皆さんごきげんよう!
お盆ですね!ぼんぼんですか!やっぱりそうですか!
ということで、只今群馬のおもしろおじいちゃんのお家よりお届けしております!
さて、あのにっきを見たからには妄話を書くっきゃないですよね!
もちろん全部妄想です。将来起こるはずのことですが、今はまだ夢です。ということで…お好きなかただけどうぞ*゜
概要…
自他共に認めるきみくんだいすき御祭りだいすき妄想だいすき高校生NaNaと、みんなだいすき!きみくんによるエキゾチックな妄想ショートショート!
まうせうS☆S
【らぶやぶれない】
もんもんとした空気が漂う屋台を抜けて少し涼やかなZONE突入。そう、亀すくい。
「ね、きみくん!」
「おー」
「これ!」
「亀すくい?はじめて見たわー」
「やる!」
「え…お前趣味ほんま変わってんなー可愛らしく金魚とかちゃうんかい。」
「かめさんも可愛らしいですー」
「まあ、ええねんけどな。」
はじめて一緒にきた夏祭りの露店で、すごくときめくものを見つけてしまった!
これは、やるっきゃない!と意気込んできみくんの顔を見ると、あきれたように楽しそうに笑ってくれたから…。
さっそく、亀すくいをやってみることにした。
「すんませーん、大人2人。」
「きみくんもやりたいんじゃん!」
「お前がやるゆうからやろ!」
「そっか!ありがとう!」
かめの餌を紐にくくって、それをかめの口許にゆらして食いついてきたのを釣るのが、亀すくいらしい。
「すくいっていうより…」
「亀釣りやな。」
「だね…よしっ」
釣糸をぐいっと握る。向こうの屋台からの熱気が耳をくすぐる。
「あ、」
「よっしゃ!」
「えー、きみくんずるい!」
「ええやろ?あー、むっちゃ可愛らしいな、かめ。」
「…」
「嘘やん、俺別にかめ要らんし…」
「やたー!」
「いいねーカップルさん!お兄ちゃんハンサムだから、おまけね、おまけ!!!」
「ほんま?お母さんもべっぴんさんで、サービス精神も旺盛でな!」
「うんうん!」
「まあた、そんなこと言ってーまた来てー!」
「はーい!」
手の中には、亀2匹…。かごもついてきたし、餌もおまけしてくれた。
「きみくんパワーで、おまけいっぱいだね!」
「良かったやん、かめ手にはいって。かごとか餌とかつけてもうてるし…」
「金魚よりもさ、ほら、アフターケアが充実してるよね。亀さんにして正解!」
「アフターケアて!名前とか付けへんの?」
「亀を英語にしたら、タートルだから…んー、あ、でもやっぱり…」
「迷ってんの?」
「うん、でも決めた!ちょいと甲羅の色が薄いほうが金くんで、色濃いほうが三十郎くんね!」
「お前ほんま…しかも亀を何故英語にした!まったく関係してへんやん。むちゃくちゃやな。」
「遠山の金さんと椿三十郎さんからお名前を拝借したの。かわいいね!」
「三ちゃんと金ちゃんやな!」
手のなかで三十郎と金が、心なしか笑っているようにも見えた。
「あ、電話や!」
「弟さんたち?」
「多分そう…」
激しい賑わいの中で光る汗の色と、人々のにおい。
全部全部を、私の全部で懸命に感じていたいの。急にもっといとおしくなってTシャツの袖を掴んでみたら。
受話器を片手にちらと、こっちをみて手を払われた。
「シャツ伸びるやろ」
冷たい言葉とは裏腹につかまれた手首。優しい音がした。
照れ隠しに、こっちを見ずにすたすたと歩いていくきみくん。
私達は、屋台の煙の中に消えた。
はい、失礼いたしました☆
皆様良い夢をご覧になってくださいね、おやすー!
ジャニーズブログランキング参加中!よろしくお願いいたします。ぽちっ