どもう、ごきげんやう。
ひっさしぶりお休みなNaNaですけれども。
今月にはいってから初めての、お休みです。土曜日も学校があるので、必然的に週休一日なのですが、今月は日曜日も予定を立て込ませてしまったので…。
うわああああん、ヲタヲタしたかったよう。(毎日ヲタヲタしてるだろ)
って事で、今日はGIFTの予約をしに行ってきます。
で、今日は新しい試み。
こういうの。文芸部に入ってやりなさい、って話ですけれど。
せっかく表現する場所があるのだし。文芸部に入って書いて公開するよりたくさんの人が見てくださると思うから。自分の担当さんと自分に置き換えて、読んでみてくださいな。
短編集『晴れ女』
~秋~
こんな日は、しっとりと雨が降ってたら良かったんだと思う。薄水色のカーテンの隙間から外を盗み見ると、飴が降っているかのように、鈍い音を立てて雨粒は地面に落ちている。ぱしんぱしんという音が耳に届く。少しだけ開いた窓からは、こんなに高い階なのに、一階の植え込みの、雨に濡れたきんもくせいの甘い香りが、濃く淡く、鼻に届く。
今日でわたしは晴れ女じゃなくなったみたい。
小さな頃からずっと、素敵な時はお日様と一緒だった。降水確率80パーセントといわれた修学旅行の日も、大型の台風が来るぞ、といわれた習い事の発表会の日も、結局は晴れた。それがわたしの力のお陰であるのか、は正直言ってわからない。けれども、肝心な時わたしは雨に降られずに、今までやってこれた。ありがとう、お日様。
しかし、今日はご覧の通りの雨である。わたしは少し視線をずらす。つやつやしたこげ茶色の机に緑色のテーブルクロスが、かかっている。机には、半分だけ残ったお茶と、食べかけのチーズケーキがまだ美味しそうにおいてある。あ、ケーキはラップにかけないと、と思ったけれど、行動には移せなかった。その先には、大きなテレビがおいてある。いつも綺麗なテレビ。ほこりがたまらないように、こまめに拭いているのがわかる。そして、ふと、上を見れば、ここにあるもの全てを照らす橙色の照明がある。
ここにあるものの全てがよい、心地よい。でも、これらはわたしが選んだものではない。
すべて、彼のものである。
わたしは今、彼の腕の中にいる。ここにいる自分を一体何回想像しただろう。ゆうに100回は越えているであろうわたしの妄想の中にあったものすべてがここにあって、そしてなかったものがここにある。
どないしてん、ぶっきらぼうで甘い声がわたしの一番近くで聞こえた。ぱっと目を向ける。長い睫毛で縁取られた、綺麗な芸術品みたいな彼の目がそこにあった。優しい吐息が前髪を通り過ぎた。ごくり、わたしは息をのむ。慣れたはずの、関西弁も今この状況で聞くと、異国の言葉みたいに聞こえる。うまく、可愛く返せない。
こころの中でもたもたしていると、わかりきったように彼は更にぎゅっと、わたしを抱きしめた。もっと強く、の意思が心臓越しに繋がったみたいで嬉しい。小さく、ん、と返すだけで充分伝わると思った。
恥ずかしくなって彼から目をそらす。やはり視線は窓の外へと向いた。
雨は更に強くなっている。よく聞くと雨が色々な所にあたって、サンバのリズムに聞こえる。わたしの好きな、サンバ。向かいの駐車場にあるドラム缶に当たる雨。ベランダのてすりにあたる雨。マンションのお庭の植え込みに当たる雨。
全部がかっこいいパーカッションの道具になって、わたしをノリノリにさせたがる。単純なわたしは、思い切って彼の鼻先にちゅーをした。こんな小さなちゅーで自分は精一杯になるなんて…。しかしそれは、ちゅ-というよりかは、こつん、少し硬い彼の鼻が口唇に当たった、といった感覚だった。
