papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionJapanTour2007~後書き~14

2008年05月29日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き13~の続き

7月24日(火)、今日は神戸でライブ。テントを這い出して、人も少ないキャンプ場で朝食の準備。天気は快晴。夏の日差しもギラギラ一気に目が覚める。朝食後、ライブまでの暇つぶしに、キャンプ場近辺をトレッキングする事にした。
早速、キャンプ場のすぐ側にあるトレッキングコースに出かけて、山を上る。
山には羅漢石仏と感状山城跡という観光スポットがあり、上り始めて少しして羅漢石仏があった。羅漢石仏はユニークな顔立ちの石仏で、岩屋の中に佇んでいる。
何のためにあるのか?理解できないところもあったけど谷川沿いにある古い石仏は親しみがあった。石仏の側には亀石という大きな切石もあり、看板に浦島太郎と書いてある。1年前にお遍路を廻った時、道中沿いに湧水とかへんろ石、石仏があって、そんな雰囲気を思い出すような風景だった。
キャンプ場を下りると集落があり、田園風景も広がっていて、田舎といっても昔から豊潤な土地だったんだろうなと、想像できる穏やかな地域。江戸時代辺りには相当潤っていたと思う。
個性豊かな羅漢石仏を見た後、感状山城跡は山の頂上辺りにあり時間が掛かりそうだったので、キャンセルしてキャンプ場に戻った。

お昼まで結構時間がある。テントを畳んで誰もいなくなったキャンプ場、荷物を片付けたり、車に積み込んだりしていると、近所のお母さんが犬の散歩をしていた。
キャンプ場内には誰もいない、広い施設だからか田舎だからか、犬のリードを外して散歩していて、年老いたマルチーズも自由に歩き回っていた。
お母さん「どこから来たの?」僕ら「東京から、車でキャンプ場を廻ってます」
「楽しそうやね」「夏の醍醐味ですから 去年は自転車でお遍路を廻ったんですよ」

「へーお遍路 お遍路を廻って何か良かったことある?」「自然の中で体を動かすのがすごく気持ちよかった」
「あーそうなのー。家の息子は自然に囲まれた田舎におるのに、自然とかキャンプとか全く興味はないのよね・・・」
等と会話(他にも色々話したけど、かいつまんで)を交わしていたら、マルチーズが向こうの方で「早く行こうよ」といった感じで座って待っていた。
お母さんは「すぐ行くからもうちょっと待って」と言ってたけど、待ちきれないマルチーズがとことこ先へ歩き始めたので、しょうがなく「また遊びに来てね」と言って駆け足でマルチーズの後を追いかけて行った。

昨夜テントの中から発見した昆虫は、翌朝既に「俺のテリトリーだ」と縄張りを主張してた。

荷物を車に積んだ後、キャンプ場を後にした。国道は渋滞続きで思うように進まなかったけど、途中からは順調に進み、明石大橋を横目に通り過ぎて、だいたい1時間程度で神戸に着いた。
三ノ宮駅前の車の量は多く、関西ルールの車の動きにあたふたしながら、グルグルと市街地を廻って走り、何とか1時前には車を駐車場に停められた。

早速ライブハウス神戸HELLUVA LOUNGEに行ってみると、まだシャッターが閉まっていたので、近くのファーストフード店で軽くお昼を食べた。
食後、ライブハウスに行って、挨拶をして荷物を入れる。車もライブハウス近くの立体駐車場に入れ直した。
HELLUVA LOUNGEは大きなライブハウスではないが、ステージの床から光る、オシャレというか、いい感じの素敵なライブハウス。
>>続く

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