「空の駅」
空から地上へ
投げ込まれた独楽のように
突然
荒ぶることがある
やがて
シンと静まることがある
心は
僕らのさびしい皮膚が抱える
もうひとつの自然であろう
耕すにしろ
蒔くにしろ
植えるにしろ
刈り入れるにしろ
だから
その時を
待たなければならない
なにも
待たないものを
心と
呼んではいけない
あるときは雨を
あるときは光を
あるときは風を
はたまた嵐さえも
ずっとずっと
あなたを
心は
昨日から明日へと
果てしなくつづく大空の
いつも
今日の駅
空から地上へ
投げ込まれた独楽のように
突然
荒ぶることがある
やがて
シンと静まることがある
心は
僕らのさびしい皮膚が抱える
もうひとつの自然であろう
耕すにしろ
蒔くにしろ
植えるにしろ
刈り入れるにしろ
だから
その時を
待たなければならない
なにも
待たないものを
心と
呼んではいけない
あるときは雨を
あるときは光を
あるときは風を
はたまた嵐さえも
ずっとずっと
あなたを
心は
昨日から明日へと
果てしなくつづく大空の
いつも
今日の駅
蒼い馬である
わたしは蒼い馬の夢を見る
蒼い馬は何も言わない
鳴きもしない
歩いている
それだけだ
蒼い馬である
わたしは蒼い馬の夢を見る
わたしも黙っている
微笑みもしない
見ている
それだけだ
それだけで
わかることがある
この世で
人間だけだ
間違うことが
できるのは
蒼い馬である
わたしは蒼い馬の夢を見る
蒼い馬は何も言わない
鳴きもしない
歩いている
それだけだ
蒼い馬である
わたしは蒼い馬の夢を見る
わたしも黙っている
微笑みもしない
見ている
それだけだ
それだけで
わかることがある
この世で
人間だけだ
間違うことが
できるのは
蒼い馬である