ふっ、と彼は笑う。途端にきゅう、とあがる口角が愛しい。そして直ぐに、何でまた鼻に?といった顔をしてみせた。きっと彼は、わたしの恥じらいをわかっているのに。
でも、ちょっと意地悪な彼もかっこよくって、どうしてよいのかわからない。
すると彼は、全てわかっている事をわたしに知らせるべく…やわらかくてしっとりとして、花びらみたいに、重なった。その瞬間、わたしはこのために生まれたきたのだと知った。知らなかった思いが、一気に窓の外の雨みたいに、こころの中で、降りしきった。やがてどしゃぶりの雨は、わたしのこころを綺麗にした。
ちょっとあついな、誰に発するでもなく、そういってわたしは立ち上がる。もわんとした室内。少しだけ開いていた窓を大きく開ける。
いつのまにか、晴れていた。分厚くて、灰色の雲が何層にもなっているその隙間から、わずかにお日様が顔を出している。こんにちは、お日様。やはりわたしは晴れ女といえるのかもしれない。
ふと、彼のほうに目をやる。眠たそうにぐずぐずしていた彼は、二度目の眠りについたようだった。あどけない寝顔がわずかな日光に照らされていて、幸せを目で見たような気持ちになる。
わたしも、もう少し寝ていようか。
開け放った窓から、離れようとする。すう、と冷たい風が吹き抜けた。冷たい冬の風だった。
すると、まるで、止まっていた時がゆっくり動き出した事を知らせるみたいに、きんもくせいの甘い芳香が、濃く淡く、花に届いた。
うん、こういうのやってみたいお年頃ってことで。
もーーーもたっろさん、ももたろさん、おっこしにつっけたああああああ、きっびだんっごーーーーひっとつわったしにランキングボタン。ぽち。
追記でコメントのお返事でありんす。
那智ちゃんへ。
有り難う御座います!
お忙しいようですからね、ご無理なさらずに!
気軽にコメントください!
変態トークがんがん待ってます!
しみめぐさんへ。
有り難う御座います。
妄想に関しては、かなり自信ありますから(笑)
そうですよね!彼らの声が聞こえる嬉しさ…ね。
あら、でーすーよーねー!別に下手じゃないんですよ、関ジャニ∞にいるから、そう聞こえるだけであって…。関ジャニ∞のレベルが高いってだけなんだと、私は思っています。
3馬鹿に愛を注ぎましょう!
のゆさんへ。
怪我はありませんでしたが、やかんと、それから、私のお弁当袋が全焼しました。
お弁当袋がひとつ燃えただけでも、かなりの煙に巻かれて…。とても怖かったです。
多分ね、ネットのゲームをしていたのだと思われます。
今は、ネットで世界中の人と対戦できたり、お話できたりで、すっごいんだそうです。
わちゃわちゃするお二人の背…素晴らしい景色をみたようで御座いました。
くららさんへ。
大丈夫でした!
でも、煙のにおいが今も少しあります。
すばまるくん達の動きは神がかっていましたよね。
二週連続で見られるなんて、嬉しいですよね!
枝里さんへ。
あはは。
まあ、そういう事になりますね。家も近いですし。(10割方妄想)
まさに貴重すぎるオフショットですね(笑)
NONOさんへ。
無事です。少し燃えただけでも、かなりの煙で驚きました。冬場は乾燥もしていますしね。
そうですね、バラード曲の切なげなメロディーに合いますよね、
あの、あま~い声が。
しゃべるキャラだったのですけれどね。
そういう事もあるみたいですね。
来週も楽しみですね!
KEIさんへ。
そうですね、結構炎があって、怖かったです。ダジャレの出来もね、ボヤっとしてますしね。
妄想ネタ、というか基本NaNaは何からでも、妄想のネタにしてしますのですが(笑)
まるちゃんのフレンドリーな文章も素敵ですよね。色々なグルメや、綺麗な景色などなど、たくさんのものを教えてくれるので、嬉しいですよね。
是非是非、いっぱいむふふってなってやってください!
