました。

目指せ!!コメント数一万件


いつも楽しく読ませていただいてます。

みなさんの優しい言葉や、何気ない一言で幸せになったり、元気を頂いてます。

さんきゅーべりべりまっち


The chirp of Crickets at night.

2011-09-19 02:03:28 | 妄話
どうも、秋の夜長にごきげんよう、みんなだいすきNaNaだよー!




ということで、えらい空回り感を感じながらの更新です。



昼間は残暑で毎日暑いですねえ…でも、夜は少しづつ秋の色を見せているように思います。また日がくれるのが少し早まった。もう秋はすぐそこですね。



さて、本日は、夏の終わりを祝して、秋の始まりを祝して、妄想をしたいと思います。以下のお話は、すべて妄想です
ので、ご注意くださいね。





それでは、ご興味あるかただけ、どうそ!(追記にNaNaの記事へのコメントのお返事があります!)



















「んー!」

「何時ー?」

「もうじき5時になるよ。」

「まじかー。」

「そろそろ起きようよー。」

「まだ寝んねん。」

「お夕寝か…。」




残暑も落ち着いた秋の夕暮れだった。エントランスの周辺では。ちらほら、チッチ、と虫の鳴く音がしていたが、この部屋にくると、さすがに階数が高いから、チッチの鳴く声はせず、そして肝心の彼さえ、疲れのせいだろうか、お夕寝の真っ最中である。静かな部屋だった。




手持ちぶさたになった私は、冷蔵庫を覗き、今晩の夕食になりそうなものを探すがなにひとつとして、使えそうな食材がない寂しい冷蔵庫だったので、買い物に行くことにした。




スーパーまでは、すぐだから、彼が眠っている間に行ってしまおうかしら。




「お買い物いってきますよーっと…。」




小声で彼の眠っているベッドサイドに声をかけたが、彼に届いたかどうかは、いまいちわからなかった。エントランスに着くと、来たときは明るかった空が、紫色にグラデーションした幻想的な秋の空の表情を見せており、やはりまだ、チッチ、チッチ、となく虫の声が聞こえた。








歩いてすぐのスーパーは、騒がしかった。タイムセールの真っ最中で、混雑した店内。もう外の風は秋を運んでいることにわたしは気がついたので、今日は何か初物を手に入れようと思っていた。




目の前に、「初物!」と書かれた松茸があった。だけれど、やはりまだ価格は高かった。ふと向かいの棚を見ると、お
いしそうな栗がおいてあったので、思わず手に取り、かごの中に入れた。




ようやく混み合った会計の列も抜けスーパーの袋を手に提げて、のろのろと歩いて帰った。あいまいに色づいていた空が、すっかり暗くなっていた。




帰ってみると、まだ部屋が真っ暗で、彼はまだ眠っていることがわかったので、さっさとご飯を作っておこうと思い台所に立った。





栗ご飯の炊ける良い匂いが部屋中に充満していた。




いよいよ日も暮れたので、彼を起こしにいこう。




ベッドの端っこに、ボフっと座る。起きる気配がないので、ほっぺを突っついてみた。




「ん…。」

「おはよう、夜だよ。まだ寝るー?」

「もう起きる。」

「うん。」

「なんか、ええ匂い。」

「栗ご飯つくったの。」

「ええなあ~。」

「うん、初物。食べよう?」

「おん。」





小さなテーブルに向かい合って夕食をとった。おいしそうに、ご飯をかきこむ彼の姿があまりにも必死なので思わず笑ってしまった。




「そんな勢いよく食べなくても誰もとらないよ!」

「わからんやんけ。ひゅんって。」

「ひゅんって、誰かが取っちゃうの?」

「おん。そんなん絶対無いとは言われへんやんけ。」





起きぬけで寝癖もつけて、ぼんやりした口調で冗談を言いながら、ふっと笑う彼をたまらなく好きだと思った。





ご飯を食べ終わって、彼はゲームをしていたので、そっとしておいてわたしは先ほど買っていた雑誌をぺらぺらを眺めていた。同じ空間にいながら、違うことをしていても落ち着けるこの関係が大好きだ。





