確かに
この世に生まれてくる
ってこと自体、人間技じゃない
神父さんの言うとおり
奇跡なんだろう
その奇跡に飽きるってあるんだよ
君、あのライオンをご覧…
腹いっぱい食べたら
飽きたっていいんだよ
この世に生まれてくる
ってこと自体、人間技じゃない
神父さんの言うとおり
奇跡なんだろう
その奇跡に飽きるってあるんだよ
君、あのライオンをご覧…
腹いっぱい食べたら
飽きたっていいんだよ
雨降りの夜の花屋さんの前って
妙に明るくってきれいだ
傘をさしている人が
どんどん通り過ぎて行くんだ
この景色を映画のフイルムのように感じて
巻き戻したくなるんだ
過ぎて行ったひとりひとりの名前を
友達だったみたいに知りたくなるんだ
色とりどりの花の中で
何もかも忘れてしまった男みたいに
妙に明るくってきれいだ
傘をさしている人が
どんどん通り過ぎて行くんだ
この景色を映画のフイルムのように感じて
巻き戻したくなるんだ
過ぎて行ったひとりひとりの名前を
友達だったみたいに知りたくなるんだ
色とりどりの花の中で
何もかも忘れてしまった男みたいに
幸せとは
出会いの数から
別れの数を引けば
一、余ること
不幸せとは
出会の数から
別れの数を引くと
何も残らないこと
しかしどんなに不幸でも
マイナスにはならないね
最後には
誰でも別れるんだね
自分とね
死ぬってことの本当の意味は
そういうことだろうね
出会いの数から
別れの数を引けば
一、余ること
不幸せとは
出会の数から
別れの数を引くと
何も残らないこと
しかしどんなに不幸でも
マイナスにはならないね
最後には
誰でも別れるんだね
自分とね
死ぬってことの本当の意味は
そういうことだろうね
真冬に真黒に煤けた男は
目のやけにきれいな男だったね
地下道ですれ違ったとき
眼が合ってさ
奴と自分の生きているという
3.2.1.メートル
距離の狂いから腹の底から
不気味に笑いあげるものがいて
おれが笑ったさ
笑っている間だけは
おれは正気だったね
まとも
とは何だろう?
すましていられることさ
詩なんか書いてさ
目のやけにきれいな男だったね
地下道ですれ違ったとき
眼が合ってさ
奴と自分の生きているという
3.2.1.メートル
距離の狂いから腹の底から
不気味に笑いあげるものがいて
おれが笑ったさ
笑っている間だけは
おれは正気だったね
まとも
とは何だろう?
すましていられることさ
詩なんか書いてさ