たくさんのコメント有り難う御座いました!
早速、もう書きたい事が母にはあるみたいです。
(romes関連で)
んもう、まったくしょうがないんだからーー!
ひっさしぶりお休みなNaNaですけれども。
今月にはいってから初めての、お休みです。土曜日も学校があるので、必然的に週休一日なのですが、今月は日曜日も予定を立て込ませてしまったので…。
うわああああん、ヲタヲタしたかったよう。(毎日ヲタヲタしてるだろ)
って事で、今日はGIFTの予約をしに行ってきます。
で、今日は新しい試み。
こういうの。文芸部に入ってやりなさい、って話ですけれど。
せっかく表現する場所があるのだし。文芸部に入って書いて公開するよりたくさんの人が見てくださると思うから。自分の担当さんと自分に置き換えて、読んでみてくださいな。
短編集『晴れ女』
~秋~
こんな日は、しっとりと雨が降ってたら良かったんだと思う。薄水色のカーテンの隙間から外を盗み見ると、飴が降っているかのように、鈍い音を立てて雨粒は地面に落ちている。ぱしんぱしんという音が耳に届く。少しだけ開いた窓からは、こんなに高い階なのに、一階の植え込みの、雨に濡れたきんもくせいの甘い香りが、濃く淡く、鼻に届く。
今日でわたしは晴れ女じゃなくなったみたい。
小さな頃からずっと、素敵な時はお日様と一緒だった。降水確率80パーセントといわれた修学旅行の日も、大型の台風が来るぞ、といわれた習い事の発表会の日も、結局は晴れた。それがわたしの力のお陰であるのか、は正直言ってわからない。けれども、肝心な時わたしは雨に降られずに、今までやってこれた。ありがとう、お日様。
しかし、今日はご覧の通りの雨である。わたしは少し視線をずらす。つやつやしたこげ茶色の机に緑色のテーブルクロスが、かかっている。机には、半分だけ残ったお茶と、食べかけのチーズケーキがまだ美味しそうにおいてある。あ、ケーキはラップにかけないと、と思ったけれど、行動には移せなかった。その先には、大きなテレビがおいてある。いつも綺麗なテレビ。ほこりがたまらないように、こまめに拭いているのがわかる。そして、ふと、上を見れば、ここにあるもの全てを照らす橙色の照明がある。
ここにあるものの全てがよい、心地よい。でも、これらはわたしが選んだものではない。
すべて、彼のものである。
わたしは今、彼の腕の中にいる。ここにいる自分を一体何回想像しただろう。ゆうに100回は越えているであろうわたしの妄想の中にあったものすべてがここにあって、そしてなかったものがここにある。
どないしてん、ぶっきらぼうで甘い声がわたしの一番近くで聞こえた。ぱっと目を向ける。長い睫毛で縁取られた、綺麗な芸術品みたいな彼の目がそこにあった。優しい吐息が前髪を通り過ぎた。ごくり、わたしは息をのむ。慣れたはずの、関西弁も今この状況で聞くと、異国の言葉みたいに聞こえる。うまく、可愛く返せない。
こころの中でもたもたしていると、わかりきったように彼は更にぎゅっと、わたしを抱きしめた。もっと強く、の意思が心臓越しに繋がったみたいで嬉しい。小さく、ん、と返すだけで充分伝わると思った。
恥ずかしくなって彼から目をそらす。やはり視線は窓の外へと向いた。
雨は更に強くなっている。よく聞くと雨が色々な所にあたって、サンバのリズムに聞こえる。わたしの好きな、サンバ。向かいの駐車場にあるドラム缶に当たる雨。ベランダのてすりにあたる雨。マンションのお庭の植え込みに当たる雨。
全部がかっこいいパーカッションの道具になって、わたしをノリノリにさせたがる。単純なわたしは、思い切って彼の鼻先にちゅーをした。こんな小さなちゅーで自分は精一杯になるなんて…。しかしそれは、ちゅ-というよりかは、こつん、少し硬い彼の鼻が口唇に当たった、といった感覚だった。