少したった頃、部屋の中の空気がもわんと篭っていたので、立ち上がって窓を開けた。すうーっと涼しい風が吹き抜けて気分が良かった。





「ふうー。」

「秋やなあ。」

「ね。」




ゲームに夢中だった彼がふと言葉を発したので、わたしはそのまま彼のゲーム画面を覗きに行った。けれど、すぐに彼はセーブをして、ゲームをやめた。




ソファーに座り、前かがみになってゲームをしていた彼が、ふわっとソファーにもたれかかったので、寄りかかってみた。


涼しい風が、部屋を巡回していた。





「もう秋やー。」

「ね、いい夏だったね。」

「何やそれ。」

「いや、なんとなくー?」




Tシャツの袖ごしに、私の顔へと伝わる彼の肩の熱が、心地よくて眠りについてしまいそうだ。







また風が吹き込んで、おそらく朝、彼がつけたであろう香水の匂いが鼻先をくすぐったので、また愛しくなって彼のモモに手を置いて、まぶたを閉じた。






うっすらとした意識の中で、彼がわたしの前髪をすうーっと撫でる感覚を、ぼんやりと感じながら、しんしんと深まる秋の夜に、沈んでいった。















- E N D -





長くなってしまいましたが、呼んでくれた方ありがとうございました!



ということで、秋の夜長にしたい行動をお話にしてみました。



ちなみに…ほんまでっかTVでやっていた「恋人との距離を縮める法則」的な特集で紹介されていた事項を、ちりばめてみました!




①ふとした瞬間にしんみりため息


②一緒に居ながらあえて違うことをする


③いい夏だったねという


④背中を触る


⑤初物を一緒に食べる






これを聞いた瞬間、夏の終わりおうちでまったりする妄想が浮かび上がったので書いてみました!



あー、幸せな感じで、なんだかちょうどあたくしも眠くなってきました。



今日やっていた宇宙から流れ星を見る番組の流れ星が流れるたびに「きみくんと結婚」と、端的にお願い事をしてみたので、お星様がかなえてくれるといいな。





というわけで、ロマンティック残暑、おやすみ。





追記でコメントのお返事です。










ゆちゅさんへ。

毎度毎度のすばちゃんの電話は楽しいですよね。

チョコレートおいしかったですよ、とっても。


TOPOP★さんへ。

表参道のカフェですからね~。おしゃれ中のおしゃれですよねえ~。頻繁にはいけませんけど…今回はBOSSと一緒だったのでつれってってもらえました(笑)

早く秋服が着たいですが…なかなか残暑も厳しく大変です。

華奢な筋張りかたがいいですよね。

正解は指毛でした!!

爪は…噛み噛みしてますけれどね、彼。


ちびっちさんへ。

わたしも、サクマドロップのハッカ味は必ず残すタイプですが…このミントは飲めました!!

でも、本当に苦手な方は、やはり気になるかもしれないです。


服が好きなので…。でも、なんでもかんでも流行に乗ればかっこいいってわけじゃないと思うし、自己流があるほうが素敵だと思います!


爪もかわいらしいですよね。30ちゃいが、噛み噛みしている姿を想像すると、にやけちゃいます。

正解は、ひょろっと生えた男を感じる指毛でした!



くらっかーさんへ。

はじめまして、はじめましたのNaNaです。

ありがとうございます。

握り方も素敵ですね!ぎゅっと!握っている感じの骨の感じが、男らしくてかっこいいと思います!

正解は、指の毛でした。

つるつるのお手手だと思っていたので、実はお毛毛が生えていたのが衝撃で、とっても萌えてしまったのです。






コメントありがとうございました!!