エンマとの程よい距離感を出すためにあえて名前が無かったのかな?と思ったり、名前が無い方が見る側が自分に寄せて物語を進行出来て感情移入しやすいのかな?とも思ったり。私ならどんな名前にするかな~なんて、そんな事を思うのも観劇後の楽しみでもありました。
エンマの悲しみや苦しみが歌われ表現される時に、それを耳にするロボットの感情表現がとても豊かでした。
あぁ…と絶望を味わったかのように目を閉じて下を向いたり、驚いて戸惑って目を泳がせたり、愛らしい瞳を潤ませながら首を横に振ったり、激しい感情を表現するエンマに共鳴していたように見えました。
Twitterで39ベリーを観劇されたライターさんがある場面のエンマの歌が素敵だったと呟いていて、まるっと同感だったのでリツートしたのですが、
エンマがドアを開け、雪の降る屋外を目にした時の声の透明感が素晴らしかった。手のひらに舞い落ちた雪の結晶が透き通って美しいように、エンマの声も透き通っていてとても美しかった。外の空気に触れた純粋な感動も加味されていて震えました。
そんなエンマを背後から優しい微笑みを携えて見つめるロボットはとても可愛らしかったけれど、エンマを導く頼もしさも感じられました。
ライターさんは更に歌ウマの人は沢山いるけれど、このロボットの可愛さを演じる事ができるのは真弓くんだけって呟いていて、本当に全くその通りって思ってました!
歌だけを基準に選ぶならば、確かに歌唱力のある方は沢山いらっしゃると思います。でも、あの可愛いらしさを表現出来るのは今の、2023年の真弓くんしかいないって思わせてくれました。
雑誌のインタビューでも自分は歌もダンスも得意じゃなくて何かあるんだろうって思うと、だから全てを頑張ると話していました。
そうなのよ、そこ!全てを真っ直ぐに頑張れる力を持っているのが真弓くんの魅力の一つだと思います。そしてその頑張りを真っ直ぐに一生懸命に届ける力があるから。何度も書いているけれど、それは誰にも出来そうだけれど、真弓くんの様に届けられる人はいないから、そのままでいいから、自信を持って一生懸命を貫けばいいと思う。真弓くんには真弓くんにしか無い輝きと華があるから、自分を信じて進んで行って欲しいです。
日の出まではまだまだです。
この台詞を聞いている客席全員の目がハートになっていたと思うの。そしてまだまだですと言いながら両手を組み合わせて可愛らしいお顔でポージングする姿が、それはそれは、もう、言葉にならない可愛らしさ。真弓くんは手の表情もまた豊かでした。どうしよう、指先までも愛くるしいだなんて。こんなに可愛い「日の出はまではまだまだです」を聞けるなら夜明けなんて来なくてもいいんじゃないかって客席の私は思っていました。
会場で「はぁっ…」という吐息にロボットの可愛さを乗せてしまわないと、自分の中に閉じ込めてしまったらこの思いはどこでどうやって昇華させれば良いのか分からないくらいの可愛さ。
雪が降ったので外へ出てみようとロボットがエンマを屋外へと誘う場面。
外へ出ましょう♪
の時のポーズが美しきジャニーズ!!ここで出てしまう(いい意味で)隠しきれないジャニーズ!!
この時のロボットはこれまた紳士的で、歌も視線も仕草も、エンマの腰にふわりと廻す手も、全部優しくてロボットに対する好きが高まる瞬間でした。
ロボットは真弓孟之がポロポロ出ちゃっているらしいので、つまりは真弓くんに対する好きが高まっているという事でよろしいですね。(もうそれは周知の事実)
ドアを開けて外に出るエンマ。
その時の表情の清々しさと声の透明感に鳥肌が立ちました。美しく澄んだ声の高橋由美子さん。私の世代では南くんの恋人なんですけども、当時と変わらずチャーミングで同世代としては奇跡みたいに可愛い存在です。
今回の舞台で歌われた曲は何れもジャニーズでは歌わない感じの楽曲で、しかも、これ音を取るのも歌うのも難しいよね?って曲もあって、これまでに聞いたことの無い真弓くんの歌声に触れる事が出来たのも幸せな時間でした。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ドラムの生演奏に合わせて歌うのも難しいよね。
だからこそ、いつものジャニーズの真弓くんもまたそれはそれで素晴らしく素敵であると改めて思うのでした。
ロボットがエラーを起こした時だったかな?アクロバットもありまして、
何という事だ!この舞台はじゃんがらラーメンの全部乗せ以上に真弓孟之てんこ盛りの全部乗せではないか
などど感動しました。(じゃんがらラーメン、しばらく食べてないなぁ)