ふっ、と彼は笑う。途端にきゅう、とあがる口角が愛しい。そして直ぐに、何でまた鼻に?といった顔をしてみせた。きっと彼は、わたしの恥じらいをわかっているのに。
でも、ちょっと意地悪な彼もかっこよくって、どうしてよいのかわからない。
すると彼は、全てわかっている事をわたしに知らせるべく…やわらかくてしっとりとして、花びらみたいに、重なった。その瞬間、わたしはこのために生まれたきたのだと知った。知らなかった思いが、一気に窓の外の雨みたいに、こころの中で、降りしきった。やがてどしゃぶりの雨は、わたしのこころを綺麗にした。
ちょっとあついな、誰に発するでもなく、そういってわたしは立ち上がる。もわんとした室内。少しだけ開いていた窓を大きく開ける。
いつのまにか、晴れていた。分厚くて、灰色の雲が何層にもなっているその隙間から、わずかにお日様が顔を出している。こんにちは、お日様。やはりわたしは晴れ女といえるのかもしれない。
ふと、彼のほうに目をやる。眠たそうにぐずぐずしていた彼は、二度目の眠りについたようだった。あどけない寝顔がわずかな日光に照らされていて、幸せを目で見たような気持ちになる。
わたしも、もう少し寝ていようか。
開け放った窓から、離れようとする。すう、と冷たい風が吹き抜けた。冷たい冬の風だった。
すると、まるで、止まっていた時がゆっくり動き出した事を知らせるみたいに、きんもくせいの甘い芳香が、濃く淡く、花に届いた。
うん、こういうのやってみたいお年頃ってことで。
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那智ちゃんへ。
有り難う御座います!
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しみめぐさんへ。
有り難う御座います。
妄想に関しては、かなり自信ありますから(笑)
そうですよね!彼らの声が聞こえる嬉しさ…ね。
あら、でーすーよーねー!別に下手じゃないんですよ、関ジャニ∞にいるから、そう聞こえるだけであって…。関ジャニ∞のレベルが高いってだけなんだと、私は思っています。
3馬鹿に愛を注ぎましょう!
のゆさんへ。
怪我はありませんでしたが、やかんと、それから、私のお弁当袋が全焼しました。
お弁当袋がひとつ燃えただけでも、かなりの煙に巻かれて…。とても怖かったです。
多分ね、ネットのゲームをしていたのだと思われます。
今は、ネットで世界中の人と対戦できたり、お話できたりで、すっごいんだそうです。
わちゃわちゃするお二人の背…素晴らしい景色をみたようで御座いました。
くららさんへ。
大丈夫でした!
でも、煙のにおいが今も少しあります。
すばまるくん達の動きは神がかっていましたよね。
二週連続で見られるなんて、嬉しいですよね!
枝里さんへ。
あはは。
まあ、そういう事になりますね。家も近いですし。(10割方妄想)
まさに貴重すぎるオフショットですね(笑)
NONOさんへ。
無事です。少し燃えただけでも、かなりの煙で驚きました。冬場は乾燥もしていますしね。
そうですね、バラード曲の切なげなメロディーに合いますよね、
あの、あま~い声が。
しゃべるキャラだったのですけれどね。
そういう事もあるみたいですね。
来週も楽しみですね!
KEIさんへ。
そうですね、結構炎があって、怖かったです。ダジャレの出来もね、ボヤっとしてますしね。
妄想ネタ、というか基本NaNaは何からでも、妄想のネタにしてしますのですが(笑)
まるちゃんのフレンドリーな文章も素敵ですよね。色々なグルメや、綺麗な景色などなど、たくさんのものを教えてくれるので、嬉しいですよね。
是非是非、いっぱいむふふってなってやってください!
たくさんのコメント有り難う御座いました!
早速、もう書きたい事が母にはあるみたいです。
(romes関連で)
んもう、まったくしょうがないんだからーー!